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「大学に行きたい」5歳の息子。その理由が親の想像を超えていた話

もうすぐ入園、入学の季節ですね。わが家の息子も、この春ピカピカの小学1年生になります。そんな息子がある日、突然こう言いました。「ぼく、大学に行きたい。」まだ小学校にも入っていないのに、ずいぶん先の話だなあと驚いて理由を聞くと…その理由は親の想像の斜め上をいくものでした。
すべての始まりは“給食の心配”
きっかけは、給食の話でした。息子は好き嫌いはほとんどないのですが、お刺身などの生の魚がどうしても苦手。そのためか、ふと不安になると「ねえ、小学校の給食でお刺身出る?」と1日に何度も確認してきます。「給食でお刺身は出ないと思うよ」と答えても、しばらくするとまた同じ質問。どうやら本人の中では、かなり大きな心配事のようでした。
質問はどんどん未来へ
その流れで質問はどんどん未来へ広がっていきます。「じゃあ中学校は?」「高校は?」私は「生ものは食中毒のリスクもあるし、コストも高いから給食には出ないと思うよ」と伝えました。すると息子が次に聞いてきたのは、「じゃあ大学は?」でした。
大学には“学食”があって、自分で好きなメニューを選べることが多いよと伝えると、息子の表情が急に真剣に。「でも、お刺身があったらどうするの?」もし生魚のメニューがあって、間違えて自分が注文してしまったら一大事。そんな心配から、息子が出した結論はこちらでした。
「ぼく、学食のメニューにお刺身がない大学に行きたい!」
理由はとてもシンプル。もし間違えて注文してしまったら困るから、だそうです。どうやら息子の「大学に行きたい理由」は、お刺身対策だったようです。
将来の目標は“お刺身を克服してから”の大学
興味本位で少し調べてみると、実際に学食でお刺身を出している大学がいくつかあることが判明しました。「この2校じゃないところに行けば大丈夫じゃない?」と画面を見せると、息子は少し安心した様子でした。
ところが数日後、またその話題が。「やっぱり、そのお刺身の大学が気になる。」そんなに気になるなら…と軽い気持ちで「今度、学食に食べに行ってみる?」と誘ってみました。すると息子は少し考えて、はっきりと言いました。「まだお刺身は食べられないから、もっと大きくなって食べられるようになってから行く!」
なんとも筋の通った決意です。そこで私は「じゃあ大学に行けるように、まずは小学校でお友だちと過ごしたり、お勉強したりしていこうね」と話し、我が家の“大学進学計画”はまず小学校からスタートすることになりました。
大変だけど、面白くて愛おしい子どもの世界
そんな息子ですが、最近は少しずつお刺身にも挑戦するようになり、今では以前より抵抗なく食べられるようになってきました。
子どもの世界は、心配も発想も、いつだって大人の想像以上。子どもの心配事って、大人からすると小さく見えても、本人にとってはとても真剣。そしてその発想は、ときどき大人の想像を軽々と超えてきます。そんな瞬間に出会えるのも、子育ての面白さなのかもしれません。
この春、新しく入園・入学するお子さん、そして進級する子どもたちと保護者のみなさん、本当におめでとうございます。新しい環境に少しドキドキしながらも、きっと子どもたちは自分なりのペースで歩み始めていくと信じています。
毎日の小さな発見や、思わず笑ってしまうような出来事を大切にしながら、親子で新しい季節を楽しんでいけますように。
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