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先生どうしてる?インフルに胃腸炎、保育園での感染症対策とは!

今年は例年より早くインフルエンザの流行期を迎え、予防接種を打つ前にかかってしまった!なんて話もちらほら聞きます。できればかかりたくない感染症。保育園に預けているママにとっては、とってもイヤな季節ですよね。いつ子どもが熱を出すかハラハラドキドキ。園で流行ってきてるかな?どうかな?お友達がお休み?うちも秒読みかな…など、心配も分かります。そこで、保育士がどんな風に園で感染症対策をしているのかを知ってもらいたいなと思います!
朝の健康観察と感染対策の指導
毎朝、どこの園でも「朝の会」のようなものを行うと思いますが、うちの園では朝必ず健康観察をします。未満児さん(0、1、2歳児)は、自分で体調を伝えるのが難しいので、保護者の方からの伝達をもとに一人一人確認を取ります。以上児さん(3、4,5歳児)は、お名前を呼び、出席確認の際に、自分の口で体調が悪いところがあれば言ってもらいます。そこで、「鼻水が出ます!」「少し咳が出ます!」「変わりないです!」など一人ずつ確認していきます。毎朝の子どもたちの状況を把握するところから始まります。
その時間に、感染症の話もします。手洗いうがいの大切さ以外にも、咳をするときはどうしたらいいんだっけ?鼻水は袖で拭いていい?などクイズ形式で聞いていきます。咳をしたと時に手で口を覆ってするのは正解、その後その手はどうする?など、一歩踏み込んだ質問もしています。鼻水が手についたときは洗う?どうする?といった具合に、子どもたちと一緒に考えています。
こまめに手洗いうがいを!
指導をしていくと、子どもたちは自発的に手を洗う習慣がついていきます。お散歩や外遊びの後は手洗い、うがいを必ず行う、給食やトイレの後など、手洗いの場面は多くありますが、自分はもちろんお友達も守ることになるよね!と、感染症を広げない、流行らせない環境を日ごろから心がけています。もちろん先生たちも同じように手洗いを行っています。

換気は時間を決めて行う
子どもたちの遊んでいる間にも、時間を決めて換気をします。寒い日ももちろんありますが、換気をすることの大切さを子どもたちにも伝えています。
加湿器、空気清浄機等の活用
各保育室に空気清浄機と加湿器を設置し、部屋の湿度などを調節しています。部屋の空気を綺麗に保つことと乾燥を防ぐことで、感染症予防、対策につながります。特に保育室は、子どもたちが遊ぶ、食べる、寝るなどを行う場であり、環境を整えなければすぐに感染症は広がってしまいます。

棚、柵、おもちゃの消毒
毎朝、子どもたちが登園する前、お昼寝中、夕方など1日に複数回子どもが触る場所、おもちゃの消毒は欠かせません。コロナ以降、より丁寧に行う園が増えたのではないでしょうか?私も子どもたちがお昼寝している間に大量のレゴや、電車、レール、おままごと等拭いています!特に未満児さんのおもちゃは口に入れてしまうことも多いのでしっかりと行います。

食事、お昼寝時のお友達との間隔を配慮
例えば、クラスに1人でも感染症の子が出れば(インフルエンザなど)食事時の机の位置や椅子の配置、子ども同士の間隔を考えたりします。咳がたくさん出ている子などにも配慮します。
お昼寝時も、布団を並べる時に間隔をあけて、寝るようにするなどの対策を考えます。
体調不良の子の観察を看護師と連携!報連相
熱はないけどいつもより元気がない、体調が良くないかもしれない、などはやはり長年の経験で保育士もピンときます!このレーダーをもとに、園の看護師とも連携し、食後や午睡明けなど、様々なタイミングで検温や様子を伝え合います。そして園での様子をお迎え時に保護者の方へ伝達。
他にも、園のお知らせボードに各クラスの感染症情報、人数の掲示を行っています。園での感染症を広げない為にも、この時期は保育士も看護師も感染症の研修を受けるなど、子どもたちを守るために頑張っています!

子どもたちが笑顔で元気に登園してくれるのが1番嬉しい!毎日会えるのを待っています!


























