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待ってました!ヒルドイドローションと同じ乳液タイプのジェネリックが新発売
こんにちは。姉妹母で薬剤師のママとこどものおくすりやさんです。
「ヒルドイド」は主に保湿効果を期待して広く使われている薬なのでご存じの方も多くいらっしゃるかと思います。当然、そのジェネリック医薬品についても広く知られていることかと思います。「ヘパリン類似物質〜」から始まるアレです(笑)。
ジェネリックは化粧水タイプのみだった
その「ヒルドイド」の剤型には、ソフト軟膏、クリーム、ローション(乳液タイプ)、泡タイプの4種類あります。
当然、ジェネック医薬品も各メーカーから同じような剤型が発売されていると思われますよね。ところが、今までヒルドイドローションのジェネリック医薬品のみ、先発品に酷似した乳液タイプのものはなく、各メーカーから発売されているものはサラサラした化粧水タイプのものだけだったのです。
先発品の「ヒルドイドローション」。乳液タイプのものです。きっと、みなさま1度は見かけたことがあるのではないかと思われます。
ジェネリック医薬品「ヘパリン類似物質ローション(日医工)」のもの。化粧水タイプのものです。各種メーカー同じように化粧水タイプのものしかありませんでした。
乳液タイプのジェネリックが新発売!
ところが、ここにきてようやく、ようやく!先月、2024年6月14日に発売されたのです。先発品に酷似した乳液タイプのジェネリック医薬品のローションが!
それは、日東薬品株式会社から販売されている「ヘパリン類似物質ローション(NIT)」のことです!早速、薬局の皆で製材見本を用いて使用感を確認してみました。
まず、容器に関しては先発品はボトルでしたが、チューブタイプとなっています。
出口は割と細め。これなら多くですぎるということもなさそうです。
さて、肝心の使用感についてです。乳液のように白くてトロッとしていますね。ほとんど先発品のヒルドイドローションと変わりないような使用感です。
ヒルドイドローションをわが子に常用しているスタッフは、ややさらっとしていると言っていました。匂いはほとんどありませんでした。
10月から一部、先発品の負担額が増す!?
今年の10月から、一部の薬の中で本人の希望でジェネリック医薬品を選択しなかった場合、薬代の負担が増す制度「選定療養」が開始されます。その薬の中に「ヒルドイド」も含まれています。
私自身もヒルドイドローションのみ、ジェネリック医薬品の化粧水の使用感が気に入らなかったので、ずっと先発品を使っていましたが、この機会に「ヘパリン類似物質ローション(NIT)」を使ってみようかなと思っているところです。