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意味なんていらない!「いち、に、さんまのしっぽ」ママが笑って、子どもが笑う

「いち、に、さんまのしっぽ、ごりらのむすこ、なっぱ、はっぱ、くさったとうふ~」
子どものころ意味もわからず歌って笑っていた、あの不思議な歌。
実は、そんな“かぞえうた”の中には、子どもの言葉と感性を育む力が詰まっているんです。
なんだかヘンテコ。でも耳に残る「いち、に、さんまのしっぽ」
この歌は、全国各地で伝わるかぞえうた・わらべうたのひとつです。地方によって少しずつ歌詞は違いますが、私は次のような形で歌ってきました。
いち、に、さんまのしっぽ
ごりらのむすこ
なっぱ、はっぱ、くさったとうふ~
数を数えるようで、途中からは意味不明。「なんでゴリラ?」「なんでくさったとうふ?」とツッコミたくなるような内容ですが、そこが子どもたちにはたまらなく面白いポイント。子ども同士で大笑いしながら繰り返し歌ううちに、自然とリズムと言葉の感覚が身についていきます。

これが令和版!? 娘が覚えてきたのは私が知っているのとはちょっと違った!!
いち、に、さんまのしっぽ、ごりらのむすこ、なっぱ、はっぱ、くさったとうふ、とうふはしろい、しろいはうさぎ、うさぎははねる、はねるはかえる、かえるはみどり、みどりはきゅうり、きゅうりはながい。
↑ここまでは同じでした。
この後、「ながいはえんとつ、えんとつはくらい、くらいは…」となるかと思いきや、
「ながいはへび、へびはこわい、こわいはゆうれい、ゆうれいはきえる、きえるはでんき、でんきはひかる、ひかるはおじさんのてかてかあたま(※子どもたちのアレンジだそうです)」
えぇ~なんか違う~(笑)

ナンセンスこそ、言葉の世界を広げる
大人の目から見ると「意味のない言葉」や「くだらない語呂合わせ」に見えるかもしれません。でも、子どもにとってはそれが最高の刺激。言葉遊びの中で「音の響き」「リズム」「語感の面白さ」を感じることが、実は言葉の感性を育てる第一歩なんだとか。
「さんま」と「しっぽ」や、「なっぱ」と「はっぱ」のように、似た音が続くことで、子どもは“ことばの音楽”を楽しんでいるように思えます。

親子で一緒に笑う、声の時間を
現代の子育てでは、スマホや動画の音楽が身近にあります。でも、わらべうたには“生の声”でしか味わえない温かさがあります。
親が歌って、子どもが真似して、顔を見合わせて笑う。そんな瞬間が、子どもにとっての安心の記憶につながる気がします。
たとえ少し恥ずかしくても、「いち、に、さんまのしっぽ、ごりらのむすこ~」と歌ってみてください。意味がわからなくても、笑い声があふれる時間こそが、何よりの宝物です。
あら?
歌ってみたくなりましたか?笑


























