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グレーゾーンの8歳息子&3歳娘に翻弄されるワンオペママ

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緊急アラーム!地震発生!幼稚園にいた私が見た「先生たちの神対応」

緊急アラーム!地震発生!幼稚園にいた私が見た「先生たちの神対応」

緊急アラーム!「これから地震がくる!」
2025年12月8日23時15分頃、青森県東方沖を震源とするマグニチュード7.5、最大震度6強の地震の発生により、北海道に住む我が家も揺れました。その日以降もちょこちょこと地震による揺れを感じており、夜中にくる地震も嫌だけど、日中家族が離れ離れになっている時に経験する地震も嫌だなと感じています。

そんな中、12日にも緊急アラームが鳴り響くほどの地震があったのですが、たまたま幼稚園の役員会で幼稚園に来ており、地震発生時の先生たちの実際の動きをこの目で見ることができました。
とにかく凄かった先生たちの対応。災害のことをブログにするのは不謹慎だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、普段は見ることができない先生たちの姿を多くの保護者の方に知ってほしいと考え、記事にしたいと思いました。
先生たちには感謝の気持ちでいっぱいです。

地震に備える

2025年12月8日、23時15分頃。翌日が早朝帯の仕事だったため子どもたちと就寝中でしたが、スマホの緊急アラームの音で地震が来る前に目覚めました。
アラームから30秒ほどで少しずつ揺れる我が家。次第に揺れが強くなりましたが、幸い子どもたちが目覚めることはなく、また大きな被害はなく済みました。
私の住む地域は震度3でしたが揺れていた時間は1分ほどと長めに感じられ、また東日本大震災を思い出すような揺れ方で、あの時の大きな震災を思い出し、不安な気持ちで現在も過ごしています。

しばらくは余震もあるだろうし、地震がきた時にどうしたらいいのか子どもたちと話したり、防災用具を再確認。
現在の北海道はすっかり雪も積もり、日中はまだしも朝晩は暖房器具がないと厳しいほどの寒さです。そんな中、もしも災害で避難しなければならないとなると、寒さは死活問題になるし、子どもたちも4歳、9歳とまだ幼いので色々な面で心配事も多く、不安な日々を過ごしています。

幼稚園で緊急アラームが鳴った!その時…

とはいえ、いつも通り仕事に家事に育児に忙しい毎日を過ごしている中で、12日は今学期最後の幼稚園の役員会があり、幼稚園で会議に出席していました。進級時のプレゼントを選んでいる最中、ママたちのスマホが一斉に鳴り響きました。

緊急アラーム!!「これから地震がくる!」

それまで和気あいあいとお喋りしながら楽しく過ごしていたママたちに、緊張が走りました。これから地震がくる!とわかっていても、どのくらいの強さでどのくらいの時間揺れるのか、そこまではわかりません。咄嗟に小学校にいる長男のこと、仕事先にいる夫のこと、様々なことが頭の中をよぎりました。普段なら幼稚園にいる長女が一番幼いので真っ先に長女の心配をするのですが、たまたま幼稚園にいたので、もし避難しなければならないほどの地震なら、長女を連れて帰り、小学校に長男を迎えに行こうと考えました。
私がそんなことを必死で考えている最中、幼稚園の園内放送が流れました。

「これから地震がきます。お友達は近くの先生のところに集まってください」

いつもの先生の優しい声で、穏やかな口調で流れる園内放送。緊急アラームからわずか数十秒後のことで、地震はまだきていません。そして役員会が行われていた部屋の隣にある職員室から補助の先生や園長先生、バスの運転手さんまでもが園内に散らばっていく様子が見えました。
園内放送が繰り返されたところで、ついに園内が揺れました。この時も震度3。

役員会が行われていた場所は1階で、同じフロアに2歳児クラス(年少より1年幼い子たちのクラス)があるのですが、そのお部屋からは「キャー」という園児の声が。それでもいつもの賑やかな幼稚園に比べて落ち着いており、取り乱す子や慌てふためく子の姿はなく、いつもの幼稚園より静かな時間が過ぎていきました。

そこへ事務の先生が走ってきて「ストーブは消えていますか?」と火の確認にいらっしゃいました。地震が来る前にストーブは止めていたため「止めています」と伝えると、「わかりました」と言いまた別のクラスへ。どうやら各クラス、各場所の火の確認や被害状況の確認をされている様子。
出払える先生は全て園児の元へ駆けつけ、園内放送で指示を出す先生、園内を確認して回る先生と役割がはっきり決まっており、かなりスムーズに対応されていた先生たちの姿に「神対応!!」と思わず感動してしまいました。

相手が「人」だからこそ、対応の難しさがわかる

2011年の東日本大震災の時。私は介護福祉士として介護施設で働いている最中でしたが、あまりの地震の揺れに、飛び出して逃げようとする方やお経を唱え始める方、普段は車椅子で移動しているのによたよた壁にしがみついて彷徨う方、大声で叫ぶ方、本当に様々な方がいて現場はパニック状態。あの時はまさに「カオス」な状況でした。

施設では規定の避難訓練の実施はしていましたが、実際に地震が来ると事前に練習していた通りの行動なんて私には何一つできず、パニックになった方の対応に追われるのに必死で、落ち着いて行動することの難しさや相手が「人」だからこそ、地震の怖さを知っているからこそ、対応が難しくて大変でした。

幼稚園では生まれて数年の子たちがたくさんいて、叫んでいる子や泣いちゃう子がいる中、先生の数に限りもあるのに皆さんが落ち着いて役割分担をこなしており、まずそこに感動。
そして園内放送の内容も、これから何が起こるのか、それに対してどのように行動したらいいのかがわかりやすく伝えられており、素晴らしいと感じました。
昼食前の時間でしたが、クラス内にいる子もいれば、トイレにいる子、ホールにいる子、廊下にいる子と様々だったと思いますが、「近くにいる先生のところに集まる」というのは、子どもにもわかりやすいと思います。
園内を確認して回っていた先生は、二次災害の火事を危惧され、園児の確認や被害状況の確認の他に火の元の確認も併せて行っていたのもさすがだと感じました。

避難訓練や日頃の確認が生きている保育現場

この時の地震は30秒ほどで終わり、避難するには至らずにほっとしました。静かだった園内も次第に活気を取り戻し、いつもの光景に。
私自身が人相手の仕事をしていた経験があるだけに、緊急時の相手への対応や自分の身を守りながらも役割を全うすること、冷静な対応をすることの難しさは身に染みて感じていますが、幼稚園の先生たちが一丸となって全力で子どもたちのことを守ってくださっている姿を目の当たりにし、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

私が見たのはほんの一瞬、一場面のことでしたが、帰宅した長女に地震のことを聞くと「避難訓練したの。ちょっと揺れたんだけど、先生がいたから大丈夫だったよ!」とのことで、繊細でビビりな長女が怖がっていない様子から、先生が上手くフォローしながら対応してくださったんだと思います。本当に感謝。

災害が起きないに越したことはないけれど、地震大国日本に住んでいる以上、絶対に地震は体験するものだと思います。避難訓練や日頃から災害に備えて行動できるように想定しておくことは本当に大切だと思うし、それが生きている長女の幼稚園の先生方には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

ちなみに小学校では?

この日、長男にも小学校でそのような様子だったか聞くと、先生のスマホの緊急アラームが鳴り、地震が来る前にこれから地震がくるとわかったそうで、クラス全員机の下に隠れたそうです。泣いている子はいなかったけれど、近くの席の子と「怖いね」と小さな声でお話しつつ気を紛らわせたそう。校長先生からの校内放送がかかり、安全が確認されてから机の下から出て、教室内のテレビで被害の状況を皆で見たんだとか。
普段元気いっぱいの子が多いクラスですが、さすがにこの時は全員静かに緊張感を持ってスムーズに行動ができたようで、とりあえずはほっとしました。

今一度、学校にいる時、通学中、一人でお留守番している時、様々な場面で地震がきたらどのように行動するかを長男と話し合いましたが、落ち着く日が早く来てほしいなと思います。

今回の地震で被害に遭われた方が、一日も早く通常の生活に戻れますように…。

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北海道

つばき

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グレーゾーン子育て中

言葉の遅れ&精神面のムラあり息子(小3)、独歩開始時期が遅く慎重派すぎる娘(年少)、夫、義父、基本ワンオペな私、でチームつばき家!の療育・食育・日常生活

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