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父の遺品整理で見つけた謎の数字「0609」——調べて分かった、涙の理由

昨年亡くなった父の遺品整理をしていたら、いろんなパスワードのメモに頻繁に出てくる「0609」という謎の数字…。
なんだろう?と謎を紐解いていったら、亡き父の深い子どもへの愛情に涙が止まらなかった話です。よければお付き合いください。
父の遺品整理
2025年4月にがんで他界した父(享年78歳)の遺品を整理していたら、マメだった父はいろんなパスワードを逐一書類などにメモしていました。
父の名前はなんとなくわかるのですが、その後にやたら「0609」という謎の数字。
父の誕生日は11月、母は8月。4人兄弟の誕生日もそれぞれ違う。
この「0609」は何の数字だろう?とふと疑問に思いました…。
母に小さい頃から聞かされたある話
私は4人兄弟、兄、姉、姉、私の構成なのですが、母から小さい頃から言われて育ったある話があります。
それは、4人兄弟の前に、産まれてすぐ亡くなってしまったお空の兄がいる、という話。
その兄は「コウイチロウ(仮名)」という名前で、産まれて6時間ほどで息を引き取ったらしく、出生届と死亡届を同時に出したらしい。
「あなた達にはもう1人の兄がいる」という話を小さい時から、ことあるごとに母から聞かされて育ちました。
その兄の命日には谷中霊園にみんなでお参りに行ったのを、幼いながらに記憶しています。
そう、その命日が6月9日=0609でした。
父は50年以上このパスワードだった?
父が実際にどういうパスワードにしていたのか、というのは当然生前には知る由もなかったのですが、恐らく近年だけこの「0609」のパスワードにしたとは考えにくいかなと。
亡き兄は、生きていたら51歳。
きっと父は、何かパスワード設定が必要な際に、どこかしらにこの「0609」を入れて使っていたんだろうと考えると、50年以上、亡き兄を感じるパスワードを設定していたんだと思う。
父なりの「俺はお前のことを忘れてないよ」というメッセージ。
遺品整理をしていて、涙が止まりませんでした。
母からの教え「亡くなった人の一番の供養はその人を思い出すこと」
小さい頃から母に言われたのは、「亡くなった人の一番の供養はその人のことを思い出すこと」と言われて育ったこと。
ご命日を忘れない、お墓参りをする、など、よく分からないけれど、それが大事だと言われて育ちました。
だから、社会人になってもなぜかその習慣があり、お世話になった先輩のご命日には、できる限りお墓参りするようになった自分がいます。
母がそういうことをしている姿は想像できるけれど、父はあまり想像が湧かなかった。
でも、父も母と同じくらい慈悲深く、普遍的な愛情を持っていたのだろう。
そして、もしかしたら、生きている子どもたちより、何もしてあげられなかったことを悔やみ、天国の兄を思い続けることで供養していたのかなとも思うところです。
最後に
親から子どもへの愛情は、想像以上に普遍的で、深く、すごいものなのだと思います。
この話が、どなたかの心に届けば幸いです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
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