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「子どもが小さいのに行くの?」初めての1泊出張で気づいたこと

この秋の3連休、私は初めて双子と丸2日離れて、仕事の出張へ行ってきました。
行き先は秋田県南秋田郡五城目町。全国各地の朝市団体が集まる「全国朝市サミット」への参加です。勝浦朝市の広報として、全国の朝市団体と意見交換や発表を行う貴重な機会でした。
出張が決まったときはワクワクしたのに、当日が近づくにつれて「本当に大丈夫かな?」という不安も。
月2回、ダンスの仕事で寝かしつけをパパにお願いすることはあっても、「朝起きたらママがいない」というのは初めて。泣かないかな?寂しがらないかな?とドキドキしながら前夜を迎えました。
出発の朝、まさかの同時覚醒事件
		前日の夜は「明日はお仕事で行ってくるね」とたくさんハグをして就寝。
でも、朝5時にそっと起きようとしたら……
モゾモゾ、2人同時に動き出す。「まさか起きる!? 」と思って布団の中で15分間静止したのにも関わらず、離れた瞬間に見事に起床!笑
まるで察知能力が動物レベル。子どもってこういうとこありますよね。笑
	
留守中は「チーム家族」で大奮闘
		留守中はパパを中心に、近所の実家と兄・姉家族にもサポートしてもらいました。
パパの仕事場の畑に子どもたちを連れて行ったり、帰省中の姉家族と一緒に過ごしたり。寝泊まりだけは自分の家でパパと一緒に。
テレビ電話は余計に寂しくなるといけないと考え、基本的にはしないようにしていましたが、夫から送られてくる写真や動画で私が安心させてもらっていました。
	

出張先での「ひとり時間」に気づいたこと
		日中は忙しくて寂しさを感じる暇もなし。夜も仕事のまとめをしていたら、あっという間に寝落ちでした。
でも、ビジネスホテルの部屋でふと感じた“静けさ”に、久しぶりに心が満たされるような感覚がありました。
独身時代、1か月名古屋でビジネスホテル暮らしをしていた頃。背伸びをして東京・広尾に住んでいた頃。世界一周の途中、夜にその国の言葉や文化を学んでいた頃。
「母でも妻でもなく、私だった時間」を、少しだけ思い出しました。
	

帰宅の夜、裸ん坊で抱きついてきた双子
		飛行機の遅延に渋滞も重なって、予定より2時間遅れで帰宅。ちょうどお風呂タイムで、裸ん坊のまま2人が飛び出してきて「会いたかったよ〜!」と涙目で抱きついてきました。
その姿に、こちらも思わずうるうる。息子は「ママがいなくてさみしかった」と感情を爆発させ、娘は「お土産ちゃんと買ってきた?」と現実的(笑)。それぞれのリアクションに成長と個性を感じました。
	

離れて気づいた「自分の時間」と「家族のかたち」
		今回の出張で強く感じたのは、「自分の時間も大事」だし、「子どもを理由に諦めないでいい」ということ。パパも、子どもたちも、それぞれの立場でたくさん頑張ってくれた。
そのおかげで私も「ママだから」ではなく、「私だから」挑戦できた。そんな感覚が心に残りました。
	
伝えたいこと
		子どもが小さいと、「ママなのに行くの?」と言われることもありますよね。でも、ママもひとりの人間。誰かのために生きるだけじゃなく、自分の“やりたい”を大切にしてもいい。
家族みんなで支え合いながら、子どもも大人も、それぞれの夢を尊重できる関係がいちばん幸せなんじゃないかな。そう感じた出張でした。
	

離れてみて気づいたのは、「家族でいる時間」の尊さと、「自分でいる時間」の大切さ。
どちらも、ちゃんと持っていいんだと思えました。


























