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近所で雪虫がまさかの大発生!冬の合図と言われる“白いふわふわ”の正体に迫る

近所で雪虫がまさかの大発生!冬の合図と言われる“白いふわふわ”の正体に迫る

寒くなってくると、ふわっと白い綿のようなものが空を漂う“雪虫”。
先日、近所でも一気に舞いはじめていて、「いつもこんなに多かったっけ?」と目を疑うほどでした。あまりの数に少しびっくりしつつも、どこか冬の景色がひと足早く訪れたようで不思議な気分に。毎年目にしているのに、実は知らないことが多かったので、少し詳しく調べてみました。

雪虫ってどんな虫?

雪虫は、実はアブラムシの仲間。正式名を「トドノネオオワタムシ」といいます。
白いふわふわは“ロウ物質”でできた綿毛のようなもので、これのおかげで風に乗ってふわりと舞うことができます。
恥ずかしながら私はずっと、動物の夏毛・冬毛のように、コバエが寒さ対策でモコモコしているのだと思い込んでいました…。さらにこの白いふわふわは雌しか持っておらず、“卵を産むために別の木へ移動する時期”にこの姿になるだけで、冬に強い特別な虫というわけではないのだそう。

個体差もありますが、この雪虫は白いふわふわが多めでした

どうして一気に増えたの?

雪虫が大発生する背景には、気温や天候の影響が大きいそうです。今年は夏の気温が例年よりかなり高かったことも、ひとつの要因と考えられています。高温の年はアブラムシの成長や繁殖が進みやすく、その後の気温差や急な冷え込みが重なると、一斉に成虫が飛びはじめることがあるのだとか。
今年近所で見た“雪のような舞い方”も、まさにその条件がそろったのかもしれません。

気がつくと服のあちこちにくっついていた雪虫!今年は本当にたくさん見かけました

「雪虫が飛ぶと雪が降る」は本当?

北海道では昔から「雪虫が飛ぶと初雪が近い」と言われるほど、季節の移ろいを告げる存在として親しまれてきました。私自身も、たくさんの雪虫を見かけた翌日にはぐっと冷え込んでいて、「あ、冬が来るな」と思わず身が引き締まったほどです。
科学的に「雪虫が飛ぶ=雪が降る」という直接的なつながりはないものの、北海道など寒い地域では、雪虫が活発になる時期と初雪のタイミングが重なりやすいのも事実。
だからこそ、雪虫は今も人々に冬の訪れを知らせる、小さな風物詩として大切にされているのだと思います。

調べれば調べるほど、雪虫はただの小さな虫ではなく、季節のページをめくる合図のような存在だと感じました。近所での大発生には驚いたものの、雪虫が知らせてくれた冬の足音に気づけたことは、季節の変化を楽しむ心の余裕を思い出させてくれた気がします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ふわっと飛び立つ雪虫

ふわりと飛ぶ小さな季節便りに、冬のはじまりを感じました。

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東京都

はっぴ

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マイペースで突き進む内弁慶な5歳の息子、アクティブなパパ、楽天家ママの3人家族です。笑いあり、涙ありの日常をお届けしたいです。

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