１週間熱が下がらず長い闘いに… 大流行のアデノウイルスに気を付けて！

アデノウイルスって？

いわゆる「風邪」といわれても理由は様々。
RSウイルスやヘルパンギーナなど、いろいろなウイルスに感染することで症状が起きるわけですが
アデノウイルスもそのひとつ。

ほかの風邪同様、インフルエンザのような特効薬がなく、
かかってしまったら対処療法で自然治癒するまで待つしかないんですが…

これがとにかく長い！！

午前中は元気なのに・・・

最初は軽い咳からはじまった息子のアデノウイルスとの闘い。

もともと喘息気味なので、咳をしていること自体はそんなに珍しくなく
季節の変わり目だしなーくらいに考えてマスクをさせていたのですが
どうもいつもの咳とは違う、
乾いたような、犬が吠えているみたいな、とにかく痛そうな咳。
クリニックにかかると気管支炎と診断され、咳止めを処方されてその日は帰りましたが
次の日の午後になって高熱が！
それまで元気だったのに突然ぱたっと横になって、寝たのかな？と思って触ると３９度まで熱が上がっているものですからびっくり。
さっきまで普通に遊んでたのに？！

熱が出たということでもう一度発熱外来を受診。
新型コロナウイルスとインフルエンザの検査と併せて検査をしたとろ
そのどちらも陰性、アデノウイルスで陽性が出ました。

解熱剤でとりあえず下げるものの、夜中になるとまた高熱。

次の日の朝起きるとスッキリした顔をしているので
「良くなったかな？！」と思っていても
午後になるとやっぱり急に３９度超えの熱が出て、というのを繰り返しました。
この熱との闘いが本当に本当に長かったです。

「熱が１週間」のしんどさ

アデノウイルス感染症の特徴は、「目が充血する」というものだとなんとなくイメージがあった私。
ところが、息子の場合充血どころか目ヤニもなく、
ひたすら咳と鼻、そして発熱、とにかく熱でした。

しかもその発熱が1週間続くという…
ずっと上がりっぱなしではないものの、
午後になると毎日３９度、４０度の高熱が続くので
だんだんと体力が失われていきます。

「僕、なんでお熱が出てるんだろう…僕もわかんないんだよ…」と
力なくつぶやく姿は本当にかわいそうでした。

ネットで検索すると「一週間以上熱が続くようであれば入院」と書かれているものもあり
入院しないといけないの…？と不安になった１週間。

幸い、息子の場合は１週間と１日発熱が続いたあと
徐々に下がるわけではなく、すんなりと熱が引き
アデノウイルスとの長い長い闘いが終わったのでした。

看病する側も徐々に疲れがたまっていきます

同じころ、小学生の娘のクラスではインフルエンザが流行っていたので
同時感染は避けたいと思って娘と息子で隔離することに。

夜は息子の横に私が添い寝をしていたのですが
止まらない咳と、高熱にうなされる息子に何度も起こされ
鼻をかんだり、解熱剤を飲ませたり、氷枕を変えたりと　それが一週間以上続くので
徐々に体力が失われていき…

な、割に
私に全然移らないじゃん？私って強い？
なーんて思ったりもしましたが（笑）

後半は耳が痛くなってしまい
耳鼻科に行ったところ、中耳炎を診断されてしまいました。
これがアデノウイルスによる合併症かどうかはわかりませんがそういう場合もあるのだとか。
幸い私は抗生剤を飲んですぐに治りましたが、
看病する側も注意が必要です。

予防して感染拡大を防ごう！

アデノウイルスに感染したあとは、そもそもの熱がなかなか下がらないうえに
熱が下がっても２日間は登園してはいけないことになっているようです。
ですが、我が家の場合熱が下がってからも体力の低下が著しく
トランポリンでちょっとはねただけで息切れ、
ちょっとお散歩しただけでぐったり、と
完全にもとに戻るまで３日ほどかかってしまいましたし
すっかり痩せてしまい、椅子に座ると「おしりが痛い」と言うまでに。かわいそう…！

もう絶対にかかりたくない！と痛感したアデノウイルス。
ところが、今後何度でもかかる可能性があるということに震えました…っ！

新型コロナウイルスやインフルエンザと同じで、
咳やくしゃみを吸い込んで感染する「飛沫感染」と、
ウイルスがついた手や指を介して「接触感染」するウイルスなので
石鹸の手洗いとうがいが結局一番大事なんだなと再確認。

ありとあらゆるモノが流行している今なので
今一度手洗いうがいをしっかりして
いろんなウイルスから身を守りたいですね！