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中間子症候群とどう向き合う?3児ママのリアルな工夫

我が家には3人の子どもがいます。長男はとても手がかかり、次男はまだ1歳で目が離せない。どうしてもその2人に注意が向いてしまい、真ん中っ子である娘のケアが手薄になってしまうことがありました。
「中間子症候群」という言葉を耳にしたとき、まさに娘のことだと感じたのです。そこで今回は、実際に取り入れている「真ん中っ子への特別な時間づくり」の工夫をご紹介します。
中間子症候群とは?
• 真ん中っ子が「親から十分に注目されていない」と感じやすい心理的傾向。
• 病気ではなく、家族内での立場から生まれる心理的特徴。
• 孤独感や劣等感を抱きやすい一方で、協調性や柔軟性、独立心が育ちやすいという強みもある。
我が家の場合も、初めての経験ばかりで手のかかる長男、まだ赤ちゃんのため手のかかる次男に挟まれた娘は、「なんとなく上手くできてしまう」ためにケアが手薄になりがち。でも3人とも私の大切な子に変わりはなく、娘には孤独感も劣等感も感じて欲しくはありません。限られた時間の中で、母である私に何ができるのか…と考えた末に実行しているのが以下の2点です。
1. お風呂での特別タイム
夫が家にいる日、夜は娘と2人だけでお風呂に入ります。髪を丁寧に洗って、トリートメントをして、お風呂上がりには保湿クリームを塗ってあげる。髪を丁寧に乾かしてあげる。ほんの数十分ですが、娘にとって「自分だけが特別に大切にされている」と感じられる時間にするよう努めています。
時には向かい合って、抱きしめるような体勢で髪を洗ってあげることもあります。
2. 就寝前のおしゃべり
布団に入ると、娘は幼稚園のお友達の話をたくさんしてくれます。
「○○ちゃんと遊んだの!すごく楽しかった!」
「△△くんがね、こんなこと言ってたんだよ」
そんなふうに目を輝かせながら話してくれるのです。私はただ隣で聞いて、時々「楽しそうだね」「仲良しなんだね」と返すだけ。これが娘にとって安心できる習慣になっています。
この習慣で感じた変化は…
• 娘が以前よりも笑顔で過ごす時間が増えました。
• 「ママ、聞いて!」と自分から話しかけてくれるようになりました。
• 幼稚園での出来事を振り返ることで、娘自身が気持ちを整理できているように見えます。
工夫してよかったこと
• お風呂後に「どのクリームを使う?」と娘に選ばせることで、さらに特別感が増します。娘のお気に入りは、ぷるぷるゼリー状のローション!
• 就寝前に「今日一番うれしかったこと」を一緒に振り返ると、ポジティブな気持ちで眠れます。
真ん中っ子は、兄弟の間でどうしても「見過ごされやすい」立場になりがちです。だからこそ、意識的に「2人だけの特別な時間」を作ることが大切だと感じています。お風呂や就寝前のおしゃべりといった小さな習慣が、娘の安心感と自己肯定感を育て、親子の絆を深めてくれているのを感じます。
同じように「真ん中っ子のケア」に悩む親御さんにとって、少しでも参考になれば嬉しいです!

























