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お金持ちに育てたい親必見!子どもへの小話「難破船と3人の乗客」

お金持ちに育てたい親必見!子どもへの小話「難破船と3人の乗客」

いきなりですが、1つ質問です。映画監督「スティーブン・スピルバーグ」、Facebook創業者「マーク・ザッカーバーグ」、Google創業者「ラリー・ペイジ」この名だたる方々の共通点、わかりますでしょうか?

答えは、皆さん「ユダヤ人」です。

世界の人口の約0.25%しかいないユダヤ人ですが、ノーベル賞受賞者の約20%がユダヤ人であったり、Forbesの長者番付でも常にユダヤ人が上位にいます。

それほど成功者や富裕層が多いユダヤ人ですが、小さい頃から親に聞かされる人生の羅針盤とも言える本が「タルムード」(1冊約400ページ、全30冊以上)です。

私も子どもに聞かせてあげたい話がたくさん詰まっており、その中の1つの小話を紹介します。もしよければお付き合いください。

タルムード「難破船と3人の乗客」

ある時、帆船が難破して、無人島に流れ着きます。帆船は修理をしてから出航することになり、たくさんのフルーツがなっている島で、おなかが空いた3人の乗客はどう行動しようかと考えます。

乗客1:おなかは空いたけど、いつ修理が終わるかわからないから我慢して船に留まろう

乗客2:船の見える範囲までフルーツを取りに行き、修理し終わるのを見てすぐに船に戻る

乗客3:すぐに修理はできないと考え、島の奥まで行き、大量のフルーツを食べる

みなさんならどう行動しますか?もしよければ、ちょっと考えてみてください。

ユダヤ人の親もここで一旦話を止めて、子どもたちに「みんなならどうする?」と考えさせるようです。

3人の乗客の末路

乗客1は、全く船を出ず、食べるものにありつけず、栄養失調と脱水症状で船の上で亡くなってしまいます。一方で乗客3も、戻ってきたら船は出航した後で、無人島から脱出することができず、無人島で一生を終えます。

つまり、うまく生き残ったのは乗客2だけという話です

みなさんいかがでしたでしょうか?日本人の多くが乗客1のように不安に支配されて、動けずにいるタイプなのでは…?と個人的には思います。この話で、ユダヤ人の親は子どもに何を教えたいのでしょうか?

適正なリスクの取り方を教えたいための話

この話でユダヤ人の親が子どもに教えたいのは、「適正なリスクの取り方」の話です。乗客3のように、リスクを取りすぎると失敗するし、乗客1のようにリスクを全くとらないのも失敗する。

つまり乗客2のように「適正にリスクを取る」というのが重要なポイントです。

日本ではリスクは避けるものといった印象がありますが、リスクは避けるものではなく、適正に取るものということですね。

子ども目線で考えると「缶蹴り」が伝わりやすい

この話を私なりに子ども目線に置き換えると「缶蹴り」が分かりやすいかなと思います。ずっと、遠い場所に隠れていたら鬼に見つかって捕まることはないけど、リターンも得られない乗客1ですよね。

一方で、缶を蹴ることだけを考えて、鬼に近い場所ばかりで動いていたら、すぐに捕まって乗客3のような失敗になるかなと思います。

適正な距離に隠れて、自分の足の速さを考えて、鬼が缶を10m離れるまで待つ。鬼が10m離れたらリスクを背負って缶を蹴りに行く、といった行動が乗客2みたいな判断でしょうか。

余談ですが、私なら第4の選択肢「周りと連携する」というやり方も考えたかなと思います。自分がおとりになりわざと派手な音を出し鬼を引き付けるから、その間に逆側から仲間に缶を蹴ってもらうみたいな感じです。こんな話を子どもと議論してみるのもおもしろそうですね。

さいごに

小さい頃から、親が子どもに「適正なリスクの取り方」をしっかりと教えるからこそ、ユダヤ人には成功者が多いのかなと感じました。

私も、子どもにこういった話をたくさんしてあげたいなと思っています。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

この記事を書いた人

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東京

浅田伊佐夫

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4歳(女)2歳(男)。育休を取得し、育児の素晴らしさと大変さを体感。「男性が当事者として育児をするのが当たり前の社会」を目指し、父目線の育児ブログを発信中。

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