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あなたも5分で小林一茶!?超簡単に俳句を詠んでみよう!
いきなり俳句を詠んで、と言われても
難しそう、堅苦しそう、つまんなそう、
ていうか俳句って575だっけ57577だっけ
よく知らないし…(ちなみに575が俳句ですヨ)
そんな風に思いませんか?
私は、思ってました!
でもね、
もとより日本語、日本人にとって
7文字や5文字というのは相性が良いといいますか
すんなり耳に入ってくる、心地よいリズムらしくて。
古くから歌われているわらべうたにも「はないちもんめ」というものがありますが
その中に出てくる「相談しましょそうしましょ」も7文字&5文字です。
(これ、娘に聞いたら「相談しよう、そうしよう」だと言われたんですがみなさんどっち派ですか?!笑)
実は普段の生活にもひそんでいる「7文字&5文字」
そんな聞いていて心地の良いリズム、
普段の生活にも7文字&5文字ってしみ込んでいるんですね、
例えば…
座席はつめて座りましょう とか。
わからない人、手をあげて なんてどうでしょう。
燃える・燃えない・資源ごみ もアリですね。
除菌消臭ファブリーズ も!?
予約していたサトウです …そろそろ苦しいかな?!(笑)
めちゃめちゃ生活感のある文章ばかりですけど
でもこれ全部7文字&5文字の短文。
さていざ歳時記を開いて季語を探してみましょう!
そんな7文字5&文字(または5文字&7文字)の文章に
5文字の季語をくっつけてみたら
俳句になるんじゃないの?!
というのが
「十二音技法」という俳句の作り方…です、超簡単に言うと。
もっと知りたい!という方はぜひ
「十二音技法 俳句」で検索してみてくださいませ。
季語は「歳時記」という季語の辞書に一覧があります。
それってこの季節の季語なんだ!なんていう言葉もあるので、読んでいるだけでも楽しいですよ♪
たとえばこんな感じです。
「ばきりと音のする背中」+冬の季語「卵酒」= 卵酒ばきりと音のする背中
これで俳句の完成です。
これならできそう!
この十二音技法というのが俳句を滅ぼすとか、邪道だとか言う方もいるようですが
入り口としてはなかなか面白く、
俳句は全く作ったことがなかった私、
学生時代にこの十二音技法にドはまりし、
「青の会」というある句会に入り浸っていました。
その後も十数年がたっていますが
時々思いついてはノートの切れ端に思いついた7文字5文字をメモしていました。
育児ネタもいろいろあります。
ごはんは座って食べましょうとか
脱いだ靴下片付けてとか。
パンツを履いてから遊べとかね…(男子育児あるあるですよね!?)
俳句として作品を仕上げたいというよりは
癒し、慰め、愚痴、つぶやき…そんな感じで。
つぶやきといえば
そういえば、先日イーロンマスク氏が「ツイッターは日本中心」と発言していたのが記憶に新しいですが
日本でのツイッター利用率の高さが物語っているように
日本語を使う人というのは1行2行に気持ちや伝えたいことを込めたい傾向にあるのかもしれませんね。
先日の句会で出されたお題は「雪女郎」(ゆきじょろう)。
雪女郎って何って思いますよね。
私も初めて聞く単語だったんですが(笑)雪女のことだそう!
ここに私のメモの端に書いてあった「マスクの外側だけが顔」…コロナ禍の初期に思ったつぶやきです…をくっつけて
雪女郎マスクの外側だけが顔 と詠みました。
あっ、なんか俳句っぽくなったんじゃない?!(嬉
単なるメモの切れ端がちょっぴりちゃんとした作品ぽくなることで
自分の気持ちが昇華されたような消化されたような。
そんな風に、“つぶやき”のツールとして
俳句があっても楽しいと思うんですよねぇ。
興味を持ってくださったかたはぜひ
5文字の季語+7文字&5文字で、詠んでみてくださいね。
そこから本格的な俳句ライターになるのもよし。
おーいお茶に投稿してみるのもよし。
私みたいに永遠と入口にとどまるのもよし。
お子さんならこの先「俳句甲子園」に出るのを目指すのもよし!
俳句って、年齢関係なく楽しめるモノなので
それをきっかけに新しい分野の人や世界に触れあえるチャンスでもあります。
ふと思いついたあんなことこんなこと、に ちょっぴり季語をプラスして
俳句に思いを乗せてみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
Have a nice day!!