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小学校卒業後のランドセルはどうする?リメイクではなく「寄付」を選んだ我が家の選択

先日、小学校卒業を迎えた我が家の三男。6年間使ったランドセルを前に、2年前に卒業した次男のランドセルも残っている状態です。三男の壊れたランドセルに比べて、次男のランドセルはまだ使える状況に、ただ捨てるのは勿体無いけど保管には場所をとる。そこで、保管するのでもリメイクするのでもない、新しい選択肢として「寄付」を選びました。今回は、ランドセルの寄付のポイントや注意点、親子で感じたことをまとめました。
6年間使ったランドセル、卒業後の「使い方」を考える
我が家の三男もいよいよ小学校を卒業し、来年度から中学生になります。入学準備として、教科書や学用品の整理を進めています。
戸棚を見ると、2年前に卒業した次男(現在中学2年生)のランドセルが、そのままの状態で残っていました。
三男のランドセルは5年生のときに壊れ、その後の2年間はワークマンのリュックで通学。今、目の前にはボロボロの三男のランドセルと、まだ綺麗な次男のランドセルが2つあります。
壊れたものは処分しますが、次男のランドセルは「捨てるには忍びない」「保管するには場所を取る」と悩んでいます。

ランドセルはそのまま保管?リメイク?新しい選択肢「寄付」を選んだ理由
長男が小学校を卒業した際は、ランドセルを小物としてリメイクしてキーケースや財布にしてもらいました。しかし、使ううちに劣化してしまい、結局はボロボロに。ランドセルは形を変えてもいずれ傷んでしまうと感じました。
粗大ゴミとして処分すれば数百円ですが、リメイクは内容にもよるものの相場は18,000円以上。4月からの進学に伴う新生活や入学準備で出費が重なる時期には、気軽に出せる金額ではありません。
そこで、処分以外の方法を調べる中で、ランドセルを海外に寄付する活動を知りました。

ランドセルの寄付の仕組みと申し込む際のポイント
我が家が選んだ寄付先は、ランドセル素材「クラリーノ」で知られる株式会社クラレのプロジェクト「ランドセルは海を越えて」です。使い終わったランドセルを、アフガニスタンの子どもたちに届ける取り組みです。
申し込みはインターネットで簡単にでき、後日届くメールに記載された配送先へ、ランドセルを段ボールや紙袋に入れて送るだけ。思っていたよりも手軽に参加できました。
輸送費や現地での配布費用はクラレが負担してくれるため、こちらの負担は送料(今回のわが家の場合1500円程度)のみです。さらに、ハサミやカッターなどの刃物を除けば、未使用のノートや鉛筆、色鉛筆、消しゴムなどの学用品も、ランドセルの中に入れて一緒に送ることができます。
また、発送時のちょっとした配慮も大切です。アフガニスタンには十分なゴミ処理施設がないため、日本での検品時に包装材はすべて取り外されます。そのため、緩衝材は使わず、ビニール袋などの外装もあらかじめ外して、「届いてすぐ使える状態」で送るのがおすすめです。
簡易個装にすることで現地ボランティアの負担を減らし、活動をスムーズにすることにつながっています。

素材や申込期間や費用など!ランドセルを寄付する時の注意点
寄付する際には、いくつか注意点があります。
まず1つ目は、「使える状態のランドセルであること」。ベルトが切れていたり、大きく壊れているものは現地で使えないため、対象外になります。
2つ目は、「豚の皮が使われていないこと」です。アフガニスタンではイスラム教の考え方から、豚は食べるだけでなく、体の一部に触れることも避けるべきとされています。
日本のランドセルは人工皮革(クラリーノなど)や牛革が主流ですが、一部には裏地や細かいパーツに豚革が使われていることもあります。見分けるポイントとしては、「3つの毛穴が1セットになって並んでいる」独特の模様です。気になる場合は、メーカーのタグや素材表示を確認しておくと安心です。
また、寄付の受付時期や団体ごとのルール、事務手数料などもあらかじめ確認しておきましょう。通年で受け付けている団体もありますが、「ランドセルは海を越えて」の2026年発送分は3月中旬で募集が終了しており、配送期限も3月末までです。

寄付の準備をしていて感じた子どもの心境
久しぶりにランドセルを開けると、書き込まれていない時間割表や、次男が小学校の登校時に毎日使用していた校帽が出てきて、別れが少し名残惜しく感じられました。
しかし、次男と一緒に段ボールへ詰めながら、「僕のランドセルが役に立つなんて、ちょっと嬉しい」という一言に背中を押され、『まだ使えるランドセルだからこそ役目を全うさせたい』そんな思いを大切にしながら、誰かの役に立つ喜びを親子で感じることができました。
思い出が詰まったランドセルの行き先
「ランドセルは海を越えて」で寄付されたランドセルの様子は、YouTubeでも見ることができます。整備の整っていない道をひとつひとつ手作業で届けられ、子どもたちが笑顔で受け取る姿を見て、勉強できる環境が当たり前ではないことを改めて感じました。
子どもが多いため、これまでに何度もランドセルを送り出し、リメイクも一通り経験した我が家だからこそ、気負わずに『寄付』という選択ができたのかもしれません。最終的に活用方法を決めるのは、「使い切ったお子さん本人」だと思います。
まだ綺麗で使えるランドセルの活用に悩んでいる方は、リメイクだけでなく、発展途上国の子どもたちへ寄付して未来につなげるという選択肢も、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

子どもの思い出が詰まったランドセルが、海を越えて誰かの笑顔につながることを願っています。
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