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【薬剤師解説】大流行のインフルエンザ!お薬は錠剤?吸入?どのタイプが服薬しやすい?

【薬剤師解説】大流行のインフルエンザ!お薬は錠剤?吸入?どのタイプが服薬しやすい?

インフルエンザ大流行中ですね!薬剤師をしている私の職場の薬局にも毎日のようにインフルエンザの患者さんが処方せんをもって来局されます。お薬を渡す際には、まずインフルエンザで間違いないかを確認し、その後、処方されたお薬をきちんと服薬できるか確認します。子どもなら尚更です。せっかく処方された薬を服薬できなければ元も子もありません。
さて、薬局で扱っている主なインフルエンザのお薬は以下の4種類です。
・タミフル
・リレンザ
・イナビル
・ゾフルーザ
それぞれの特徴を、主に服薬の仕方に焦点を当てて簡単にまとめてみました。

タミフル(オセルタミビル)

◾️剤型:カプセル、粉、錠剤
◾️服薬期間:1日2回 5日間
タミフルは一番広く知られているインフルエンザのお薬ではないでしょうか。発売当初はカプセルと粉しかなかった剤型も、いまやジェネリック医薬品にはカプセル、錠剤、粉もあります。粉は苦味があるので、チョコやアイスなどに混ぜて飲むのがオススメです。5日間飲むので、毎日飲んでいる方が安心する!といった方にオススメです。

リレンザ

◾️剤型:吸入
◾️服薬期間:1日2回 5日間
リレンザは実はタミフルより早く発売されたお薬なんです(数ヶ月ですが…。)。ブリスターを専用機器にセットして吸入するタイプです。次にご紹介する同じ吸入タイプのイナビルが発売されてから、あまり処方を見かけなくなりました。

イナビル

◾️剤型:吸入
◾️服薬期間:1日1回 1日分
ここにきて、1日1回・1回使い切りのイナビルが登場しました。メリットは1日1回で終わること!デメリットは吸い込む粉がやや苦味があること、粉の量が意外とあるので、ある程度吸い込む力が必要なこと。裏をかえせば、苦い粉が苦手、自分で吸い込めない、むせやすいなどの子はあまりオススメできません。吸い込めるかどうか不安な場合は、吸い込むことができるかチェックできる練習用の笛があるので、お薬を受け取る前にそちらでチェックしてもらうのもいいかもしれません。

吸い込む力があるか確認できる練習用の笛

ゾフルーザ

◾️剤型:錠剤
◾️服薬期間:1日1回 1日分
ゾフルーザが一番新しいお薬ですね。メリットはイナビルと同じく1回で終わるところ。ただ、チャンスが1回きりなので、逆に錠剤がうまく飲めなかったり吐いてしまったりするとアウト!きちんと錠剤が飲める小学生くらいがオススメです。

まずは予防を第一に!

インフルエンザ流行っていますね。今回はインフルエンザのお薬の服薬方法についてご紹介しましたが、まずはかからないことが大事ですよね!マスクやうがい手洗い、消毒を徹底し、規則正しい生活をするように心がけましょう。

インフルエンザ罹りませんように!

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薬局薬剤師

小3と年長の姉妹、パパの4人家族。趣味はカフェめぐりとクレイフラワー制作。週4で薬局薬剤師。薬剤師をしていて感じたことを【調剤薬局の舞台裏】シリーズとして発信!

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