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「東京2025デフリンピック」子どもと一緒にサインエールで応援してきました!

デフリンピックは、耳が聞こえない・聞こえにくいアスリートのための国際スポーツ大会です。
1924年にフランスで始まり、国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)が主催して4年ごとに行われます。
東京2025大会はちょうど100周年、日本で初めての開催となります。
日程は2025年11月15日~26日の12日間で
大会では、
・手話通訳でのコミュニケーション
・ランプの光でスタート合図
・笛だけでなく旗でもジャッジ
など、音ではなく“視覚”で行う工夫が随所に見られるのが特徴です。
我が家もバスケットボールを観戦!
子供達が見てわかりやすい競技はどれかなと考え、2歳と6歳の子供達とバスケットボールを観戦しました。
ろう者の選手たちを応援するために「サインエール」を練習していきました。

サインエールって?
拍手や声援、応援歌など、応援に音は欠かせませんが
音が聞こえないアスリートたちには音にたよらない応援『サインエール』というものがあります。
我が家では、小さな子でも簡単にできる「拍手」を意味するサインエール(両手をひらひらさせて応援するジェスチャー)を覚えていき、得点のたびに家族みんなでやって応援しました!
観客席での手話コミュニケーションにびっくり!
コートを挟んで反対側にいる人とも、手話なら声が届かなくてもやり取りができる。
「ちょっとトイレ行ってくるね」「あとで外で集合ね」など、観客同士が自然に手話で会話している姿がとてもかっこよく、心に残りました。
試合を観戦して気づいたこと
選手や観客にはろう者の方が多いため、会場アナウンスはテキストでスクリーンに表示。
ボランティアの方々はタブレットを持ち、日本語・英語どちらでも文字でサポートできるようになっていました。
海外から来た方にも安心な環境が整っています。
バスケットボールでは、得点やファールでゴールのライトが光る仕組みがあり、とても見やすくわかりやすい!
静かなのに一体感があって、サインエールで会場全体がひとつになる瞬間は胸が熱くなりました。


アスリートとの交流を通じて
なんと素敵な機会をいただき、東ティモールの選手の方々とお話しをすることができました。
彼らの国には日本のように聾学校などのコミュニティや人工内耳のような医療機器はまだ普及していないそう。
にもかかわらず、とても明るく、自分たちの状況に負けずに個性を受け入れ、ベストを尽くす姿が本当に輝いていました。
子どもたちが大きくなったとき、今日の体験が「違いを認め合うこと」の意味をそっと思い出す種になるといいなと感じました。
(写真は許可を得て撮影掲載しています。)
音がなくても、心はこんなにも響き合える。
東京2025デフリンピックが、子どもたちにとって「新しい世界を知るきっかけ」になりますように。


























