公開 :
我が家が年末年始に「セパレート帰省」を選ぶ理由

年末年始といえば、家族そろって実家へ帰省するもの。そんなイメージを持っている人も多いと思います。
でも今年、我が家はセパレート帰省を選びました。夫と上の娘は神奈川へ。私と下の息子は福岡へ。
「家族なのに別々?」と思われるかもしれないけれど、今の我が家にとっては、これがいちばん現実的で平和な選択。
セパレート帰省は、3回目
思い返してみると、セパレート帰省は今に始まったことではありません。
息子が生まれたばかりの頃、産後の体での長距離移動や、義実家での授乳に気を遣うことが大きな負担で、私と息子だけで福岡へ帰省したのが最初でした。
翌年は家族全員で夫の実家・神奈川へ。その次の年は、私と子ども2人は福岡、夫は神奈川。
毎年、子どもの成長や生活状況に合わせて、帰省の形も少しずつ変わってきています。
今住んでいる香川から見ると、福岡と神奈川は本当に真反対の方向にあり、10日間そこそこの年末年始に、両方の実家を行き来するのは、正直かなりハード。
しかも冬は風邪をひきやすい時期。移動を詰め込みすぎるより、みんながなるべくストレスなく過ごせることを優先しました。

実は、交通費の問題も大きい
もうひとつ、現実的に無視できないのが交通費。
神奈川へ行くとなると、どうしても飛行機を使うことになる。下の子も3歳になり、もう膝の上では乗れない。
つまり、家族全員分の航空券が必要になります。
年末年始の繁忙期だと、往復の交通費が20万円近くかかることもあり、正直「毎回これはしんどいよね…」というのが本音。
一方で、福岡は新幹線で行ける距離。飛行機に比べると、金額もかなり抑えられます。
だから今年は、私と息子は福岡へ帰省するという選択も、家計的に見て無理のない判断でした。
節約というより、「続けられる形を選ぶ」という感覚に近いと思います。
義両親との関係を、いい距離感で続けるために
義両親は本当に良くしてくれるし、感謝しかない存在。でも、だからこそお互いに気を遣ってしまう部分もありますよね。
きっと義両親にとっても、「私に気を遣いすぎず、息子や孫と過ごせる時間」は、実は気がラクなんじゃないかなと思います。
私も気疲れしない。義実家側も気疲れしない。
セパレート帰省は、双方にとってちょうどいい距離感を保つ方法でもあると思います。
福岡に帰りたい理由
福岡には、学生時代からの友達がいます。大人になると、そう簡単には会えなくなってきたからこそ、「会えるときに会っておきたい」と思うようになりました。普段縁もゆかりもない土地で暮らしてるからこそだと思います。
そして、福岡には高齢になってきた両親もいる。親孝行できる時間は、思っているほど長くはない。
子どもを連れての帰省は大変だけど、両親が孫に会って嬉しそうにしている姿を見ると、やっぱり帰ってきてよかったなと思います。

もちろん、夫の実家にも家族みんなで行く
誤解されたくないのは、夫の実家に行かないわけではないということ。
ゴールデンウィークやシルバーウィークなど、夫の休みがしっかり取れる時期には、家族4人で神奈川へ帰省しています。
長期休みなら移動にも余裕があるし、義両親ともゆっくり時間を過ごせる。年末年始だけが、少し状況が違うだけ。

「みんな一緒」にこだわらなくていい
家族だから、帰省はみんな一緒が当たり前。そんなふうに思っていた時期もあったけど、子どもの年齢、仕事、体力、住んでいる場所、家計。それぞれを考えると、その年ごとに合う形を選べばいいと思います。
今年はセパレート帰省。それは妥協ではなく、我が家なりの最適解。
それぞれが穏やかに、笑って年末年始を過ごせるなら、それが一番ですよね。
ストレスの無い帰省を!

























