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【ADHD】小学3年生、息子の成長で最近感動した事

我が家の息子は小学3年生。幼少期1歳半検診をきっかけに発達障害の疑いがあると言われ、現在ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如・多動症)、DCD(発達性協調運動症)と診断されています。
年齢が上がるにつれてこれまでも沢山の『できた!』が増えてきましたが、なかでも先日とても嬉しい成長がありました。
忘れもしない息子2歳、水族館での出来事
息子がまだ2歳だった時、住んでいた場所から池袋駅が比較的近かったため、サンシャイン水族館へ同じ2歳女の子とそのママと一緒に4人で遊びに行きました。
息子はサンシャイン水族館が初めてで何にでも興味津々なため、喜んで入場しました。ですが、そこからです。
私とママさんとお友達は歩いて進むのに対し、息子は初っ端から猛ダッシュ!そしてここから私と息子の追いかけっこのような水族館めぐりがスタートしました。よーいドン!(笑)
1つ1つきちんと息子は水槽を見てくれていましたが、その観察時間なんと各1~2秒ずつ。パッと見て、はい次~!はい次~!という感じでどんどん展示をまわっていきます。それを一生懸命ついていく私。ママさんとゆっくりおしゃべりしながら子どもたちを見守るというのが理想でしたが、全然叶いませんでした。(多少予想はしておりました(笑))
そんなふうに新しいものにどんどん吸い込まれていく2歳息子は、当時うしろを決して振り返らず、前進あるのみでした。

そんな息子が…
今年10月下旬頃、某大型ショッピングモールへ行ったときの出来事です。
家族みんなで車で行き、駐車場に着いた瞬間「トイレ行きたいー!」と言い出した息子。けっこう急がないと間に合わなそうと言うので私と2人で先に車から降り、小走りでトイレへ一緒に向かいました。この日は週末で人出も多く、車を停めた立体駐車場からくねくね曲がる渡り廊下を渡っている途中で、どんどんスピードアップし先へ進む息子。途中やはりはぐれてしまいました。
私は「あ、また先へ行ってしまった。すぐに見つかるといいけど…。」と内心思いながらあとを追っていました。ですが次の瞬間、見たことのない息子の姿がありました。なんとトイレへの入り口より手前、私がすぐに見つけられる通路で立ち止まり、こちらを振り返って待っていてくれたのです。一瞬、時が止まって見えました。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、本当にそう見えて、まわりの人たちも見えなくなって息子だけが私の目に映っていました。
こんな事、今まで初めてでした。
この記事を書きながら
その時の瞬間を思い出しながらこの記事を書いていますが、書きながら思わず目がウルウルとしています(笑)それだけ、私にとっては嬉しい出来事でした。当たり前だと思うようなことが日常なかなか難しくて、大声で何度か呼んだら振り返るけれど、呼んでいないのに自分の意志で振り返り、しかも立ち止まって私を待ってくれている、ちゃんとどこにいるか探してくれている…。それが息子にちゃんと自分が必要とされている感じがして、大きな成長を実感できました。
私を見つけて嬉しそうに笑ってくれたその時の顔は忘れられません。

これからも、焦らずゆっくり息子の「できた」を見守っていきたいです。


























