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【地域コミュニティと子育て】子どもと一緒に歳末夜警に参加してきました!

この時期、空気が乾燥する季節のなか、年末の慌ただしさも加わって火災の危険が高まります。
私たちの町でも消防団や町会による「歳末夜警」で「火の用心」と呼びかけをしています。子どもと一緒に参加してきてとても良かったと思うことがあったので、「夜警のススメ」としてご報告いたします!
子どもと一緒に歳末夜警に参加してきました!
年末になると、地域によっては「歳末夜警」が行われます。
消防団だけでなく、地域の住民が協力して夜間に町内を巡回し、防火・防犯を呼びかける取り組みです。
私たちの町内では、子どもたちも積極的に参加しています。
安全ベストを着て、安全誘導棒を持ち、消防団や町会の方々と一緒に拍子木を打ちながら「火の用心!」と大きな声で呼びかけて歩きます。最初は少し緊張していた子どもも、声を出すうちにだんだん楽しくなってくるようです。
町内を1時間弱歩いていると、同じ学校のお友達やご近所さんと会うこともあり、ちょっとした交流の時間にもなります。
巡回が終わると、町会の方々が用意してくださった温かい汁物やごはんものをみんなでいただきます。
子どもたちにはご褒美のお菓子もあり、これがまた楽しみのひとつです。

夜警のススメ1つ目:地域の大人とのつながりができること
夜警に参加してよかったと感じる1番の理由は、地域の大人とのつながりが自然と生まれることです。
子どもを連れて参加していると、町内の方々が子どもの顔を覚えてくれますし、子ども自身も地域の大人の顔を知るようになります。小学生になると1人で登下校することも多くなるので、町内に「知っている大人」がいるというのはとても心強いものです。
特に共働き家庭では、昼間に地元にいないことも多く、地域との接点が少なくなりがちです。だからこそ、こうした機会に顔を合わせておくことは、子どもにとっても親にとっても安心につながります。
学年が上がるにつれて、子どもだけで公園に行ったり習い事に通ったりする場面も増えていきますが、地域の大人の目があるのとないのとでは大違いです。
夜警のススメ2つ目:子どもが地域に愛着を持つようになること
もうひとつの良さは、子どもが自分の住む地域に愛着を持つようになることです。
夜警は町内の安全を守るための活動なので、子どもたちも「自分たちが町を守っている」という意識が少し芽生えるようです。大人と一緒に夜警という“お仕事”をして、そのあとにみんなでごはんを食べるという経験は、ちょっとした共同体験になり、地域への親しみが深まります。
私は、地域に愛着があることは子どもの安心感につながると考えています。もし見知らぬ土地で、好きになれない場所で暮らすことを想像すると、不安が大きくなるものです。逆に、よく知っていて好きな場所で暮らすことは、子どもにとって大きな安心材料になります。

おわりに
もしみなさんの地域で夜警を見かけたら、ぜひお子さんと参加してみてはいかがでしょうか。
よく周りを見ながら歩いていると、道端や公園の掲示板に夜警の参加者募集が貼られていることがあります。
最初は少し勇気がいるかもしれませんが、連絡してみるときっと歓迎してくれるはずです。
活発な地域では、町会のホームページやSNSで参加者を募っていることもあります。
消防団に問い合わせてみるのも1つの方法です。
地域の安全を守りながら、子どもにとっても親にとっても貴重な経験になる夜警。
年末の恒例行事として、これからも続けていきたいと思います。

























