テストで100点取ったら100円ちょうだい！？我が家がご褒美制度を廃止した理由

長男からの提案

ある日「テストで100点取ったら100円ちょうだい」という交渉をしてきた長男。聞くとお友達のお家ではこのご褒美制度を取り入れているようで、羨ましくなった様子。
お金のためにテスト勉強を頑張る、というのはどうだろう…と思いましたが、夫とも話し合ってとりあえずこのご褒美制度を取り入れることにした我が家。
最初こそ「明日はテストだから勉強頑張るぞー！」と燃えていた長男でしたが、それも最初の数回で次第にテスト前でも勉強する時間は減っていきました。
それでもテストで10回程度は100点を取ってきたので『意外にもご褒美制度の効果があったのかな？』と考えていましたが、思わぬ方からのタレコミでこの考え方は一気に崩壊しました…

小学校からの着信

小学校でちょこちょこやらかしている長男。私のスマホに『長男の小学校』から着信が入ることが月一回程あります。この時も長男の担任の先生から着信が入り要件を聞いた後に「そういえばお母さん。余談なんですが、ちょっと聞いてもいいですか？」と先生から言われ「テストの結果によってはご褒美がもらえると長男さんから聞いたのですが、合ってますか？」と聞かれました。あぁ、テストで100点取ったら100円ちょうだい！のことだなと思い、話を聞いていくと「実は今回のテストの結果が95点だったのですが、長男さんからテスト用紙をもう一枚欲しいと言われまして。見直しするのかなと思い新しいテスト用紙を渡したのですが、配布した答えを丸写しし始めたんです。で、おかしいなと思って聞いたら『テストで100点取ったらご褒美がもらえる』話を聞いて、もしかしてこれは…と思いまして…」と先生。

テストが終わって返却された時に答えの書いてある用紙も一緒に配布され、間違えたところを各自で見直しているようなのですが、どうやら長男は新しいテスト用紙に配布された答えを丸写しし、更に自分で赤ペンで丸つけをして『100点』と書いた偽造された満点のテスト用紙を持ち帰り、ご褒美の100円をゲットしていたことが判明しました…（※実話です）
これには私も先生もビックリ…する賢いというか、そういうところに頭を働かせるのではなく、もっと普段の勉強に活かしてほしいと心底思いました。
先生も『なんでわざわざそんなことするんだろう？』と思ったようなのですが、ご褒美制度を聞いて辻褄が合ったと感じたようで、長男の学校での行動を教えてくださいました。

真相を長男に聞くと…

早速長男が『100点』のテストを持ち帰ってきたので中身の確認。普段100点のテストは中身まで確認することはなく、100点以外のテストは間違えていた部分のみ一緒に見直しするようにしていましたが、よくよく確認すると確かに文章の書き方、表現の仕方がどこか怪しいような…最後の自由記述の問題では答えの例文を丸写ししているからか、内容が完璧すぎてこれは有罪決定。
長男に先生から電話があったことを伝えた上で「もらったテストの答えを丸写しして自分で100点って書いたよね？」と聞くと、素直に罪を認めました。
聞くと「だってお小遣いが欲しかったから…」とやっぱりお金目当ての犯行であることが発覚。
夫にも先生からの電話の内容と長男の自白を報告し話し合った結果、我が家での『テストで100点取ったら100円あげる』ご褒美制度は廃止に。
まさかこんなズルをするとは…そして先生にまでご迷惑をおかけしてしまい、申し訳なくなりました。（後日お会いした時に改めて謝罪しましたが、笑ってご理解くださいました）

我が家の結論

子どもって本当に大人が思いもつかないことを考えたり行動に移したり、日々ビックリすることばかり。でもやっぱり、ズルをしてお金をもらうということは許されることではないので、長男にはご褒美制度は合わなかったと導入してみて感じました。
でもこの方法が合う子もいるだろうし、勉強の一つのモチベーションや成績アップに繋がるならありだと私は思います。
ただ長男のようにズルをする子もいるかもしれないので、その子その子に合った方法で楽しく勉強に取り組めるよう親子で試行錯誤していきたいと思います！