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【熱性けいれん】まさか6歳で!? インフルエンザで起きた経験から伝えたい事
タイトルにある熱性けいれん、子を持つ母なら誰もが1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
熱性けいれんとは…6カ月~5歳ころの子どもが急な発熱に伴って意識障害、けいれんを引き起こす病気です。通常38℃以上の発熱時で急激に体温が変化するときに起こり、半数近くが繰り返しますが、成長に伴い6歳前後でほとんど起こさなくなるといわれています。
うちの双子は現在6歳(年長)で一般的にけいれんを起こす年齢には当てはまっていません。
しかし、ついこの間、産まれて初めての熱性けいれんを体験することになってしまったのです。
熱性けいれんの原因は…
最初の熱性けいれんの原因は、結論から言うと、インフルエンザA型でした。
数日前から風邪症状があり、双子の姉が発熱したため、家でご飯を少し食べさせて寝かせていました。
1時間位寝た後、目を冷まし、病院受診の予約をしており、診察時間が近くなったため、「病院行こうか?」と聞いた所、首を振り、お茶を一口飲んで、また眠りだしました。
少し様子をみようと、子供の近くにいて用事をしていたのですが、ふと気になり、子供の顔を覗き込むと…
様子がおかしい!
目は上を向き、口をパクパク。
顔面蒼白でした。
私は気が動転して、子の名前を叫びながら体を揺すりました。
救急車に電話する時ももたつき、意識のない子供を目の前に焦る私。
本当はいけない事だと思うのですが、咄嗟に心臓マッサージをしていました。
救急隊員が来るまでに心拍は確認できたので少しホッとしたのですが、ぼぉーっとしていて呼びかけに返答はなし。
救急車の中でやっと、受け答えや手の握り返しができた感じでした。
病院の採血でインフルエンザと診断され、他の数値は問題なく、熱性けいれんでしょうとのことでした。
医師の話では、6歳で熱性けいれんを起こすことはかなりまれだが、インフルエンザやコロナでは、起こす子供も多々いるそうです。
熱性けいれんは、ガタガタ震えたりするイメージでしたが、うちの子はそれがなく、症状は人それぞれ違うのだそうです。
両親ともに痙攣の既往はなく、子供も初めての事だったので、本当にびっくり…というか、私が息が止まりそうでした。
医師の話では、熱性けいれんは生涯1回だけの子がほとんどで、小学生になると自然と起こすことがなくなる。
もし、数回繰り返すようなら、他の疾患も考慮しなくてはならない。
経過を見ていきましょうとのことでした。
しかし、1ヶ月に再びけいれんを起こす…
熱性けいれんを起こした双子の姉ですが…
症状が軽快した後、1ヶ月後にアデノウイルスにかかり、高熱が出た初日に再び熱性けいれんを起こしたのです。
この時は嘔吐がありましたが、吐いた後すぐ意識がありました。
再度救急車を呼び、1回目とは別の病院に搬送されました。
特に処置などせず自宅に戻り、その後は高熱は長く続き、のちに副鼻腔炎を併発しましたが、けいれんは起きませんでした。
(熱性けいれんは発熱後24時間以内に起こることが多いです。)
ちなみに双子の妹の方ですが、インフルエンザの時は姉に引き続き、40度の高熱が出ましたが、けいれんは起こりませんでした。
さらに、アデノウイルスにはかかりませんでした。
このように双子で差が見られました。
一卵性双生児の片方が熱性けいれんにかかると、もう片方もけいれんを起こす可能性は80%と書かれている文献もありますが、近医の医師に聞くと「双子だから同じように、けいれんが起きる訳でもないし、誰しも起こす可能性があり、こればかりは誰にも分からない」との返答でした。
【今回の事で考えた今後の対応策】
けいれん時の正しい対応の仕方は正しい情報を参考にしてほしいのですが、今回の私の体験を踏まえた対応策を自分なりにまとめてみました。
1.今後もしまたけいれんが起きたら
・誤嚥に注意し、体勢を整える。
・無理に揺すったり動かしたりしない。落ち着く。
・けいれんの回数や発作の時間に関わらず救急車を呼ぶ。
(医師と相談して、子の年齢もまだ低いので、けいれんが止まっていても、再び起こす可能性があることから呼ぶ事に決めています)
・子を無理に動かさず顔を横に向け、誤嚥を予防する。
・動画を撮る。
→1回目のけいれんの時は気が動転して動画を撮る余裕もなく、救急車を呼ぶ事で精一杯でしたが、子供の安全を確保したあとに動画を撮ると、医師の診察・判断に役立つのではないかと思いました。
2.注意点
・発熱時(特に高熱時)子のそばにいて、目を離さない、寝ていても様子を確認する。
→すぐにけいれんに気づけるようにするため。
・救急車で聞かれることを知っておく。
→普段から聞かれることをどこかにメモしておくと、緊急時焦ることなく、素早く情報を救急隊員に伝えることができるから。
最後に…
いつ誰に起こるか分からない「熱性けいれん」
6歳はまだまだ油断できない年齢です。
正直記事にするにも勇気がいりましたし、実は今も夜中に時々、子供が息をしているか確認してしまいます。
この冬まだまだインフルエンザやコロナが流行っているので、まずはかからないように、元気に過ごすことが第一ですが、もしかかってしまったら、子供さんの症状の変化にいち早く気づいてあげられるようにしてほしいと思います。
私も気をつけます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事がどなたかのお役に立ちますように…
おパンナ
元気が一番!