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【幼児・低学年から読める】本のプロに教えてもらった「食物アレルギー」が学べる本、9選

7歳の息子が突然、食物依存性運動誘発アナフィラキシーを発症。顔が腫れ、呼吸が苦しくなり、エピペンを使用し、救急車で搬送されました。
食物依存性運動誘発アナフィラキシーは何かを食べただけではアレルギー症状は出ないけれど、「特定の食べ物を食べる」+「運動をする」と現れる症状。
息子は生まれてから今までアレルギー反応が出たことがなく、今回はじめて食物依存性運動誘発アナフィラキシーについて知ったり…とアレルギーについての知識がほぼない我が家。
診断されてから勉強を始めましたが、2年生の息子にアレルギーを教えるのってめちゃくちゃ難しい。
そこで小学校の先生に相談すると図書の司書の先生から、低学年の子供が理解できる「アレルギーの本」をたくさんの本を紹介していただきました!シェアさせてください。
よくわかる こどものアレルギー(1)アレルギーってなあに?
なぜアレルギーがおきるの?症状が出たらどうするの?アレルギーがあるとわかったら?などアレルギー全般の仕組みと対応を紹介。
出版社:ポプラ社
発売日:2014年4月
監修:栗原和幸
絵:かべやふよう
定価 :2860円
日本の子どもの2~3人に1人が何かのアレルギーを持っていると言われているそう。この本ではアレルギーの病気がどうして起きるのか、またどんな症状が起きるのかを分かりやすく説明してくれています。

よくわかる こどものアレルギー(2)食物アレルギー
突然ショック症状をひきおこすこともある食物アレルギー。学校や宿泊学習での注意事項、対応の仕方、治療の方法などを紹介。
出版社: ポプラ社
発売日:2014年4月
監修:栗原和幸
絵:あおきひろえ
定価 :2860円
小学生の100人に5人くらいが食物アレルギーを持っているそう。もし食べてしまったらどうなるか、119番する時のポイントやエピペンでの応急処置の方法などを分かりやすく説明してくれています。

おうちで学校で役にたつアレルギーの本 2 食べものとアレルギー
小学校低学年から読めるわかりやすいアレルギーの本。学校生活や家庭生活を送るうえで、アレルギーのある子ども自身が知っておくべきこと・知っておいてもらいたいこと、また周囲にいる子どもにも知っておいてもらいたいことを、イラストや図版を使ってわかりやすく解説。
出版社:WAVE出版
発売日:2017年2月
監修:赤澤晃
絵:見杉宗則
定価 :2750円
アレルギーの説明だけではなく、日常生活で注意することや友達がアレルギーだったら、どうすればいい?なども分かりやすく教えてくれます。

きらいだから たべてくれないの? ~食物アレルギー~
NHKのEテレで放送され、大反響の続く番組の書籍化。アイちゃんは、転校生のユウくんが好きになって、手作りのクッキーをわたしました。
でも食べてくれず、「わたしのこときらいなのかな」と悩んでいます。シッチャカとメッチャカの世界にやってきて、「ココロのでんわ」で、ユウくんのアレルギーを知ることができました。
出版社:ほるぷ出版
発売日:2022年7月
編集:NHK Eテレ「u&i」制作班
著:西田征史
絵:鈴木友唯
定価:2090円
絵本の形式で話が進むので分かりやすく、息子も真剣に聞いていました。「嫌いなのではなく、食べれない」ということが、アイちゃんとユウくんのやり取りで理解することができます。

からだとはたらくどうぐたち エピペン(R)注射ってなんだろう?
病気やケガなどのある人をパワーアップしてくれる道具を紹介する絵本シリーズ。この本では、気管の「スースー」と、エピペンの「ペンペン」が案内役になって、エピペン注射の役割やしくみ、やっていいことダメなことなどを紹介。親しみやすいキャラクターと一緒に、病気や障害などがある事者の立場を想像しながら、バリアフリーへの理解を深めることができます。
出版社:ほるぷ出版
発売日:2023年2月
作:ハリエット・ブランドル
総合監修:中野泰志
監修:山本貴和子
定価:2420円
エピペン注射ってなに?どんな仕組みなの?どんなことに気をつけるの?など、キャラクターたちと一緒に学ぶことができます。

小麦の本
息子のアレルゲンは、おそらく小麦ではないかということで、小麦を除去する食生活を送っています。
うどんやパスタ、パンなど息子が大好きな献立にたくさん使われている小麦。小麦はほぼ加工されていることが多いので、何に使われているかが分からない。なので小麦の図鑑を使ってどのような献立に変わっているのかを息子と一緒に学んでいます。




アレルギーについて学ぶことは、自分の命を守ること
図書の司書の先生に教えていただいた本は、可愛いイラストがたくさんで低学年でも理解しやすく、親子で夢中になって読んでいます。突然発症したアレルギーに不安いっぱいでしたが、きちんと理解することで前向きに戦っていこうという気持ちが増えてきました。
自力で図書館や本屋さんで色々と探してみましたが、専門書のようなものが多く、子供向けのものがなかなか見つけられなかったのですが、今回司書の先生に相談してたくさん良い本を紹介していただきとても勉強になりました!
司書の先生すごいです!アレルギー以外のことも、子供と一緒に学びたいことがあれば相談させていただきたいと思いました。
同じように悩んでいるみなさんの参考になれば嬉しいです。