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「ほこりって…床の?」息子のひと言に、ことばの奥深さを教えられた話

「ことば」って、むずかしい。でもだからこそ、子どもとの会話はおもしろいなと思うことがあります。 我が家のおしゃべりな息子との何気ないやりとりの中で、思わずクスッとして、あとからじんわり心に残った出来事がありました。
愛を伝えたつもりが、まさかのすれ違い
ある日、息子が進んでお手伝いをしてくれました。嬉しくて、きちんと気持ちを言葉で伝えたいなと思い、私はこう言いました。
「〇〇くんがお手伝いしてくれて、ママ、誇りに思うよ」
すると、息子の表情が一瞬くもって…。
「え?ほこりなの?」
「そう、誇りに思うよ」
「そうなんだ…ぼく、ママにとって“ほこり”なんだ…」
なんだか納得していない様子でした。
「“誇り”ってね、すごいな、素敵だなって思うことだよ」と伝えると、息子は真顔でひと言。
「ちがうよ。ほこりは、床に落ちてるやつでしょ」
なるほど。
息子の中では「誇り=埃」だったようです。
同じ音でも、意味はまったく別
そこで私は、同じ読み方の言葉でも意味が違うこと、漢字にするとまったく別の字になることを、ゆっくり説明しました。「誇り」は「素敵!素晴らしい!」と褒めたり「ありがとう」を込めた気持ちで、「埃」はお掃除するやつだね、なんて話していると、息子は「へえ!」と目を丸くして聞いていて、最後には「じゃあ、ママはぼくの誇りね」と笑ってくれました。

子どもは、ことばを「そのまま」受け取っている
大人にとって当たり前の言葉も、子どもにとっては一つひとつが新しい世界。「どう伝わるかな?」と立ち止まることで、ことばの意味や大切さを、親の私自身が学ばせてもらった気がします。
これからも、そんな「ちょっとした可愛いすれ違い」を楽しみながら、息子とのおしゃべりタイムを大事にしていきたいです。


























