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【性教育】子どもに大人気のあのデザインTシャツはちょっと注意が必要な理由
夏になるとデザインがかわいい子ども服が多くなるうえ、セールやフェアになると、つい子どもの洋服(と一緒にママの服)をたくさん購入してしまいますよね。
最近、子ども服によくある「リバーシブルスパンコール」デザインのトップス着用に関して、ママ友の中である問題が話題になりました。
スパンコールって?イマドキはキラキラなだけではない!
バレエやダンスなどの習い事の方には馴染み深いワードのスパンコール。
ハンドメイドや手芸をされる方は分かると思いますが、光を反射させるために使用する服飾用の穴の空いた丸い形をした金属やプラスチックの小片の資材です。
最近はこのスパンコールがキャラクターや模様になっていて、スパンコールがリバーシブルになるように加工されたTシャツやトップスが子ども達に大人気!
表はこのようなデザインのスパンコールですが、スパンコール部分を上から下になで下ろすと・・・
表と裏でデザインや色が異なるスパンコールで作られたトップスは、リバーシブルスパンコールや変色スパンコールという名称で、1枚で柄違いや色違いが楽しめるデザインや大量に配列されたスパンコールの手触りを楽しんでいます。
子ども達は着用中、スパンコール部分を撫でて色の変化を楽しみながらひたすらTシャツで遊ぶ子もいるほど。
キラキラでかわいいだけではなくクセになるスパンコールの手触りも人気のひとつです。
スパンコールを触りたい!でもデザインされている部分は胸元がほとんど!
保育園の年長クラスでは、男女問わず毎日誰かしらスパンコールTシャツを着ているほど、夏になると人気のデザイン。
わが家でも、スパンコールデザインのTシャツは女子達のお気に入りです。
スパンコールTシャツは触るとデザインが変わるので、子どもにとっては「おもしろい」と感じるのでしょう。
スパンコールTシャツを着用しているとその子のまわりにみんなが集まり、「キレー!」「カワイイ!」とスパンコール部分を触って変化を楽しんでいます。
着用している子も「触っていいよ!」と嬉しそうです。
(私も子どもに混じって触らせてもらってます)
着用している本人も嬉しそうですし、まわりの子も楽しんでいるので、子どもをみんな笑顔にさせるスパンコールTシャツは何てすてきなんだろう!」と思っていましたが、気になるところはデザインされている場所。
Tシャツでスパンコールがデザインされている場所は正面ど真ん中がほとんどなので、大きなモチーフのスパンコールだと、Tシャツ越しですが胸からお腹あたりを撫でることになります。
洋服がキッカケで気づいた性教育
ローラーシューズが女子児童に大流行していた頃、ショッピングモールやスーパーの店内、学校の登下校にローラーシューズで遊んで事故やトラブルが起きて危険だから、ローラーシューズが全国的に禁止になった社会現象を思い出しました。
スパンコールTシャツは洋服なので、着用していても他人に「危険性」を与えるものではありませんが、スパンコールを触りたいという理由でも、Tシャツの上から胸元を触られる行為は大人でしたら大問題ですよね。
子どもにしては相手のスパンコールを触って遊んでいるだけなのに、そんな事情を知らない大人からみたら違う状況にも捉えられてしまうかもしれません。
未就学時の時は「子ども同士でTシャツを触って遊んでいるだけ」なので気にならないと思います。
しかし、小学生になった際に同性でも異性でもスパンコール部分なら別に触っても構わないという認識のままでいると、遊びでスパンコール部分を触っただけなのに「胸元を触った」と誤解され触られたお友達や周囲の大人が驚いてしまう場合もあるのではないでしょうか。
基本的にはお友達のスパンコールには触らないで見るもの。
そしてスパンコールTシャツは自分で触って遊ぶもので、ほかの人に触らせようとしないこと。
どうしてもお友達のスパンコールに触りたいのなら、まずはお友達に触らせてほしいとお願いをしてみる。
そして本人から了承をもらえた後に、Tシャツを手前に伸ばしてもらいスパンコールが体に触れていない状態にしてから、スパンコール部分だけを触らせてもらおうね。と声かけをするようにしました。
キラキラでかわいく、色変化も触っても楽しめるスパンコールは、子ども達のお気に入りなので夏は特にこのデザインのトップスが増えていくと思います。
あらかじめトラブルにならないよう、未就学児にはスパンコールのトップスはお休みの日限定の特別Tシャツとして着用してもらったりと、好きを尊重しつつ、オシャレを楽しんでもらいたいと思ったママ友との話でした。
以上、子ども達はスパンコールTシャツを触ってもらうことも好きなので、触る子・触らせる子双方の理解が大事だなと思う伊藤でした。