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【大阪 | 車椅子おでかけ&小2男子】

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「車椅子の人」って呼ばれると寂しいのはなぜ?息子の友達が教えてくれた話

「車椅子の人」って呼ばれると寂しいのはなぜ?息子の友達が教えてくれた話

こんにちわ、ゆっけです。
私は事故で脊髄を損傷し、車椅子生活となってから、息子を妊娠し、出産。
車椅子で子育てをしています。

息子はこの春、保育園の年長さんになりました。
1歳から保育園に預けているので、もう5年もお世話になっています。
車椅子の母であることに不安を抱えながらの子育てでしたが、ママ友もたくさんでき、保育園の先生たちやまわりのみなさんに支えていただきながら、息子とてんやわんや楽しく過ごしています。
そんな先日、少し寂しくなることがありました…

「車椅子の人」って呼ばれると寂しいのはなんで?

息子の保育園は、朝夕は年齢関係なくみんなで園庭やホールで遊んでいるので、息子のクラス以外の子どもたちとも仲良くなりがち。

「車椅子でどうやってお風呂入ってるの?」
「車椅子でどうやって寝てるの?」
「車椅子でどうやってご飯食べてるの?」

車椅子が珍しいからか、たくさんの子たちに取り囲まれて、車椅子を触られたり、質問されたりといつも賑やか。
小さい子を車椅子でケガさせないか、いつもヒヤヒヤしながら、子どもたちと話すのが日常になっています。

「車椅子の人ー!」
ある日突然、息子より一年下の、年中クラスの女の子たちに、そう呼ばれるようになりました。

「車椅子の人、おはよう」
「車椅子の人、バイバイー」

以前までは「◯◯くんのお母さん」って呼んでくれてたのに、突然の変化にびっくり。
もちろん年中の女の子たちは、そう呼ぶのが楽しいだけで悪気はないんだろうなっていうのは分かっていて…
でも実際、車椅子に乗ってるから「車椅子の人」ではあるんだけど、なんだか寂しいなぁ…

「”車椅子の人”っていうお名前じゃないよ」
「〇〇君のお母さんって呼んでほしいな」
って何度か伝えたんだけどそのままで…

「車椅子の人」って呼ばれるとなんで寂しくなるのかな?っていう私のモヤモヤがずっと続いてしんどくなってきたので、保育園の先生に相談することに。

先生に伝えると、先生も気にしてくださってたみたいで、早速、息子の年長クラスのみんなで話し合ってくれて、その内容を先生が教えてくださいました。

「◯◯くんのお母さんが、”車椅子の人”って呼ばれてるの知ってる?」

先生「◯◯くんのお母さんが、年中さんに”車椅子の人”って呼ばれてるの知ってる?」
子どもたち「知ってるーイヤだった」

先生「なんでイヤだったの?」
子どもたち「◯◯くんのお母さんってお名前があるのに、”車椅子の人”って言ったらあかん」

子どもたち「◯◯くんのお母さんは事故でケガしたから車椅子に乗っているんだよ!」
先生「そーやんね。遊びで車椅子に乗っているんじゃないよね」

子どもたち「◯◯くんのお母さんって知らないんかも!」
子どもたち「一回教えてあげて、それでも”車椅子の人”って言ってたら、また教えてあげる」
先生「うん!それはいいかも!」

先生「あと、急に車椅子触るのってどう思う?」
先生「みんなも自転車乗ってる時に、後ろから急に押されたらどう思う?」
子どもたち「怖いからやめてほしい」

先生「◯◯くんのお母さんも怖いと思うから、いい?って聞いてからにしたらいいね」
先生「小さい組の子たちはこのこと知らないから、教えてあげてね」

息子のお友達が教えてくれた大切なこと

先生からお話を伺って、1歳クラスから一緒だった息子のお友達が、こんなふうに「車椅子」のことを考えていてくれたなんて、感動で涙が止まリませんでした。

そして「車椅子の人」って呼ばれると、寂しくなっちゃう理由は、名前があるのに名前で呼んでもらえないことだったんだ!と息子のお友達から教えてもらいました。

この話し合いのあとから、「車椅子の人」ではなく「◯◯くんのお母さん」と呼ばれるようになり、車椅子を触る時には一声かけてくれるようになりました。
先生が他のクラスの子たちにはまだ伝えてないとおっしゃっていたので、年長クラスの子たちが、年中さんに伝えてくれたのかなと思っています。

正確にいうと「◯◯くんのお母さん」っていう名前ではないんだけど…というツッコミはさておき←笑
やっぱり名前で呼んでもらえるって嬉しいなぁ!
私自身がお名前を覚えるのが苦手なので、気をつけたいと思います。

私の悩みを受け取り、クラスの子たちと話し合う機会を設けてくださった担任の先生には感謝の気持ちでいっぱいです。
今後も園全体として考えていきたいです、とおっしゃってくださいました。

まだまだ子どもだって思っていた年長クラスのみんなにも大切なことをたくさん教えてもらいました。
本当にありがとう。

車椅子での子育てはこれからもずっと続きます。
今回みたいにモヤモヤすることもたくさんあると思うけれど、みんなに助けていただきながら教えていただきながら乗り越えていきたいなと思います。

上手くお伝えできているか不安ですが、最後までお読みいただきありがとうございました!

毎日皆さんに助けていただき感謝でいっぱいです

この記事を書いた人

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大阪府

ゆっけ

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デザイナー 車椅子ママ

夫・長男7歳(小2) 親子で大好きな警察や消防・自衛隊を"推し活"しながら、にこにこわくわく車椅子で子育てしています。

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