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世界一幸福な国フィンランドの育児「友達を作るな」の意図と理由

世界一幸福な国フィンランドの育児「友達を作るな」の意図と理由

私は広告会社に勤めながら5歳娘・3歳息子の育児にバタバタな日々を過ごしているのですが、先日「フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか」という本を読みまして、色々ワークライフバランスを考えさせられた次第です。
その本に関する考察と付随して調べていたフィンランドの育児への考え方に関するブログです。もし良ければお付き合い下さい。

フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか

世界幸福度ランキング1位の常連フィンランドは、有給消化100%・平均睡眠時間7時間半・夏休み1か月、と日本では信じられないような働き方が実現できている国で、子育て世代も含め同じような働き方が出来ているとのこと。
大前提としてフィンランドには日本のように労働に長時間捧げるという価値観がそもそも存在せず、ほとんどの人が16時~16時半に退社するのが一般的で、子がいる父親が18時過ぎに帰ろうものなら父親失格といったレベルのようです。

上記前提を元にした時に、短時間で生産性を上げる必要があると思いますが、その効率を上げられているポイントとして日本との大きな違いは「年功序列がない」「常に学び続ける姿勢がある」といった点があるとのこと。年功序列がないので優秀な成果を上げれば若い人にも裁量権が与えられ、だからこそ結果を出すために皆資格など何かしら「学び続ける」ようです。年功序列ではなく能力で判断するということはつまり生産性が低い社員は突然のレイオフなどもあり得るようで、日本より失業率が高いといった状況もあるとのこと。

とても良書だったので、ご興味ある方是非読んでみて下さい

学び続ける姿勢の大切さ

「フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか」を読んで一番考えさせられたのは「学び続ける姿勢」です。勉強をしない子どもに対して良く「勉強しなさい」と言うよりも、親自身が勉強して学んでいる背中を見せる方が効果がある、という話を良く耳にします。

今年、G検定というAI系の資格取得にチャレンジして2か月ほどみっちり勉強して無事合格できましたが、40代になった今だからこそ改めて勉強し続けることの大切さを学びました。
子どもが学ぶ子になるかは親の背中次第…背筋が正されますね。

フィンランドの育児「友達を作るな」

このフィンランドに関する本を読み、気になったのでフィンランドに関して色々調べていったところ「ん?」と気になる動画に出会いました。

「幸福度世界一フィンランドの親が子どもに“友達を作るな”と教える深すぎる理由」

1年生になったら友達100人出来るかな?といったたくさん友達を作ろうといった価値観の強いほとんどの日本人が「え?」と思うのではないでしょうか?

友達を作るなと教える理由

フィンランド人の親が友達を作るなというのは「みんなにあわせるな」「孤独を怖がるな」といった趣旨から言われるようです。つまり、孤独の時間こそが強い自分の人格が作られるという考え方を持っているとのこと。
友達に囲まれた子は一見楽しそうに見えるものの、常に他人に囲まれた環境だと「自分で考える力」が育たず、逆に静寂の中で考える時間こそが知性を磨く時間であり、孤独=成長しかない、と考えているようです。

日本が学校でまず「協調性」を教える一方で、フィンランドでは「個性」を育てているということですね。日本の子どもたちは周りと同じような環境に安心する一方で、フィンランドの子どもたちは「違うから面白い」と考える傾向にあり、他人と比べて疲弊する子が少ないとのこと。

「友達を作るな」は「孤独に生きろ」ということではなく、「群れの中で本質を見失うな」「自分を中心に置け」という意味で、自分を持った上で人と繋がりなさいということ。
今の日本人に足りないモノの1つのような気がしますね。

最後に

フィンランドの働き方や国民性や育児に対する姿勢いかがでしたでしょうか?

私はなるべく世界の価値観に触れるようにしていて、そうすると「おかしい日本の当たりまえ」に気付けたり、世界の良い価値観に自分をアップデートできるからです。
今は子どものために育児を中心に世界の価値観に触れるようにしていますが、この世界の価値観に触れるという行動自体も子どもたちに伝えていきたいなと考えています。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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浅田伊佐夫

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広告会社勤務サラリーマンパパ

5歳(女)3歳(男)。育休を取得し、育児の素晴らしさと大変さを体感。「男性が当事者として育児をするのが当たり前の社会」を目指し、父目線の育児ブログを発信中。

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