ブログ
ヤンチャ坊主との奮闘記

更新

ローマ字表記が変わるってどういう事??子どもにどう説明する?私は…

ローマ字表記が変わるってどういう事??子どもにどう説明する?私は…

小学校で習うローマ字。
実は、これから学ぶ子どもたちは、私たちが習ったローマ字とは少し違う表記に出会うことが増えそうです。

最近の政府の決定をきっかけに、「学校の勉強はどうなるの?」「前に習ったローマ字は間違いになるの?」と不安を感じた保護者の方も多いのではないでしょうか。

日本語教室のボランティア経験から、子どもが混乱しやすいポイントと、大人が知っておきたい考え方をまとめました。

なぜローマ字表記が見直されるの?

日本政府は、インバウンドの増加や国際化の進展を背景に、公的なローマ字表記の基本を見直す方針が示されました。
これまで基本とされてきた訓令式ではなく、英語の発音に近く、海外の人にも伝わりやすいヘボン式を中心にしていく流れです。

学校で習うローマ字はどうなる?

まず知っておきたいのは、訓令式が「間違い」になるわけではないということです。
訓令式は五十音と規則的に対応していて、日本語の音の仕組みを理解しやすいため、小学校では今後も使われる可能性が高いと考えられます。

子どもには、「前に習ったものが古い」「間違っていた」と伝える必要はありません。
我が家では、「使う場面によって書き方が変わるんだよ」と説明しています。

これから増える「見た目の違い」

今後は、学校では訓令式、パスポートや駅名、公共の表示などではヘボン式といったように、同じ日本語でも違う書き方を見る機会が増えていきます。

たとえば、「し」は学校では「si」と習っても、駅や地図では「shi」と書かれていることがあります。
「ち」は「ti」だったり「chi」だったり、「つ」は「tu」や「tsu」と表記されることもあります。

同じ言葉でも見た目が違うため、正解・不正解で判断しない姿勢がとても大切になります。
英語に近いヘボン式は、「英語の発音で覚えようね」と子どもたちには伝えています。

子どもの混乱を防ぐ声かけ

ローマ字でつまずく一番の原因は、「どっちが正しいの?」という不安です。
そんな時は、「学校では日本語の勉強として訓令式を使うよ。外では外国の人にも分かりやすいヘボン式を使うことが多いんだよ」と伝えてみてください。

我が家では、「シンガポールでは、相手によって使う言葉を変えるよね。ローマ字も同じで、相手に伝わりやすい書き方を選んでいるんだよ」と説明しました。

違いをあいうえお表に書いたよ

今回のローマ字表記の見直しで大切なのは、覚え直しをさせることではありません。
正解は一つではなく、目的に応じて使い分けるという考え方を伝えることです。

ローマ字は暗記するものではなく、気持ちや言葉を伝えるための道具。
大人が背景を理解しておくことで、子どもの「なんで違うの?」にも、安心して答えられるようになります。

どっちも正解だよって自信持って子どもに言いたいですね。

この記事を書いた人

ここさの画像

海外

ここさ

ヤンチャ坊主との奮闘記

薬剤師 スポーツファーマシスト

夫・長男7歳(小2)・次男5歳(年中)
成長曲線の下をいくにーにと特定の食べ物しか食べないチビ。悩みながらの子育て情報をお届けします。

ここさ:新着ブログ

あんふぁんチームズ

電子書籍

幼稚園児とママ・パパの情報誌

親子の保育園生活を応援する情報誌