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【経験談】お通夜に7歳5歳2歳三姉妹を連れて行ったときのこと
突然の連絡に母迷う。
おつかれさまです。
7歳、5歳、2歳の三姉妹育児中の母です。
先日親族に不幸があり、急に行くことになったお通夜。
ただ、その日は旦那は仕事。
大人1人でこども3人をお通夜に連れて行けるか。
むしろ行っていいのか、どうしようどうしようと悩み、結局私がどうしても行きたくて、三姉妹を連れて行きました。
が、その準備がたいへんでした。
もっとちゃんとしておけばよかった。
小学生+乳幼児連れのお通夜はどんな感じか。と、そのときの反省を踏まえてここに書いておきます。
こどもたちの服装問題。
まず、行くと決めた時に悩んだのが服装問題。
三姉妹、正直葬祭同席経験は薄く、それらしい服は持っていない。
しかも黒い服を一切持っていない。
ここからやばい。
急いで仕事帰りにお店に行ったら、ちょうど幼稚園、小学校のブランドお受験服がたくさん置いてある時期。
ただ、高い。
90センチの服が5000円以上、120センチは10000円近くする。
無理だ。ここで買うと三姉妹で、服だけで15000円。
靴とかもろもろ買ったら3万超える。
一生着る、何度も着るならまだしも、数ヶ月でサイズアウトするのに、そんな高いもの無理だ。
時間があればメルカリとかで安く買えたなあきっと。大人のものなら大抵近所で買えますが、こどものものだと近所にはなくて、それなりのショッピングモールに行かないとサイズがない。
今まで、こういうときのための服を持つ発想がなかったなあ。
とぼやきながら、あちこち歩いてやっと見つけました。
使いまわせそうな服をえらぶ。
選んだのは、紺の袖なしワンピース。
小さめ90は、赤ちゃん本舗で。
110、120は、イトーヨーカードーで買いました。
お店は違うけど形は同じ。前にリボンが付いています。
それぞれ2000円くらい。
袖なしにしたのは、夏場は半袖にすれば、季節問わず着れそうだからです。
3着でだいたい6000円。
1着2000円なら、ちょっとした外食に着ても気軽に着て多少汚しても親的に許せるレベル。
長袖は白。
冬場なので長袖も。
アプレレクールの服を選びました。
袖フリルリブTシャツ。1700円。
UNIQLOの白でもよかったかも。
でも、こちらの方がフリルがあるから三姉妹が着てくれそう。
(黒い服を着たことがほぼないので、ヤダと言われない対策)
3着で5100円。
あとから三姉妹に、このフリル可愛いねと合格点をもらいました。危ない危ない。(気に入らないと本当に着ない年頃の7歳5歳むすめ)
あわせてみる
これに、黒タイツと黒靴を。
黒靴は、5歳2歳は赤ちゃん本舗で購入。これはちょうど安くて1000円ずつくらい。
7歳は卒園式で履いた靴にしました。
卒園式の服を黒にしていれば、冠婚葬祭でも着れたなあと、あとから少し後悔しました。(長女の卒園式服は水色)
学生服があるひとはそれを着用すればいいから、こどもの洋服問題は12歳まで。
コートも派手な三姉妹、、、
そして迷ったコート。
三姉妹のコートはピンク。。
ああ、なんで紺とかにしておかなかったのだろうか。
と思いつつ、さすがにお通夜にピンクは無いな、という親心で、コートも買いました。
ダウンコートは、紺を。
ここでも赤ちゃん本舗。
とにかくリボンをついてるやつをえらぶ。(口達者な三姉妹。普通の無地だと絶対ヤダと着ない気がするから)
コートは、割引を使って2000円。
洋服の総額はだいたい、
1人4700円(ワンピース、靴、トップス)→タイツは自前
これが3人分。
てした。コートも合わせると総額1人6700円くらい。
でした。
うーん。このワンピースコーデならちょっとしたお出かけ使いもできるから、最初から1着持つべきだったか。
事前にだれかにゆずってもらったり、リサイクルショップやメルカリをうまく活用して準備したけば、もっと出費抑えられたなあ。
やっぱり、黒や紺のワンピースは1着用意しておくべきなんだな、、
今回は用意しませんでしたが、黒のカーディガンでもよかったのかもしれません。これは後からZARAを見て思いました。
まあ、今回は仕方ない。
お通夜の約束事をこどもに伝える
服装のつぎは、マナーの問題。
三姉妹、まだ死を理解していません。
7歳長女がやや理解し始めた程度で、おしゃべり5歳と、なんで?なんで?病の2歳は、思ったことをすぐ口に出してしまう。
まず、【葉っぱのフレディ】という絵本を読み、ママのかぞくがフレディと一緒に旅に出ることを伝えます。親族は本当の家族の定義とは違うけどそこは省略。
7歳5歳娘は何となくわかった様子。2歳はもちろん、わかっていません。
ただ、フレディのところに行くから、みんなでお見送りしに行くよ。と、伝えたら、わかった!と。
2歳向けの絵本を探す時間は今回ありませんでした。
その他の約束事として、以下を強く強く伝えました。
・お通夜はお別れする会だから、笑ってはいけない
・泣いてるひともいるけど、なんで泣いてるの?と言っちゃだめ。
・お部屋に入ったら、絶対に喋ってはいけない
・あとで、ママがぜんぶ教えてあげるから、絶対に、あれなに?とか、ねえママとか言わないよ。おしゃべり禁止だからね。
・みんなお別れの服で黒色を着てるから、ママの手を離すと迷子になるから、絶対に手を離さないで。
・ちゃんと約束守れたら、帰りにご飯食べて帰ろうね。
これで、いざ。
三姉妹、花束を買う。
お通夜に行く途中、故人のためにお花を買いました。
カサブランカとトルコキキョウの白を。
棺に乗せたいから可燃で包装して欲しいと頼みます。
ネットで調べると5000円程度となっていたので、それにならいました。
すると、三姉妹もあげたいという。
お花屋さんに、それってありですか?と相談すると、全然ありですよ、こどもなら多少色があっても許してくれますよ、とのお言葉をもらい、
三姉妹もそれぞれお花を選んで、600円くらいの小さなブーケを3つ作ってもらいました。
三姉妹が選んだのは、ガーベラ。かすみ草。ラナンキュラス。
白地に薄い紫色のブーケで、7歳長女と5歳次女は、これ天国にもっていってくれるかな?
と、ちゃんと意図を理解しているようでした
お通夜へ。
出来るだけ邪魔にならないように、1番最初に行って花束とお焼香をさせていただいたら、すぐ帰る作戦。
対策として、
・ぐずったら、ラムネ。
小分けにしてポケットにいれておく
・それでも治らずだれか1人でも崩れたらすぐ帰る。
・喋らないをつよくアナウンスする
・たまたま黒ネコのポシェットを持っていたので、もしぐずったらこれをつけてあげて、気分転換させ黙らせる作戦としてカバンに忍ばせる。
受付時間の前に最寄駅に着いたら、まずは駅でトイレに。
部屋に入る前で、三姉妹には、取り決めた約束事を何度も繰り返しつたえました。
おかげで、お通夜はとても静かに、ママとの約束をちゃんと守ってくれました。ここは本当に心配していたところ。ラムネも黒ネコポシェットも使わずに済みました。
なんとなく、5歳7歳ならセーフだなと実感。
ちなみに2歳むすめは、わざと昼寝無しにしたので、行く途中でスヤスヤお昼寝。私が抱っこしながらあまりに泣くので2歳むすめの顔にあたり、その涙で起きましたが、まだ眠たいからかぐずることもなく抱っこで睡眠。
お通夜がおわる頃に起きて、ブーケはちゃんと棺の上に置くことができました。
こども連れでお通夜に行っていいか問題。
本来なら葬祭は、小さなこどもは連れて行かない、人に預ける、もしくは辞退する、が基本だとネットには書いてありました。
正直本当にその意見は正しい。誰のための会かを考えたら、こども連れは辞退するのが、その通りなんだと思います。
我が家も、旦那が仕事が抜けられるなら、旦那に任せて私だけ行くのが、第一選択肢だった気もします。
ただ、今回はどうしても私が行きたかった。三姉妹を故人に会わせたかった。
そのわがままで三姉妹を連れて行ってしまいました。
後日談ですが、故人は三兄弟の母でもあったひとで、ウチの三姉妹が持ってきた花束は、翌日の葬儀で3人の息子さんたちが持ち、彼らがそれぞれお棺に入れてくれたと聞き、
少しだけ。
行ってよかったかな。三姉妹が花束持っていってよかったかな。
と、思ったのでした。
もしお子さん連れで参加するなら、小さなブーケを持参するのはおススメします。
向こうの親族の方々も喜んでくれたし、棺にの上に乗せて少しだけ華やかになったし、
むすめ本人たちも嬉しそうだったので、我が家はもし次このような機会があって、またこども連れのときは、花束は必ず持参しようと思っています。
お香典だけよりも、
こどもたちの気持ちもいっしよに届くと信じて。。
May her soul rest in peace..
葉っぱのフレディ、名作です!