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兄弟が大きくなって気づいた、下の子育てが楽になった本当の理由

子育ては、子どもの成長とともに少しずつ形を変えていきます。特に兄弟がいる家庭では、「下の子の子育ては楽になる」と言われることがありますが、その言葉の意味を実感したのは、兄弟がある程度大きくなってからでした。
成長の過程の一部
わが家では、兄弟が小学生になった今、下の子育てにおいて「以前よりも肩の力を抜いて向き合えている」と感じる場面が増えています。
それは決して手を抜いているという意味ではなく、これまでの経験が、気持ちの余裕につながっているから。上の子の子育てでは、何をするにも手探りでした。泣いた理由がわからず悩み、叱り方に迷い、「これで合っているのだろうか」と自問する日々。しかし、子どもたちが成長していく姿を間近で見てきたことで、感情の揺れや反抗も「成長の過程の一部」と受け止められるようになりました。この感覚は、下の子育てをするうえで、大きな支えになっています。

また、私は長女として育ったため、長男の気持ちがわかるという思いがありました。無意識のうちに我慢を求められる立場だったからこそ、長男に対して同じ言葉を向けないよう、日頃から気をつけてきましたつもりです。大切にしてきたのは、役割を背負わせるのではなく、一人の子どもとして向き合うこと。そして、「あなたを信頼している」という気持ちを、言葉や態度で伝え続けてきました。
「大丈夫」という感覚は、日々の積み重ね
兄弟が成長した今、その積み重ねが、家庭の中の安心感につながっているように感じます。上の兄弟が下の子の良きお手本となり、時には親の代わりに教えてくれる場面も増えました。親がすべてを抱え込まなくても、兄弟同士の関わりの中で自然と育っていく力があることを、日々実感しています。
さらに、生活リズムがすでに整っていることも、下の子育てを楽にしてくれている要因の一つ。初めての子育てでは、寝かしつけや食事、外出準備など、すべてに気を張っていました。今は「家族の流れ」に自然と乗せることができ、完璧を目指さなくなった分、親子ともに無理のない日常を送れています。
もちろん、下の子育てがまったく大変ではないわけではありません。それでも、「初めてではない」という安心感が、心のどこかにあります。
この「大丈夫」という感覚こそが、日々の育児を少し軽やかにしてくれているのだと思います。兄弟が大きくなった今だからこそ感じる、下の子育ての変化。それは、子どもが成長しただけでなく、親自身もまた、経験を重ねてきた証で、日々の積み重ねなんだろうと思います。


























