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イギリスでは常識?クリスマス前の地味に大変なアレ

日本で生まれ、日本で育ったわたくしKyoko。
私の住む地域は外国人が多いとは言え、イギリス文化にのっとったクリスマスも大切にしています。
クリスマスって楽しいイベント?
日本のクリスマスって、お祭り騒ぎですよね。
どちらかというとカップルや友達同士のイベント、という感じがしますが、私の住むイギリスでは、どちらかというとお正月に近いテンションな気がします。
クリスマスの日は、ほとんどのお店が休業し、電車も運休、みんな家で家族とともにクリスマスを祝うのがイギリス風のクリスマスの様です。
もちろんクリスマスディナーと呼ばれるごちそうを食べられますし、子どもだけでなく大人同士でもプレゼントを贈りあうので、皆が楽しみにしているイベントでもあります。
楽しいクリスマスを迎えるためには準備が必要!
お正月を迎える前の日本人と同じく、クリスマスを迎える前はあわただしく準備をします。
最近の日本では、年賀状やお歳暮を贈りあう習慣はだいぶ簡素化してきているように思いますが、イギリスでのクリスマス準備は結構大変です。
クリスマスカード書きが地味に大変!
イギリスって、すごいカード文化なんです。
カード、というのはクレジットカードではなく、メッセージを書くカードです。
誕生日、お見舞い、折に触れてカードを贈る習慣があり、クリスマスがカード文化一番の盛り上がりを見せるのではないでしょうか。
メールでもSNSでもなく、直筆のカード。
これ、準備するのが地味に大変です。
特に、子どもにカードを書かせるのが大変!
友達や学校の先生、お世話になっているスタッフの方など、たくさんのカードを書かなくてはなりません。
子どものことだし、別にカード書かなくても気にしないよね?
そう思いますよね?
友達同士はそうですが、先生など、目上の人にとっては地味に重要、そして大変なのです。
贈られたカードは、見える場所にしばらくの間飾っておくのが定番なので、できばえも地味に大切になります。

プレゼント選びが地味に大変!
お世話になった方々には、プレゼントを贈ります。
学校の先生や大家さん(我が家は賃貸)、習い事の先生や上司にプレゼントを贈ります。
このプレゼント選びがなかなか大変です。
日本の感覚だと、相手によりますが、負担にならない値段のちょっとしたプレゼント、となりますよね。
どうやらイギリス風は違います。
プレゼントに何を贈ったか、これ地味に大事らしいのです。
我が家は普通の庶民家庭なので、紅茶やクッキーなどの少量の詰め合わせなどを贈りますが、私立のセレブ校に通う親御さんは、先生に£500(10万円!)以上するシャンパンとキャビアの詰め合わせをプレゼントする、なんてことも!
我が子たちが通う学校は、いたって普通の公立校なので、そんなに高いものは送りませんが、これまでの私の肌感を誤解を恐れずに言います。
『プレゼント贈ると、先生がちょっと優しくなる』
あくまでも個人の感想です。
こんなやらかしエピソードも…
私がイギリスに来たばかりのころ、プレゼントとカード文化をそれほど重要視せずに過ごしていたところ、
「あなた、イースターもクリスマスも贈り物しないね」
と指摘されたことがあります。
これ、知らなかったとは言え本当に恥ずかしいです。
そして、大昔、大家さんとトラブルになった時、間に入ってくれた不動産屋が、
「Kyokoさんの家は、クリスマスカードもプレゼントも大家さんに送っていないと聞きました」
と鼻からやる気なし姿勢!
もうどんだけ大事にしてるのよ…。
いろいろやらかして、今、私は少しでもこの文化になじめるようにできる限りの準備をして過ごしています。
日本でも年賀状、お歳暮が大切な地域もあるのでしょうか?文化の違いって興味深いですね。


























