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子どもの急な発熱と在宅勤務の相性ってホントに良いの?

子どもの急な発熱と在宅勤務の相性ってホントに良いの?

平日は会社員、パラレルキャリアでぎゅってブロガー/ワーキングマザーの会運営をしている3歳児の母、うかたそです。

怒涛の8月。3歳の娘の謎の発熱に悩まされ、久しぶりに職場のチームメンバーに対して「すみません」「ごめんなさい」「申し訳ないです」を連呼しそうになった月でした。備忘も兼ねて、ここに回顧したいと思います。

発熱初日

8/2(月)、朝から38.5℃の発熱。
エアコンをつけて寝たから?半袖じゃ寒かったかな?タオルケットをかけてもコロコロどこまでも転がっていき、気がつくとタオルケットがかかっていない3歳児なので、冷えてしまったのかもしれません。

慌てて職場に連絡。この日はもともと在宅勤務の予定だったので、子どもが発熱していること、病院に連れていくために途中席を外すこと、子どもの看病をしながら仕事をすることを上司に伝え、許可をもらいました。

夫も急遽在宅勤務に切り替え、ふたりで子どもの相手をしながら合間合間に仕事をしました。

3歳児。
言って聞かせれば分かる年齢とは言え、やはりずっとひとりっきりで遊ぶのは退屈で耐えがたかったのか、午後は何度も「一緒に〇〇の遊びをしようよー」と声をかけてくるので、夫と交代で子どもの相手をしました。

そんなときなのに、上司からは「これ今日中ね」という仕事を振られて、必死こいてなんとか形にしました(後日、このときに出した資料は、ズタボロに批判されました…。でも子どもの相手をしながら片手間にした仕事だったので何も言い訳できませんでした。働くって厳しい)。

発熱から3日目

8/3(火)には熱が下がったので、普段通り保育園に預けました。そして8/4(水)、この日も同じく保育園に預けて、私も夫も出社。夫婦二人共が出社しているというのは珍しい状況でしたが、まぁ、なんとかなるだろうと思っていました。

午前10時すぎ、職場で仕事をしていた時に、私用のスマホが震えました。夫からの着信でした。

その場で電話に出ると「また熱が出たみたい。これから俺がお迎えに行って、午後から在宅勤務しながら様子を見るね」との連絡が(わが家は保育園の第一連絡先を夫にしているため、すぐ夫に連絡が行ったのでした)。

その日は夫は午前中にワクチン接種の二回目があったので、ちょうど午後からは在宅勤務にしていたのでした。夫にありがとうと伝えるとともに、職場のチームメンバーにも状況を伝え、場合によっては明日は在宅勤務にさせてもらうかもしれない旨伝えました。

この翌日は大事な幹部へのプレゼンがあり、私も説明者になっていました。

発熱から4日目

8/5(木)、朝から娘は変わらず高熱。
そしてなんと、夫も副反応により38℃近くまで発熱し、朦朧としていました。

あわよくば、プレゼンの時間だけ出社して(その間は夫に子どもを任せ)、プレゼン以外の時間は在宅勤務で子どもの世話をしながら仕事をしようと思っていた私の計画が、ここで音を立てて崩れ去りました。上司に状況を伝えて謝り、その日のプレゼンをお任せすることにしました。

働く母として、社会人としての責任感からか、つい「申し訳ない」「ごめんなさい」という気持ちが先行し、そのまま言葉にしてしまいがちです。

私もこのときは「申し訳ないですが、〇〇をお願いします」と上司に言いましたが、本当は「申し訳ない」とか「ごめんなさい」とか、謝罪の枕詞はつけるべきではないということは分かっています。

これは以前、ファザーリングジャパン主催の「マザーリングカレッジ」で、講師の高祖さんから教わったことでした。職場には「すみません」ではなく「ありがとう」と言えるお母さんになりたいですね、と…。

頭では分かっていても、それが実践できないくらい、このときの私は申し訳なさと、無力さで落ち込んでいました。

発熱から5日目 発熱がおさまり…

8/6(金)、子どもの熱はだいぶ下がっていましたが、大事をとって在宅勤務をしながら自宅保育をすることにしました。

午前中は機嫌よく、テレビを見たり、ひとりで遊んでいたりしてくれました。子どもが遊んでいるのを横目に、オンラインで打ち合わせなどもできました。そしてふたりで楽しく昼食をとり、午後の勤務にとりかかってまもなくしたころ、子どもが「一緒に遊ぼうよ」と言い出しました。

やはり3歳児。
仕事は夕方まで、と伝えたので、その事実は理解できたようですが、退屈に打ち勝つ方法は見つけられなかったようです(そりゃそうだ)。

それでもやらなければいけない仕事。途中、上司と電話で相談しながらPC画面を見て話をしたりしているところへ、忍耐尽きた子どもが無理やりPCを閉じようとしてきました。

「ちょ、やめてよ!…あ、すみません、ちょっと、またあとでかけ直します。いったん失礼します」

そう言って電話を切って子どもと向き合うと、母親に相手にしてもらえなかったからか、泣くのを堪えたような顔をしていました。
当然、私は罪悪感でいっぱいに。

そして、去年の一回目の緊急事態宣言中、子どもを自宅保育しながら在宅勤務をしていた世の母親や父親の大変さを、このときやっと味わったのです。

子どもは眠かったようで、密着しておんぶしながら会話をしたり、外の景色を見たりしていたら、すぅーっとお昼寝に入りました。
眠いから構ってきていたようです。

そんなことも分からなかったなんて、と思うと同時に、それが分からないくらい仕事に没頭していていっぱいいっぱいになっていたんだな、と自分の状況を客観的に見ることができました。

そのあとは、眠ってくれた子どもに感謝しながら残りの仕事を続けました。

一週間の子ども発熱×在宅勤務を振り返ってみて

「在宅勤務なので、子どもの急な発熱にも対応できる。」「在宅勤務しながら、子どもの相手をしたり、仕事をしたりできる。」

そう思っていましたが、実際にはそれはほぼ不可能であるということが、今さらながらよく分かりました。

私のイメージした、「子どもを見ながら在宅勤務をする幸せそうなお母さん」像とは、まったくと言っていいほど、遠い姿でした。

でも、これがコロナ前だったらどうなっていたか。おそらく会社を休まざるをえなかったでしょうし、「どちらが会社を休むか」のババ抜きを夫と行うことになり、ギスギスしていたんじゃないかなと思います。

そう思うと、少しは状況はマシになったとも言えるんでしょう。でも、まだまだ満足できる環境ではないのも確か。ワーキングマザーが急な子どもの発熱時に、職場にも子どもにも罪悪感も感じずに済むには、どうしたらいいんでしょうか。

まだまだ模索は続くのでした…。

子ども発熱×在宅勤務の回顧録でした。

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&ブロガーズ

読者代表ブロガー。全員が乳幼児〜小学生を育てるママ・パパで、生活者視点で自分の興味関心を起点に発信しています。情報感度が高く「一芸あり」のメンバーも多数。

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