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たくさん荒れた行事前。そして幼稚園卒園前…また荒れる

発達に凸凹のある長男は、大きな行事の前になると気持ちが不安定になります。
運動会や発表会の前は、正直、登園拒否気味でした。
朝になると体が重くなり、幼稚園に向かう足取りが止まる。
練習には参加せずに、教室を飛び出す。
家では攻撃的になり、ちょっとしたことで弟にあたってしまうこともありました。
ようやく落ち着いたと思ったら、今度は卒園式前。
…また心が大きく揺れました。
行きたいのに、荒れてしまう
今回は少し違います。
「幼稚園には行きたい」と言うのです。
登園拒否にはならない。
それでも気持ちは荒れる。
もうすぐ終わることが分かっている。
卒園式が近づいていることも理解している。
だからこそ、余計に落ち着かない。
休んでしまえば、その間にも卒園式は近づいてしまう。
先延ばしにしたい気持ちと、できないことが分かっている現実。
その板挟みが、どうにもならないもどかしさになっているように見えます。
卒園制作や歌の練習になると、教室を飛び出してしまうこともあるそうです。
「小学生になるよ」が、追い打ちに
私はつい、こんな声をかけてしまいました。
「小学生になったら、教室を飛び出したりはできなくなるよ。」
「小学校の練習のためにも、幼稚園で教室にいる練習をしてみようよ。」
でも今思えば、それは「もうすぐ終わる」「もうすぐ環境が変わる」という不安をさらに強めてしまう言葉だったのかもしれません。
未来の話をすればするほど、どうにもならない気持ちが加速してしまう。
今の揺れが、さらに大きくなってしまう。
そんな姿を見て、私もまた立ち止まりました。
節目は、揺れやすい
卒園前に荒れる子は、実は少なくないと聞きます。
特に、変化に敏感な子ほど、終わりや始まりを強く感じ取ってしまうのだとか。
大人にとっては「おめでとう」の行事でも、子どもにとっては、安心していた日常が終わる出来事。
うれしさと不安が混ざり合って、言葉にできないまま、行動に出てしまう。
「困った行動」に見えるものの奥に、そんな揺れがあるのかもしれません。
同じような状況のママ・パパさんへ
登園を渋ったり、攻撃的になったり、教室を飛び出してしまったり…。
もし今、同じように行事前で揺れているお子さんがいたら。
どうか「できない子」と責める前に、「ちゃんと感じ取っている子」かもしれないと、ほんの少しだけ思い出してもらえたら。
日常の流れが変わり、練習が増え、いつもと違う空気が続く。
それを「感じ取れる力」って、実はとても貴重なもの。
私もこの幼稚園生活では、何度も戸惑い、落ち込んだこともありました。
でも振り返ってみると、揺れるたびに少しずつ乗り越え、成長してきたように感じます。
揺れながら、前へ
卒園式は、どんなことがあっても、きっと素敵な一日になります。
その前に揺れる時間があってもいい。
揺れながらも登園している。
荒れながらも前に進もうとしている。
それもまた、成長のひとつ。
節目は、心も揺れるもの。
揺れながらでも、この子のペースで越えていけたらと思っています。
揺れるのは、ちゃんと前を見ている証。
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