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我が家の前に見知らぬ車が…!突然の無断駐車トラブルと驚きの真相

この1年間を振り返っていたとき、思い出した我が家の最大の事件。
それは「家の前に見知らぬ車が乗り捨てられていた」出来事です。
すでに解決済みですが、「これは他人事ではない」と改めて実感したので、体験を共有します。
土曜の夕方、家の前に突然“見知らぬ車”が…!
この日は珍しくパパが休日出勤。車で職場に行っていたため、駐車スペースは空いていました。
在宅メンバーは私(母)、小3長女、年長次女の3人。
午後5時頃、2階の窓から外を見た次女が言いました。
「ママ!黒いクルマが停まってる!」
外を見ると、我が家の敷地内に見知らぬ黒い車が。しかも我が家とお隣の敷地にまたがって斜めに停まっている状態でした(我が家:お隣=9:1)。まさに異様な停め方!
運転席側の窓も開けっぱなし。人の気配はありません。
鍵もドアも開いたまま…まるで乗り捨て?
外に出て確認すると、ドアは施錠されておらず、ダッシュボードには鍵らしきものが。
まるで「乗り捨てられた車」そのものでした。
近くで遊んでいた近所の小学生がいたので、もしや…!と思い、車について聞いてみると、「車の持ち主らしき人が車を停めて、歩いていった」とのこと。
すぐにパパへ連絡し、パパが警察に通報。私はお隣にも状況を伝えました。
警察が動くも連絡つかず…私有地の無断駐車はどうなる?
午後6時半頃、警察官が到着。車の持ち主は判明したものの、連絡は取れず。
私有地のため、勝手に移動させることもできず「持ち主が現れるまで放置するしかない」とのことでした。
突然の見知らぬ車の登場に5歳の次女は恐さを感じたようで半泣き状態でした。
その後、パパが車で帰宅。いつもの場所には駐車できないので、横の方に駐車しました。
ついに車の持ち主の正体が判明!その理由に驚愕
午後9時半頃、子どもたちの寝かしつけをしているところに、別の警察官が誰かを伴って再び来訪しました。
その方は、車の持ち主のご家族だと判明しました。
実は車の持ち主は認知症を患っており、無断で車を運転し、我が家に駐車してしまったとのことです。
その後、近くの公園で徘徊していたところを保護され、警察の対応で我が家の通報と結びつきました。
なぜ我が家に?乗り捨ての“意外な理由”
車の持ち主は近くの幼稚園にゆかりのある方で、幼少期をその敷地内で過ごしていたそう。
懐かしさから当時の記憶に引き戻され、幼稚園近くの我が家に停めてしまったのではと推測されました。
土曜日ということで園児の姿もなく、事故につながらなかったのは不幸中の幸いでした。
薬剤師として感じた、認知症と運転のリアルな課題
今回の件を通して、「認知症と運転の問題」は決して他人事ではないと感じました。
私は薬局で薬剤師として働いており、認知症のある方を多く見かけます。
薬を服用している方は症状が安定している場合もありますが、治療や支援が十分に届いていないケースもあります。
薬剤師が在宅訪問して服薬の介助を行う仕組みもありますが、制度的な壁があり、すぐに対応できない現状です。
今回の「認知症による運転トラブル」は幸い大事には至りませんでしたが、一歩間違えれば命に関わる問題。
家族だけでなく、社会全体で支援していく必要があると強く感じました。
まとめ
突然の無断駐車は誰の身にも起こり得ます。
今回のように「認知症による行動」だったとしても、巻き込まれた側にとっては重大な出来事です。
しかし、背景を知ることで、社会として支えるべき課題が見えてくるのではないかと思いました。

困っている人に適切な支援が届く世の中になりますように!


























