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年中おススメ!東京で化石発掘出来ちゃう場所
こんにちは!
ついにGWに突入ですね。
何も予定が入ってない~!
という方で化石や恐竜が好きな方にお勧めスポットのご紹介です。
自然のフィールドなので予約も要らず、天気さえ良ければいつでも行けます♪
雑貨屋さんや100円ショップなどで買える、発掘体験の玩具をご存じですか?
息子はこれが大好きで、昨年初めて石膏の化石発掘体験をしてから、
一体幾つの「発掘」をしたことか、、、
いつもワクワクと頑張って掘り掘りしている息子を見て、
いつか本当の発掘体験をさせてあげたいな。と思っていました。
そんな思いの中、ついに先日東京で化石掘りが出来る場所を発見!
100円ショップで道具を揃えて素人の発掘体験に行ってきました。
どんな所?
場所は東京の和泉多摩川。
私たちが行ったのは「狛江水辺の楽校」で、小田急線の和泉多摩川駅から徒歩15分程。
土手に駐車場もあるので車でも行けます。
河原に下りると岩になりかけのような、泥岩の地表が露出しています。
見ればきっとすぐにここだな、と分かると思います。
この地表は250~50万年前には海の底だったところで、
旧地表と、現在の地表のちょうど境目になります。
なのでこの場所では貝殻など海の生き物の化石やサメの歯の化石、他に木の葉や木片なども良く見つかるようです。
夢がありますよね!
100万年以上昔の化石を自分の手で掘ることが出来るのです!
恐竜の化石そのものは難しいとは思いますが、
実際に古代のサメの歯は何度も見つかっているようです。
初心者なので、まずは道具は100円ショップで調達です!
ペグハンマーみたいなものをイメージしながら、とりあえず金槌とタガネの代わりにヘラ、
それとブラシ、息子用にキッズ用の花粉症メガネを購入。
花粉症用の眼鏡はハンマーで叩き割る時に、土や石の破片が飛び散る事があるようなので
その対策に購入しました。
道具に不備があれば、やってみてから次に備えようというわけです。
500円程で準備した発掘道具を装備し、いざ狛江水辺の楽校へ!!
目指すは貝の化石!(かなり出るらしい)
あわよくばサメの歯!(かなりレアだけど)
実際に泥炭を掘ってみた
河原でピクニックのランチをしてから、いよいよ発掘にチャレンジ!
私たちが行った日は2組ほどの化石発掘をされている方々を見かけました。
ここは化石好きの方には有名な場所らしく、
上層部は結構どこも掘られた跡があるのです。
泥岩は柔らかいので、時間の経過とともに川の表面は表情を変え
数年後には今よりも下層部の泥岩が表れているのだそうです。
なので今表面に露出している部分に化石があっても、
水の流れで自然に削られ化石ごといつかは水に流されて行くのだそうです。
河原に下りるともうすぐ発掘フィールドなのでスニーカーでも出来ますが、
より広いエリアを探索したい方はマリンシューズや長靴が無いと靴がびしょ濡れになります。
我が家はまだ息子が5歳で川に入るのは危険と判断し、
河原のみの探索で皆スニーカーで挑みました。
写真の息子が立っている辺りが川の淵です。
この辺りでも十分泥岩層は広がっており、化石発掘が可能です。
さぁいよいよ発掘するぞ~!!
本当に化石発掘は出来たのか??
出来ました!
素人で、100均で道具も揃えただけですが。
それでも見付けられました!
でもね、それにはちょっとワザを考えました(笑)
実は自分たちで掘ってみても、正直どれが化石か、というのが見分けが付かないんです。
ザ・化石みたいなものよりも、「これ化石なのか!」という感じの印象化石の方が多くて。
これは葉っぱだろうな、木だろうな、貝、、、だったのかな??
というものは掘ると見付かるんです。
でもザ・化石がなかなか見付からない。
まぁ、そんなものでしょうけど、、、
で、どこを掘ったら良いの~?
ワクワクしている息子の期待を裏切るのは辛い!
ザ・化石が欲しい!!!!
となるんですが、、、
この時ひらめきました。
「あ、先人が掘り残した泥岩を割ってみよう!」と。
素人の私たちが、素人のなんちゃって道具で当てずっぽうに掘るより、
知識のあるだろう誰かが掘り残した泥岩を割ってみた方が勝率高いのでは?
という戦略です。
それが大当たり♪
辺りには誰かが掘って割って、クズと判断し残された野球ボール大位の塊がゴロゴロあるのですが、
それをハンマーで叩き割ってみました。
感覚的にはそれこそ玩具の石膏発掘を無料で大量に出来る感覚です。
すると印象化石が出るわ出るわ、、、
葉っぱや貝だったのかな??
という印象化石はたくさん出てきました。
そしてついに息子がザ・化石を発掘!!
白い二枚貝でした。
泥の塊がたまたま大好きなハートの形に割れたので、それ以上はブラシなどで掘らせてはくれませんでした。
約2時間程の滞在で主人が木片の大きな化石?つまり炭?を、
私が綺麗な形の貝??の断面の印象化石を、
息子が二枚貝の化石を発掘!
しかもおまけにお試しで河原の石をハンマーで幾つか割ってみたら、
綺麗な石英がたくさん!
これには石も大好きな息子が大喜び。
たくさんの石を割って(私が)、その中から厳選した綺麗な石英入りの石を少し持ち帰る事に。
更に息子は何とジオードのように晶洞、、、とまでは言いにくいけど、
水晶の結晶化とほんの少し空洞化した石も発見!!
本物のジオードはモロッコ産などのしっかり晶洞化したものなので
ジオード、、、というには、
と思うのですが、息子の中ではジオード認定。
それも自分の手で見付けたので、もはや宝物です。
初化石発掘の感想
素人のにわか情報で遊びに行ってみましたが、
約2時間程で楽しく化石掘りが出来ました。
自分で見付けて自分で掘り出すのが一番良かったのですが
今回は先の人たちが残した掘り残しを割ることで成果もあげられました。
一回やってみると楽しくて、次回はマリンシューズで行ってみたいです。
大人でも化石掘りに楽しくて夢中になってしまい、子どもから目を離してしまいそうなので
親同士で交代で発掘係と子どもの見守り係をやると良いかもしれませんね。
100均の道具に関してはまぁこれでも出来なくもないですが、
やっぱりペグハンマーやタガネはあった方が良いと感じました。
ホームセンターで安く買えそうです。
それと大人もサングラスや保護メガネはあると良いです。
泥岩割り、石割りでは思ったよりも破片が飛び散ります。
もし自分で化石を見付けることが出来ればとっても愛着が湧くし、
これは100万年以上前にどんな姿で生きていたのか思いを馳せる楽しみもあります。
息子も図書館で貝の図鑑や恐竜の本を借りたりと何かしら興味が広がったようです。
「好き」とか「興味がある」ジャンルが広がったように思います。
何よりも「自分で発掘した化石!」と何度も自慢してきます(笑)
「ジオードも見付けた!」と何度も何度も自慢してきます(爆笑)
楽しかった思い出はきっと何時までも息子の心に残るでしょう。
行ってみて楽しかったし、おススメです。
※泥岩を削ったり掘る時は周りの景観を損ねないように環境に配慮も必要と思います
※採取した化石は脆いので木工用ボンドなどで保護が必要です