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育休中の転職は落とし穴だらけ?やめた方がいい5つの理由
もうすぐ育休復帰…会社に戻るのが不安でしかないママさんへ
こんにちは!年中の女の子ママのあさみんです。いかがお過ごしですか?4月保育園入園の結果通知が月末あたりから届き始める頃でしょうか。あの会社に戻るのは不安だからと、育休中の転職を検討している人はいらっしゃいますか?
育休は、職場復帰が前提でいただくものなので、本来は職場復帰する必要があります。しかし、私はやむを得ず育休中に転職しました。
まさかの事態...職場復帰できなかった
私は、派遣社員で産育休を取得していました(派遣社員の仕組みに関する細かい説明は、この記事では省略させていただきます)。
いざ育休復帰するときにはじめて、娘の保育園の0歳クラスは延長保育を利用できないことに気付きました。通常保育は18時まで、私の勤務時間は18時半まで...。あれ?無理だ...。
すぐに会社に電話し、時短勤務や時差出勤の交渉をしたり、他の勤務先へ異動できないか相談したりして手を尽くしたのですが、解決法が見つかりませんでした。そのため、会社の承認をいただいた上で、泣く泣く育休中に転職しました。
【私のワーママ転職スケジュール】
・2月上旬 保育園入園決定通知を受領
・3月上旬 保育園入園説明会に参加
→このときに現職に戻れないと気づいた
・3月中旬 会社と相談した上で転職活動を開始
・3月下旬 内定2社
(履歴書送付5社、面接3社、転職活動期間約2週間)
・4/1 娘は保育園に入園&慣らし保育
・4月下旬 前職退職&新しい会社で勤務開始
もう二度と同じことはしたくないくらい、スリル満点でした。育休中の転職はおすすめしない理由として、5つの落とし穴を紹介します。
1.そもそも育休中の転職はNG!?
実は、育休中の転職は自治体や保育園によっては、禁止されている場合があります。保育園に通えなくなったら元も子もないので、慎重にご確認ください。
当時私が住んでいた自治体は、育休中の転職は禁止されていませんでした。念のため役所で確認したところ、5月に提出する「勤務実績証明書」で保活点数が全員再計算になるため、保活点数が変わらない条件で転職するようアドバイスをいただきました。
産後の私のポンコツな頭だけでは心配なので、転職先の条件を書き出し、役所の人にも家族にもチェックいただきました。
2.転職活動中の子どもの預け先がない
育休中ということは、まだ保育園に預けられていません。実家やパートナーなどのサポートがある人は問題ないですが、ワンオペ育児の私は地獄でした。
娘と隣町のマザーズハローワークに通い、パソコンを借りて、娘をおんぶしたまま職務経歴書などを作成していました。コロナの影響で今はどうかわかりませんが、企業へ電話する際は託児コーナーの保育士さんに娘をお願いして、廊下で話していました(人見知りの娘の泣き声が廊下までよく響いてました...)。
面接の日は、夫に仕事をなんとか休んでもらい、娘をお願いしました。1日で複数社回るよう、日程調整をしました。
マザーズハローワークの職員の話だと、面接の日は保育園の一時保育を利用するママさんも多いとのことです。事前登録必須の場合も多いので、育休中に転職活動をする予定の人は早めに登録しておくと吉です。
3.ちょっと待って!「ママ歓迎!」の求人
求人票を見ていると、「ママ歓迎」と書かれている求人も多くあります。急いで転職したいママはつい入社したくなりますが、要注意です。私は自分の体験談から、2パターンの求人があると思っています。
1つは「優秀ならばママでも歓迎」という、本当にありがたい職場の求人です。
もう1つは、離職率が高いからなどと言った理由で、「誰でもいい!ママでも歓迎」というブラックな求人です。
見分け方はなかなか難しいのですが、面接のときに質問することで明らかになる場合が多かったです。その質問とは、「子どもが熱を出したときは、申し訳ないですが突発でお休みをいただいてもよろしいでしょうか?」です。
前者の場合は、「もちろんです。母親は1人ですから。」などと言ってくれました(真面目に働かせていただきたい気持ちをアピールするため、「日々前倒しで業務をし、病児保育に登録するなどして最大限の対策をします」などという熱意は、そのあとに伝えていました)。
後者の場合は、「実家に預けられないの?」「みんなどうにかしているからどうにかして」「急に休まれたら仕事が回らなくて困る」などの答えでした。面接官が会社の雰囲気を表しているとは限らないし、直属の上司とも限りませんが、入社後が不安です。
ちなみに、ママが多く在籍している職場は安心という方もいますが、一概には言えません。私が当時勤務していた会社はママは多かったですが、実家や義実家のサポートがある人ばかりでした。ワンオペ育児の私は、まわりのママたちと比較されてしまい、とてもつらい思いをしました。
4.入社日の交渉が難しい
子どもの慣らし保育にゆっくり取り組みたかった私は、入社日を4月下旬にしたいと思いました。とても苦戦しました。
業種や職種にもよるのかもしれませんが、4月の転職は4月1日入社を求められる場合が多かったからです。そのため、応募する前に企業に電話をして、入社可能日を確認させていただいていました。
実際、慣らし保育をゆっくり取り組んでから働き出すことができたので、交渉に応じてくださった転職先の企業には感謝しかありません。
5.制限時間が短くて焦る
育休中の転職は、とにかく制限時間に追われます。娘の園の場合は、4月30日までに入社しなければ即退園でした。穏やかな気持ちで保育園の入園式を迎えたかったため、必死に取り組みました。
制限時間に終われないために、保育園入園が決まる前から転職活動できればいいのですが、保育園が決まっていない状態での職探しは難航します。
はじめにも書きましたが、育休は復帰前提で取得させていただくものです。もし戻れる職場があるならば、一旦復帰し、ワーママ生活のリズムがわかってから転職することをおすすめします。その方が職探しに時間をかけられます。より納得いく転職ができると思います。
ママの働き方は当分の課題です
以上が私が育休中転職の体験から学んだことです。住んでいる地域、業種や職種、自身のスキルによってかなり変わるとは思いますが、どなたかのご参考になったら幸いです。
「もう転職はしたくない」と思ったのに、また転職しそうです