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子どものお薬、いつラクになる?6歳で迎えた小さな転機「チュアブルデビュー」

娘が6歳になったこの冬、わが家の「いつものお薬」に、小さな、でもとても大きな変化がありました。
それは、喘息治療で毎日服用していたモンテルカスト細粒から、モンテルカストチュアブル錠への切り替え。たった剤形が変わっただけなのに、娘の成長と、これまでの日々が一気によみがえり、胸がじんわり温かくなった出来事でした。
細粒も上手に飲めていた娘、それでも感じた成長
ありがたいことに、娘は細粒のころから比較的スムーズにお薬を飲んでくれていました。ゼリーやヨーグルトに混ぜなくても、そのまま口に入れてごくん。
それでも、小さな口で粉薬を飲み込む姿を見るたびに、「がんばってるなぁ」「少しずつお姉さんになってるなぁ」と、親として胸がいっぱいになる瞬間が何度もありました。
6歳になり、主治医から「6歳になったことだしチュアブルにしてみましょうか」と提案され、ついにチュアブルデビュー。

ストロベリー味の“ラムネみたいなお薬”
処方されたのは、ストロベリー味のチュアブル錠。「かんで飲めて、ラムネみたいなお薬だよ」と伝えると、娘の目がキラキラ。
初めてかじった瞬間、「甘い!ラムネみたいで飲みやすい!」
それ以来、夜のお薬タイムは、ちょっとした“楽しみ時間”に変わりました。
「今日もラムネのお薬だよね?」「早く寝る準備しないと!」
お薬を待ち遠しくする日が来るなんて。細粒を飲み始めた頃のわが家からは、想像もできませんでした。
薬剤師ママから、服薬に悩む保護者の方へ
私は普段、調剤薬局で薬剤師として働いています。薬剤師として、そして一人の母として、「子どもにお薬を飲ませるのが大変」という声を、本当によく耳にします。
泣かれる、吐き出される、逃げ回られる。
そのたびに、「なんで飲んでくれないの?」「私のやり方が悪いのかな…」と、自分を責めてしまう方も少なくありません。
でも、声を大にして伝えたいです。
それは、決して保護者のせいではありません。
子どもにとって、味、におい、粉っぽさ、食感は、とても敏感で、大人が思う以上に大きなストレスになります。
服薬をラクにするためのちょっとした工夫
薬剤師ママとして、実際に役立ったポイントをいくつかご紹介します。
・苦味が出やすいお薬は、少量の水やゼリーでまとめて飲む
・混ぜる場合は、少量にして一気に(大量に混ぜると逆に飲めなくなることも)
・飲めたら、たくさん褒める、達成感を共有する
・無理な時は、医師や薬剤師に剤形変更を相談する
チュアブル錠やドライシロップ、シロップ剤など、子ども向けの工夫がされたお薬もたくさんあります。
実は今回処方されたモンテルカストチュアブルも、先発品は「チェリー味」。今回娘が服用しているジェネリック医薬品はニプロ製薬のもので、「ストロベリー味」となっています。他のメーカーだと「ピーチヨーグルト味」などもあります。このように同じ成分のお薬でも製薬メーカーによって味が違うことが多いのです。
「飲めない=我慢」ではなく、相談することで選択肢が広がるということも、ぜひ知っておいてほしいです。
成長は、ある日ふとやってくる
4年前、初めて喘息と診断された日のこと。夜中の咳に何度も起こされ、抱きしめながら背中をさすった日々。
あの頃は、「この生活、いつまで続くんだろう」と、不安でいっぱいでした。
それが今では、自分からお薬を取りに行き、「おいしいね」と笑いながらかじっている娘。
成長は、ある日ふと、気づかされるものなのかもしれません。

今日もわが家では、ストロベリー味のラムネみたいなお薬と一緒に、娘の成長をかみしめる夜が続いています。
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