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2歳からスイミングを始めた結果|やる気が見えなかった息子が小学校1年生で水泳大会に出場するまで

「2歳・3歳からスイミングを始める意味ってある?」
「泣いてばかり、ふざけてばかりでも続けていいの?」
「やる気が見えないけど、このまま通わせて大丈夫?」
保育園・幼稚園の子を持つ親なら、一度はこんなふうに悩んだことがあるのではないでしょうか。
わが家も同じでした。2歳からスイミングを始めたものの、泣いた時期も、ふざけてばかりの時期もあり、正直「向いていないのかも」と思ったことも何度もあります。
それでも続けてきた結果、小学校1年生で初めて水泳大会に出場することになりました。今回は、「やる気がないように見えた子」がどんな道のりを経て大会に立ったのか、親として感じた迷いや気づきも含めて、正直に書いています。
体力おばけだったわが子。軽い気持ちで始めたスイミング
スイミングを始めたのは、2歳の頃でした。とにかく体力があり余っていて、朝から晩まで全力。「少しでも体力を消耗してくれたらいいな」そんな、親としてはとても軽い気持ちでのスタートです。
最初はベビースイミングだったので、パパにべったりくっつきながら、楽しそうにプールへ。この頃は「習い事」というより、親子で過ごす時間でした。

年少でひとり参加に。不安から涙する日も
年少さんになると、親と離れてひとりで参加するように。プールサイドで不安そうな顔をして、ポロポロ涙を流しながら参加する日もありました。長男が幼児期にどんどん進級していたことを考えると、なかなか進級せず、さらにプールを楽しむ様子のない次男を見て、
「早生まれの次男にとってベビースイミング卒業は早かったかな」
「無理に続けさせなくてもいいのかも」
そんなことが頭をよぎりながらも「体力消耗のためだった」と思い直し、ずるずる通い続けていました。

そして小学生になると、今度は別の悩みが出てきます。元気いっぱいで、コーチの腕にぶら下がったり、水しぶきをかけたり。一生懸命というより、悪ふざけ全開。親の目から見ても、「やる気があるようには見えない」そんな姿でした。
育成コースに不安を感じ、コーチに相談したこと
そんな中、驚いたことに、スイミングスクールから育成コースへの推薦をいただきました。正式な手続きをする前に、親として不安な気持ちと本人の状況をコーチに相談しました。
・推薦していただけたことは、親としてとても嬉しいこと
・ただ、本人の水泳への取り組み方については不安があること
・そして育成コースへの推薦を受けて「みんなより上手いなら、水泳辞めてもいいってこと?」と本人が言っていたこと
包み隠さず、すべて伝えました。
コーチが教えてくれた「伸びる子」の見方
そんな私に対して、コーチはしっかりと時間を作ってくれ、こんな話しをしてくれました。
・水泳への姿勢も含めて、一緒に育てていきたいと思っていること
・やる気がないことは、最初から承知の上(笑)で推薦していること
・ふざけているように見えても、タイムトライアルの際の切り替えがとても上手なこと
・教えたことを身体で覚え、動きに落とし込む力があること
・できれば、中高生まで選手としての成長を見ていきたいこと
コーチの言葉を聞いて「やる気があるか、ないか」、その一点だけでわが子を見ていた自分に、私はハッとさせられました。ふざけている姿ばかりが目について、「やる気がない=育成コースは難しい」と、親の私が決めつけてしまっていたのかもしれません。でも、プロの目から見て素質があると感じていただけているのなら、親である私が、先に「限界」を決めてしまってはいけない。そう思えた瞬間でした。
初めての水泳大会|スタート台に立つ小さな背中
そして迎えた、初めての水泳大会。スタート台に立つ小さな背中は、いつものふざけた姿とは、まるで別人でした。名前を呼ばれて返事をし、こちらを一度も振り返らず、前だけを見る姿。その背中を見て、「この子なりに、ちゃんと向き合ってきたんだな」そう感じて、胸が熱くなりました。
・逃げずにスタート台に立ったこと
・細かいルールがある中で、失格にならなかったこと
・本番で、練習以上の力を出せたこと
・そして何より、小学校1年生で50mを泳ぎ切ったこと
記録は、1分23秒16。
「最後までやり切った」という事実が、親としては何より嬉しいことでした。
大会後、コーチからかけてもらった「やっぱり、本番に強いタイプですね」この言葉に、これまで抱えてきた迷いや不安が、静かにほどけていくのを感じました。

2歳からスイミングを続けてきた意味
2歳から始めたスイミング。
・泣いていた時期も
・ふざけてばかりだった時期も
・遠回りに感じた時間も
どれも無駄ではなく、すべてが、今につながっていました。
これから「2歳・3歳からスイミングを始めようか迷っている」保育園・幼稚園の親御さんにとって、「今の姿だけで判断しなくてもいい」「やる気が見えなくても、伸びる形はひとつじゃない」そう思ってもらえたら嬉しいです。


























