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「なんで人を殺すの?」5歳の子どもの問いに、どう答えますか?

ある日、5歳の息子から突然、こんな質問をされました。
「ねえママ、なんで人を殺すの?」
その瞬間、胸の奥がぎゅっと締めつけられるような気持ちになりました。
正直すぐに答えが出ず、思わず「ママも、ちょっと考えさせて」と返してしまいました。
最近は、戦争や争いのニュースを目にする機会も多く、同じような質問を子どもから受けたことがある方も、少なくないのではないでしょうか。
きっかけは、幼稚園の読み聞かせとニュース
息子がこの疑問を持ったきっかけは、幼稚園での読み聞かせでした。
そのときに読んだ絵本が『マララのまほうのえんぴつ』。
「もし魔法のえんぴつがあったら」と想像しながら、女の子が教育を受ける権利を訴え、言葉と行動で世界を変えていく物語です。
そこに加えて、連日のテレビやネットで見る戦争のニュース。
「学校に行きたい」「勉強したい」
そんな『当たり前』が叶わない子どもたちの存在を知り、息子なりに心が動いたのだと思います。

「なぜ?」に、すぐ答えは出せなくていいと思う
この質問に、たった一つの正解はないと感じました。
世の中には、さまざまな価値観やルールがあり、それを受け入れられずに争いが生まれてしまうこともあります。そして、その争いの中で、命が失われてしまう現実もあります。
ただ、私が息子に伝えたかったことは一つ。
「どんな理由があっても、人を殺していいわけじゃない」
そして、こんな話もしました。
「ケンカになりそうなときも、本当は『話し合う』っていう方法があるよね」と。
世界の話は、毎日の生活につながっている
たとえば
「当たり前」と思い込まないこと
相手の話を最後まで聞くこと
嫌な気持ちを、言葉で伝えること
これは、遠い国で起きている争いだけでなく、幼稚園やおうちでの毎日にもつながる大切なこと。
「おもちゃの取り合い」や「ケンカ」も、実は同じ『練習の場』だねと話しました。
挨拶や「ありがとう」と「ごめんなさい」は小さな魔法
もう一つ、息子に伝えたことがあります。
「『おはよう』『ありがとう』『ごめんなさい』ってね、人との関係をよくする小さな魔法なんだよ」
間違えたときに「ごめんなさい」と言えること。
そこからやり直せる力を持つこと。
それも、これから先、息子が生きていくうえで大切にしてほしい力のひとつだと思っています。
親も一緒に、考えていけばいい
5歳の子どもの問いに、完璧な答えを出すのは難しいものです。
でも、「難しいね」「一緒に考えてみようか」
そうやって向き合う時間そのものが、子どもの心に残っていくのだと思います。
絵本は、親子で考えるきっかけをくれる存在。
これからも、たくさんの絵本を一緒に読みながら、いろいろな考え方に触れていきたいと思います。

みなさんなら、「なんで人を殺すの?」と聞かれたら、どう答えますか?


























