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野菜や果物を使って絵の具作り!ベジフルカラーで晴れ気分♪
コロナ禍での自粛生活に加え、梅雨時期はさらに家で過ごす時間が増え、気分もジメジメしがち。今回は、そんなおうち時間にぜひ挑戦してみてほしい野菜や果物を使った絵具づくりを紹介したいと思います♪
まずは色が出そうな野菜と果物を用意
左上から【ドラゴンフルーツ・にんじん・紫キャベツ・赤パプリカ・マンゴー・ほうれん草】と6種類用意。ドラゴンフルーツやマンゴーは、台湾ならではですよね(笑)。
その他、濾し布・絵具パレット・筆・画用紙も準備します。それでは、さっそく各野菜・果物ごとに紹介します。
紫キャベツ
まずは色が出やすい紫キャベツから。
粗くカットしたものを熱湯につけるだけでも色素抽出は可能ですが、より濃い色を求めて、フードプロセッサーで細かくしてみました。
それを熱湯に15分以上浸し(お湯が多すぎると色が薄くなります)、手で触れても大丈夫な温度まで下がったら、濾し布で搾ります。
やはり、かなり濃い色が出てきました。
画用紙に書いてみると濃い紫というよりかは、アジサイのような淡い青紫色になりました。
にんじん
続いて、にんじんに挑戦。もったいないので、皮のみでも色は抽出できますが、今回は、野菜室で眠っていてしなびたにんじんを使用しました。
粗くカットしたにんじんをフードプロセッサーで細かくしたあと、
紫キャベツと同様に、熱湯処理後、抽出したのですが、思ったより、色が出てきませんでした。
そこで10分ほど鍋で茹でたあと、搾ってみることにしました。
わずかですが、先程より色が出てきました。
にんじんのような鮮やかなオレンジではなく、薄い土色といった感じです。
赤パプリカ
今回、予想した色の出やすさと結果に一番差があったのが赤パプリカ。
ますは、カットしたパプリカに大さじ1程度の水を加え、軽くラップをし600Wのレンジで1~2分ほど加熱します。
フードプロセッサーで、細かくした後、濾し布で搾ると…
とてもきれいなオレンジ色で、画用紙に書いたときの発色もとても鮮やか!
ほうれん草
緑系の色が欲しかったので、続いてはほうれん草に挑戦。パプリカと同じく、レンジ加熱、フードプロセッサー、濾し布で搾るという手順で抽出していきます。
まるで青汁のような抽出液を画用紙に塗ると、ほうれん草らしい緑色がでてきました。
ドラゴンフルーツ
台湾ならではの果物、ドラゴンフルーツ。いつも食べると口が赤くなる印象があったのでこれは最初から期待大でした。可食部はもったいないので、ほんの少しだけにし、基本はカットした皮を使用しました。
フードプロセッサーで細かくした後、少しお湯を足して、揉みだすような感じで濾し布で搾ると…
食べるときには全く感じない粘りが出てきました!娘にも一緒に搾りだしをさせてみたのですが、不思議な感触に大喜び!そのまま手形遊びも楽しんでいました。
画用紙への色づきも良く、期待通り、きれいなピンクが抽出できました。
マンゴー
こちらも台湾だからこそ、手軽に手に入る果物、マンゴー。ドラゴンフルーツと同じく、皮の部分と種周辺部分を使ってみました。
種は硬いのでフードプロセッサーにはかけず、濾し布に入れ、ドラゴンフルーツと同様の手順で抽出していきます。
マンゴーも若干とろみがあり、これを飲んだらおいしそう…(笑)。
画用紙に塗ってみるときれいなオレンジ色がそのまま出てきました。
作った絵の具でお絵かきしてみよう
それぞれの色を並べてみました!
にんじんや赤パプリカ、マンゴーは、色の系統は似ていますが、並べてみると違いが分かって面白い!色づきを良くするために、少し乾燥させてみましたが、にわかや片栗粉を使って粘度を出す方法もあるようです。
実際にこの絵具を使って、親子でお絵かきしてみました。
100%食品由来なので、小さい子どもでも安心して遊べましたし、大人の私でも、気付いたら終始ワクワクしながら、夢中で塗っていました。※アレルギーの方は要注意
まとめ
それぞれの野菜や果物の特徴に合わせて、色の抽出方法を試しながらの試みだったので、うまくいくのか心配でしたが、いざ初めてみると「この野菜からはこんな色がでるのか~」「この果物ってこんな感触がするの⁈」と、とても楽しく、あっという間でした!
作った絵の具は、腐りやすいので、冷蔵庫保管・2日以内の使用をおすすめしますが、遊び終わったあとは、色水遊びとしても使えます。今回紹介した野菜や果物以外にも、ぜひ色々なものを使って挑戦してみてください!
これからの季節、夏休みの自由研究にもおすすめです。