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子どもは親の「夫婦」を見ている?結婚記念日に気づいたこと

皆さんのご両親は、結婚記念日をどのように過ごしていましたか?私の両親は祖父母と同居していたことや、互いに仕事が忙しかったこともあってか、私の前では特にお祝いをすることはありませんでした。その影響もあり、子どもの頃の私にとって、結婚記念日は「特別な日」という印象がほとんどありませんでした。
そんな両親ですが、祖父母が亡くなり、末っ子の私が20代後半に入った頃から、突然父が母に花束やプレゼントを渡すように。「どうして急にお祝いするようになったの?」と聞くと、父は少し照れくさそうに「今まで何もしてこなかったから…」と、どこかバツの悪そうな表情で答えたのが印象に残っています。
子どもの頃に見ていた「夫婦の当たり前」は、気づかないうちに自分の価値観になっていくのかもしれません。
「うちの親はこうだった」が価値観になる
育ってきた環境の違う二人が夫婦になると、価値観や「当たり前」の基準が違うのは当然のこと。大人になれば、家庭の形にはいろいろあって正解はないとわかります。でも子どもの頃は、「自分の家のやり方」がそのまま普通だと思ってしまいやすい。私たち夫婦も、双子を出産してからは特に結婚記念日のお祝いをしてきませんでした。周りには毎年ディナーに行く友人もいれば、旅行をする友人もいます。でも私たちは、日々の仕事と子育てに追われる中で「どう過ごしたいか」を考える余裕もなく、気づけば毎年「今年もよろしく!」で終わっていました。
10年ぶりに思い出の場所へ
先日、子どもたちが行きたがっていたイベントがあり、横浜みなとみらいへ出かけました。偶然にもその日は結婚記念日の前日。実は横浜みなとみらいは、私たち夫婦が付き合い始めた思い出の場所でもあります。せっかくなので、子どもたちと一緒にその場所を歩いてみることにしました。
「パパとママはここでよくデートしていたんだよ」「この景色を見ると、毎回すごく感動してたんだよ」そんな話をしながら、5歳の双子とゆっくりお散歩。なんだかとても不思議で心地よい時間でした。

思いがけない子どもたちの言葉
これまでのお出かけはいつも子ども中心で、行き先もお店も、子どもたちが楽しめる場所を優先して選んできました。でもその日は、子どもたちにとある提案をしてみたのです。「今日は結婚記念日の前の日だから、パパとママの行きたい場所にも付き合ってくれる?」。そう話してみると、子どもたちは意外にもすんなり受け入れてくれました。
そして歩きながら、こんな風に話しかけてきたのです。「ここが、パパとママが好きな場所なんだね」「ママ、嬉しい?」「いま、楽しい?」いつもとは少し違うその言葉に驚きつつ、「ママ、すごく嬉しい」「今、すごく楽しい」と答えているうちに、あることに気づきました。

親が楽しければ、子どもも楽しい
その日は朝から動き回っていたのに、不思議と一日中みんなご機嫌。もしかすると、子どもたちがご機嫌でずっと楽しそうだった理由は、親が心から楽しんでいたからなのかもしれないと、そんな風に感じました。子どもが小さいと、どうしても「子どものために」と考えることが増えます。でも、親が楽しそうにしている姿を見ることも、子どもにとって大事な時間なのかもしれません。

子どもは親の「夫婦」を見ている
子育てをしていると、「どんな親でありたいか」を考えることは多いですよね。優しい親でいたい。
子どもの気持ちに寄り添える親でいたい。でもこの日、子どもたちは「どんな親か」だけでなく、自然と「どんな夫婦か」も、感じ取っていくんだと実感しました。
子どもに優しい人になってほしいなら、まずは夫婦がお互いに優しくしていること。子どもに「結婚っていいな」と思ってほしいなら、親がそう思える関係性でいること。言葉で教えるよりも、日常の中で見せている夫婦の姿のほうが、きっと心に残るのかもしれません。
※あくまで個人の体験・感想です
結婚記念日をどう過ごすかに正解はありませんが、これからは子どもたちの前で少しだけ、「夫婦の時間」も大切にしてみようかなと思った一日でした。
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