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グレーゾーンの8歳息子&3歳娘に翻弄されるワンオペママ

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「仲間に入れてもらえない…」小児発達の病院で人間関係の悩みを相談したら

「仲間に入れてもらえない…」小児発達の病院で人間関係の悩みを相談したら

ジェンダーレスの世の中なので「男の子はこうじゃなくちゃ」「女の子はこうあるべき」といったことが言いたいわけではないのですが、やっぱり性の違いによって育てる側の悩みも異なってくるのかな、と日々育児をしている中で感じています。
9歳の長男は誰とでもすぐにお友達になれる社交性たっぷりの子で、元気で活発なお友達が周りに多かったことから喧嘩に巻き込まれることが多かったです。
4歳の長女は女の子特有というか「仲間に入れてって言ったのに入れてくれなかった」「遊ぼうって言ったのに、他のお友達と遊ぶから嫌って言われた」と言うことが徐々に増えてきました。
親として長女にどのような声をかけてあげるのがいいのか。定期通院中の発達を診てくださる病院で主治医の先生に相談してアドバイスをいただいたので、同じ悩みを抱えている方の参考になると幸いです。

年少の人間関係

我が家の長女が通う幼稚園では、年少にしてすでにグループができてきています。そのグループの仲良しなお友達の中でも昨日は仲良く遊べなかったのに今日は仲良く遊べたり、意見が割れて「もう一緒に遊ばない」となったと思えば「一緒にお外に行こう」と遊びに誘ったり…とにかく皆、自己主張が強く自分の気持ちと相手の気持ちがマッチせずに上手くいかない場面が増えてきたように思います。
もちろん自己主張は大事なことだし、自分の気持ちを相手に伝えるのも大切なこと。ただ伝え方がストレート過ぎて「あの子とは一緒に遊ばない」「背が大きい子は仲間に入れてあげない」「あの子はいいけどこの子はダメ」といった表現の仕方も増えてきており、親としては非常にハラハラしています。

お互いの気持ちがマッチすれば仲良く楽しく遊べるのに、その日の気分やお休みの子の有無によっても目まぐるしく人間関係が変わる日々。我が家は男の子よりも女の子の方がお友達との『人間関係』が難しいなとリアルタイムで感じています。
もちろん一概には言えない部分だとは思いますが、思い返せば女の子特有の『仲良しグループ問題』は私が子どもだった時代から続くもので、男の子のお友達付き合いよりねちっこくて大変なイメージ。それは令和の今も変わらないものなのかな、と感じています。
長女が言われる側になる時もあれば言ってしまう側になることももちろんありますし、お互い様だってこともわかってはいますが、親になった今「遊ぼうって言ったのに、仲間に入れてもらえなかったの…」と肩を落として話す長女に、どのように声をかけたらいいのか。最近の私の悩みの一つです。

主治医の先生からのアドバイス

1歳半検診で一人歩きができずに引っかかった長女は、3ヶ月毎に小児の心身発達専門の病院を受診しています。もうすぐ通院して約3年。今回の受診ではずっとお世話になってきた主治医の先生に『お友達との人間関係』について相談してみました。

先生の見解では、まだ言葉のボキャブラリーが少ない時期だから「嫌」「ダメ」「仲間に入れてあげない」といった相手の心に響きやすい言葉が出てしまうのは仕方がないこと。そういった場面に出くわしてしまった時に、その場にいる大人が仲介に入ってそれぞれの気持ちを代弁してあげるのがいいのではないか。親の立場だと幼稚園にずっといてみていられる訳ではないので、担任の先生に現在の状況を伝えてそういった場面に出くわした時には仲介していただいたり、日頃の様子を共有するのがいいのではないか。
また子どもからそういった話を聞いた時につい「こうしたらいいんじゃない」「ああしてみたら」と親は言いがちだけれど、あまりアドバイスをしすぎるのは良くない。まずは子どもの話をよく聞いて『悲しかった』という想いを受け止めてあげるだけでオッケー。一番大切なことは子どもが『こんな風に言われて、こんなことがあって、悲しかった』という気持ちを表出することが大切。それが今はできているから『悲しかった』という想いをしっかり受け止めてあげて、これからもたくさんお話を聞いてあげてね、と言われました。
そして年少にして人間関係に悩むようなら、小学校に入ったら更に大変そうだね。でもそれだけ心も成長してるってことだから、順調な証拠でもあるね、とも言われました。

親としてできること

先生からのアドバイスは長女の性格や発達特性といったものを加味したものなので、全ての子に当てはまるものではないかもしれませんが『子どもの気持ちを受け止める』こと。そして『子どもの感情を表出させること』ってとても大切なことだと改めて感じました。
私の場合、我が子が困っていたら親として「何かいいことを言わなければ…!」とついあれやこれや要らぬアドバイスをしてしまっていたな、と反省。そんなアドバイスより『子どもの気持ちに寄り添うこと』『子どもの気持ちを受容すること』それが親として大切なことだったと気づかされました。そして先生は私の性格までも見透かしているなと改めて感心しました(笑)
「仲間に入れてもらえなかった」と肩を落とす長女に何を言おうかあれこれ考えるより、まずはぎゅっと思い切り抱きしめて園での生活を頑張ってきたことをたくさん褒める。そしてたくさん長女の話を聞く。当たり前だけど我が子の悲しむ姿を前につい疎かにしてしまっていたことだったので『気持ちに寄り添う』ことを大切にしながら親子共々成長していきたいなと感じました。

いくつになっても悩める人間関係。
この記事が悩んでいる方のヒントになると嬉しいです。

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北海道

つばき

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グレーゾーン子育て中

言葉の遅れ&精神面のムラあり息子(小3)、独歩開始時期が遅く慎重派すぎる娘(年少)、夫、義父、基本ワンオペな私、でチームつばき家!の療育・食育・日常生活

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