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東京で発掘した巨大二枚貝の正体は…まさかの〇〇!築地で実物を見て食べてみた

化石発掘が好きな息子と、和泉多摩川駅から徒歩15分ほどの場所にある狛江水辺の楽校へ。
そこで露出した化石を掘りに行ったところ、長さ約15cmの大型の二枚貝を発掘しました!
端がまっすぐで、裏表がつながった螺鈿のある二枚貝ではないか?と想定した我が家。
ついにその謎の化石の正体が分かり、さらに広がった体験についてご紹介します。
川底から発見!大型の二枚貝!!
年に数回遊びに行っている都内の化石発掘スポットで、我が家史上初の“大物化石”を発掘することができました。
化石発掘が大好きな息子は大喜び。私たち親もわくわくが止まらないほど、心に残る体験となりました。
その時の発掘体験や場所については、前回の記事をご覧ください。
↓下のリンクからご覧いただけます。

調べてみよう!
まずはきれいにクリーニングしてサイズを測ってみると、縦約15cm、横幅約13cmでした。
表も裏もピカピカの螺鈿に覆われており、片側がぴったりまっすぐで表と裏がつながっている状態。まるで二枚貝が閉じたままのようでした。
その特徴から二枚貝の一種だと分かり、この地域で過去に採取された記録を調べてみると、いくつか候補が見つかりました。
・マガキ
・ユキノアシタガイ
・タイラギ
息子も図鑑を一生懸命広げ、似ている貝を探しましたが、殻が残っておらず螺鈿部分のみで、一部欠けていることもあり決め手に欠けます。
そこで次は、専門の方に聞いてみることにしました。

聞いてみよう!
採取した地域に近い博物館や郷土資料館を調べたところ、多摩川上流にあるアキシマエンシスに郷土資料室があり、化石や鉱物の調査相談サービスがあることを知りました。
さっそく予約をして訪問してみると、学芸員の方が一目見て、「これはタイラギですね!」と教えてくださいました。
やはり専門の方にはすぐに分かるものなのですね。
採集した多摩川周辺は、約130万年前には遠浅の暖かい海だったそうです。貝や魚、サメ、クジラ、さらにジュゴンの仲間の化石も見つかっているとのこと。
現在の景色からは想像できませんが、この場所がかつて海だったことに大きな地形の変化を実感しました。
アキシマエンシスでは地域の成り立ちやアキシマクジラについても学ぶことができ、さらに興味が深まりました。
【アキシマエンシス】
■郷土資料室 化石・鉱物調査相談サービス
■受付日時
・火〜金 10:00〜20:00
・土日祝 10:00〜18:00
※学芸員不在時は受付できない場合があります
■休館日
・月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始、特別整理期間
■住所
東京都昭島市つつじが丘3-3-15 アキシマエンシス 国際交流教養文化棟1階
■TEL
042-543-1523 (市民図書館と共通の番号です)
■利用料金
無料
タイラギをもっと知りたい!
タイラギだと分かったあと、改めて図鑑や図書館で生態を調べてみました。
暖かい海に生息し、有明海や瀬戸内海、三河湾などが主な産地。水深5〜20mほどの砂地に突き立つように生きている大型の貝で、旬は冬の1〜3月とのことでした。
せっかくなら実物を見てみたい、そして食べてみたい!
そう思い、築地場外市場へ行ってみることにしました。
訪れたのは築地場外市場にある三宅水産。
幅広い魚介を取り扱っているお店です。
【三宅水産】
■住所
東京都中央区築地4-8-5
■TEL
03-3541-2985
■営業時間
5:00〜15:00
■休業日
日曜・祝日・市場休市日
※築地場外市場では取り扱いが現金のみの場合があるためご注意ください

タイラギを発注してみた
事前に電話で問い合わせたところ、前日までに注文すれば仕入れが可能とのこと。ただ通常はむき身での販売が多いそうです。
今回は化石との比較のため、特別に貝殻付きの状態で仕入れていただきました。
購入したのは愛知県産のタイラギ(2000円)。
息子の学校帰りに急いで向かい、閉店間際に到着しましたが、貝は開かずに待っていてくださいました。

しかも水に入れて保管してくださっていたため、まだ生きている新鮮な状態。目の前でさばいていただくという貴重な体験もできました。
タイラギは先端部分を処理し、小さな貝柱を外してから開くそうです。手際よくさばかれてい く様子に、息子も興味津々でした。


生きたタイラギを発注し、築地場外市場に買いに行くだけでもとってもドキドキしましたが、実際に目の前で捌いて貰えて貴重な体験が出来ました!市場で買うのって楽しいです。

タイラギを食べてみよう!
その日のタ食はタイラギのお刺身に。
まずは小さな貝柱を試してみると、思ったより もやわらかく、噛むほどに甘みが感じられまし た。
こちらはお店の方曰く、固いので食べないと聞きましたが好奇心が勝りました。
おすすめされないものではありましたが、実際食べたら美味しくてビックリしました!
思ったほど固くないし、噛むと甘みが感じられます。
これは本体にも期待!

見てください!この大きな貝柱!
タイラギはホタテの上位貝柱として高級品なんだそうです。

シンプルにお刺身で。おまけで買ったタコも(笑)。
お皿は息子のお気に入りの力作です。大事なお食事を食べる用のプレートで。
そしてメインの貝柱は、ホタテに似た味わいながらもよりさっぱり。
何より、サクッとした心地よい歯ごたえが印象的で美味しかったです!

見比べてみよう!
さて美味しく高級貝のタイラギを食した後は、化石と現在の貝の見比べです。
どうやらタイラギの内側の螺鈿は内側全体ではなく、4分の3ほどで上部は螺鈿が無いようでした。
化石を見ると、泥岩部分は螺鈿より少し大きめに残っていますが貝殻自体はもう一回り大きかったんだろうな予想出来ました。
この買ってきたタイラギほどではなくても、近いくらいの大きさがあったのではと思います。
買ってきた貝殻のサイズは縦約32cm、横幅約15cmでした。
これが海底に立っているなんて改めて驚きます。

体験を振り返って
息子には今回発掘をし、専門の方に同定をしてもらい、実際に生きたタイラギを捌いて食べるという経験をしたことについて、最後に活動記録として感じたことや学んだことを書き出してもらいました。
書いた内容はどうであれ、体験したことを楽しかったね、で終わらないように振り返って頭の中で整理したり、感じたことを意識してほしいのです。
そこには大きな塊で化石が取れて嬉しかったこと、専門の方がすぐにタイラギと分かってビックリしたこと、市場で貝を切る時に専用の包丁があって長かったこと、普段売ってもらえない身の部分(多分紐や小さい貝柱のこと)を貰えて嬉しかったこと、市場の方にタイラギについて色々質問をしたかったけど聞き忘れたなど書いていました。
息子なりに色々感じてるんだなぁと思いながら、そうだったねと私の感じたことも息子に伝えて終わりにしました。
少し本音を言うと、自分で生きたタイラギを採りに行きたい!と書いてなくてホッとしました(笑)。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※許可を得て、写真撮影・掲載しております

川底で見付けた一つの化石が好奇心を刺激し、息子の世界がどんどん広がっていく瞬間を見ることが出来ました。
この記事を書いた人


























