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自分らしい働き方実験中!IT企業課長代理@育休中

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「それでいいのよ」― 子育てとキャリアに迷うあなたへ

「それでいいのよ」― 子育てとキャリアに迷うあなたへ

こんにちは、4歳・2歳姉妹のワーママACOです。
先日、会社で女性社員向けに「会社役員とキャリアについて語る意見交換会」が開かれ、参加してきました。1グループ6人ほどの少人数で、役員が順番に各グループを回りながら話を聞くラウンド形式でした。
初対面であるものの、子育て中でキャリアに悩む方との意見交換はとても濃く、心に残る時間でした。

役員の方のひと言に涙

ある方が、こんな話をされました。「子育てを優先して仕事を選んできたけれど、これでよかったのかわからない」と。
その言葉に対して、役員の方が優しくこう言いました。「それでいいのよ。その選択は間違っていなかったのよ」。
その瞬間、場の空気がふっとやわらぎ、ほかの参加者の目にも涙が浮かびました。

私はその光景を見ながら思いました。子育てとキャリア、そのどちらも大切にしようとして、日々選択と決断を重ねてきた人たち。「これでいいのかな」と迷いながらも、一生懸命模索してきた人たちにとって、誰かに「それでいい」と認めてもらえることが、どれほど救いになるのかと実感しました。

キャリアを話す場はある?

男性も女性も関係なく、「キャリア」について話す機会って、実はあまり多くないのではないでしょうか。会社でも、家でも、キャリアについて語る場は少ないように思います。
だからこそ、このような「話していい」「聴いてもらえる」場が、どれほど貴重なのかを実感しました。
キャリアの話は、肩書きや職位の話ではなく、「どう生きたいか」「何を大切にしたいか」という価値観の話でもあります。

キャリアの前に「価値観」や「生きがい」を考える

私が改めて感じたのは、キャリアを考える前に、「自分の価値観」や「生きがい」について考える機会が必要だということ。
たとえば、
・私にとって仕事とは?
・家族と過ごす時間に、どんな意味がある?
・どんなときに幸せを感じる?
こうした問いを通じて、自分の軸が少しずつ見えてくるのだと思います。

でも実際には、「あなたの価値観は?」「生きがいは?」と聞かれても、すぐには出てこないですよね。
それは、日々の忙しさの中で、立ち止まって考える時間がないからかもしれません。

どうやって考える時間をつくるか

とはいえ、なかなか考える時間は少ないもの。たとえば、
・信頼できる仲間と対話する
・キャリアに関するイベントに参加してみる
・1人でノートに「大切にしたいこと」を書き出してみる
そんな小さなきっかけからでも、価値観や生きがいを見つめ直すことができると思います。

完璧に答えを出す必要はありません。大事なのは、「自分と向き合う時間をもつこと」。
もっと多くの人が、自分の価値観や生きがいに気づき、「自分で納得できるキャリア」を選べるようになったら、きっと、働くことも、生きることも、もう少し優しいものになるのではないでしょうか。

子育てをしながら働くことに、正解はありません。だからこそ、誰かの「それでいいのよ」という言葉が、心をそっと支えてくれるのだと思います。

迷いながら進むその一歩が、きっとあなたのキャリアになる!

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ACO

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キャリアコンサルタント、プロジェクトマネージャー

プリンセスが大好きな3歳児と、よく食べよく寝る1歳児の姉妹ママです。
出産を経てバリキャリ卒業、セカンドキャリア模索中。育休中に腹筋を割りたい筋トレ女子。

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