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蝉の羽化観察成功編。屋内での観察方法と羽化進行を写真で詳細レポート

蝉の羽化観察成功編。屋内での観察方法と羽化進行を写真で詳細レポート

蝉の羽化観察リベンジ

前回記事(当記事最下部にリンク有)で、蝉の羽化観察に失敗した6歳長男、どうしても羽化が見たい!とのことで、失敗翌日にさっそくリベンジしました。それから連日試みて、わが家で3回、方法伝授した友だちも2回、観察成功したので、その方法と、時間経過毎にどう変化したのか、写真で詳しくレポートします。

また、わが家でも友人宅でも数回失敗したので、どんな方法だと上手くいかなかったのか?もお伝えします。

まずは成功編から。これは成功3回目のときの時間と写真で、その時により30分前後の違いはありましたが、大抵似たような進行でした。

18時頃

蝉の幼虫を捕まえます。虫かごに入れますが、羽化用に木の枝を数本指して、それに捕まらせてあげます。

気に入らずに登り降りしたり、その間に落ちたりしたときに、滑らず自分で起き上がってリカバリーできるよう、下に落ち葉なども入れておきます。

この状態で玄関に置いておきました。外で日暮れ前から羽化開始する蝉もいたので明るくても大丈夫かもしれませんが、電気は基本的に消して、観察するときだけ点けていました。

始めは枝を登り降りしていても、暫くすると羽化場所にしようと決めたのか、枝の先の方で止まってじっとします。

19:30頃 羽化開始!

止まって動かない時間が長くて心配になりましたが、19時台には大抵、背中が割れて、薄い色の蝉が頭から出始めました。

19:35頃(羽化開始の5分後くらい)

ここからはどんどん進むので、少なくとも30分~1時間くらいじっと観察しましょう。じっと見ているとあまり変わらないようでいて少しずつ体が出てきていて、5分後くらいには羽部分も出ます。

出たばかりのときは、天使の羽のような形をしています。

20:00頃(羽化開始の30分後くらい)

羽が広がり蝉っぽい形になってきました。でもまだ羽が開いています。

横から見るとこんな感じです。

20:30頃(羽化開始の1時間後くらい)

羽が閉じて、形は成虫同様になりました。

21:30頃(羽化開始の2時間後くらい)

茶色く色付いてきました。

22:30頃(羽化開始の3時間後くらい)

茶色が濃くなっています。でもまだ成虫に比べると薄いです。

わが家では毎回観察はここまでにして、寝る前に虫かごを玄関の外に出しています。飛び立つ頃には外に飛んでいけるように。

24:30頃(羽化開始の5時間後くらい)

玄関の外。すっかり成虫同様の濃い茶色になっています。これくらいの時間だと、まだ近くに留まっているようでした。玄関に置いたまま寝てしまい、このくらいの時間に起きて見たときも、枝から降りて虫かごの下にじっとしていました。

飛び立つのが何時頃かは分かりませんが、蝉の鳴き声が一斉に激しく始まるのが最近4:30過ぎ頃だったので、その頃まで留まっているのかもしれません。

この写真のときは、お隣の子も同じ方法で観察していたので、虫かごが2つ並び、蝉も2匹。

朝には、2匹とも居なくなっていました。ただ、違う蝉かもしれませんが階段の隙間から外に出れずひっくり返っている蝉がいて外に移動してあげたので、虫かごは外に出やすい場所に置いた方がより良いかも。

その他失敗事例

こうならないように、失敗事例を紹介します。

1. 前回記事
遅くまで虫かごに入れたまま捕まる枝もなかった
→遅い時間に枝を入れたら先端でじっとしていたが羽化できず
→おそらく羽化したいときに適切な場所がなくてできず、羽化前に体が硬くなってしまい出てこれなくなったのかも

2. ベランダ
大きな木の枝に捕まらせてベランダに置いた
→しばらくして見に行くと落ちてひっくり返ったまま起き上がれず
→枝や網戸に捕まらせようとしたが前足負傷したのか捕まれない
→外の羽化多い場所に置き翌朝見たら、羽化成功していた
→頻繁に見られない場所や下が固くツルツルしていると、落ちたときリカバリーが難しい

3. 弱ってそうな幼虫、玄関外
持ち帰ったときから動きが弱かった幼虫を最初から玄関外に置いていた
→2時間くらい後に見たら枝にも登れず留まったまま
→外の自然界に移動したが翌朝見たらそのまま動かなくなったいた
→19時過ぎに多くが上の方で羽化開始している頃に登る前だったので、初めから弱っていたのかも?自然界に戻すのが遅すぎたのかリカバリーもできず

4. 友だち宅でも1や2
小さな虫かごに入れていたが、途中網戸に捕まらせようとしたら足が一本折れてしまい、脱皮はしたけど瀕死状態

羽化観察ここに注意

・すぐ、羽化に適した環境下に置く
・放置せず時々見て、失敗しそうなら早めに自然界に戻す

数年土の中で育ち、一晩で必死に出てきて成虫になり、その後は1週間くらいで死んでしまうといわれる蝉。羽化は蝉の一生の大事なシーン。観察させてもらうけれど、失敗に導いてしまうようなことはなんとか避けたいですよね。

短時間で大胆な変化が観察できる蝉の羽化。羽化したての蝉の綺麗な色や可愛らしさ、自然の神秘に感動するかも。

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