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子どもが寝ない!大人げなく叱って子どもを泣かせた私に保育園は…
平日は会社員、週末はパラレルキャリアでイラスト描きとタロット占いをしている、2歳児の母、うかたそです。ここ最近、娘の寝かしつけに苦戦しています。
なかなか寝ない娘
赤ちゃんの頃はジーナ式という、有名なネントレのおかげで19時就寝だった娘。いまは私が仕事復帰して、時短からフルタイムへとシフトチェンジし、それに伴って娘の就寝時間もどんどん後ろにずれていっています。
最近は、21:15ごろ寝室に入り、そこから絵本を読んだり、「喉が渇いた」と言うので飲み物を与えたりしているうちに22時になり、そのあたりでようやく寝てくれる…というパターンが通常ルーチンになっていました。
ところが先日、寝かしつけの最中に娘がこんなことを言い出したのです。
「おんぶで夜道のお散歩に行きたい」
実際には「おさんぽにいきたい」と口にしましたが、意味としては、「おんぶで夜道のお散歩に行きたい」ということです。ここ最近、土日のお昼寝の寝かしつけはおんぶで家の近所をぶらぶら歩くというやり方を採用していました。(力技ですが、なかなか寝ない娘に対してあれこれ試したやっと見つけた方法です…)
つまり、娘にとって「おさんぽ」=おんぶで家の近所をぶらぶら歩くことなのです。少し考えましたが、娘の要求を私は跳ね除けることにしました。
だって、それを是としてしまったら、今後毎晩おんぶで夜道をお散歩するルーチンができてしまう。
「夜道は危ないんだよ」ということを娘に説明し、「代わりにベランダをおんぶで歩いてみようか」と妥協案を提案し、それを実行しました。
ところが、ひとしきりベランダでお散歩した後、また「おさんぽにいきたい」と娘は駄々をこねるのです。
説得と代替策をあげること以外に、あとはもうどうしていいか分からず(22時は私にとっては夜中の0時くらいなので眠いということもあり)、娘を叱りつけてしまいました。
娘は大泣き。私のイライラは最高潮。
「好きなだけ泣いてな!」と横で泣く娘をほっておいて、私はさっさと眠ることにしました。
想定外に頑固な娘
今思えば浅はかですが、部屋を暗くして私がさっさと寝れば、娘も泣きながら布団に入ってくると考えていました。
ところが、想定外に娘は頑固でした。
10分ほどでしょうか。ずーーーーーっと泣き続けるのです。
ついに私の方が根負けして、娘を抱きしめて謝りました。
「ごめんね、かーかが悪かったね。ごめんね。」
やがて落ち着いた娘は、泣き疲れたこともあって眠ってくれましたが、私の心の中には罪悪感と何とも言えない後味の悪さが残ったのでした。
連絡帳に吐き出した思い
あまりにも辛かったので、翌朝の保育園の連絡帳にもこのことを書きました。そのときの記録がこちらです。
かなり正直に心のうちを綴りました。
クラス担任の保育士さんから
その日のお迎え時間、連絡帳を読んだクラス担任の先生から、「ゆうべは大変でしたね」という言葉をかけてもらいました。そして、なかなか寝ないことについて、アドバイスをもらいました。
娘にも話をきちんも聞いてくれた
担任の先生は、私の話をひとしきり聞いたあと、娘にもちゃんと言い分を聞いてくれました。
「どうしてお外にお散歩に行きたかったの?」
娘は、怒られているかのように、厳しい顔をして黙りました。
「行ってみたかったの?」と、先生。娘は首を縦に振りました。
先生は紙芝居を持ってきて、災害時や緊急時の対応について丁寧に説明してくれました。「火事のときどうするんだっけ?いつも教えてるよね。お口をおさえる」
「雷のときは?亀のポーズだよね」
「怖い人が来たら?いつも教えてるとおり、わーって叫ぶんだよね。ねぇ、ここに怖い人の絵が描いてあるよね。パパママ3人とお出かけのときはいいけれど、そうじゃないとき、夜お外を歩いていると、こういう怖い人が来ちゃうんだよ?娘ちゃんだけじゃなくてママも連れてかれちゃうかもしれないよ。だから夜にお散歩に行くのはやめようね」
すると娘は、少し不服そうにではありますが、コクンと頷いてくれました。
先生からの具体的なアドバイス
娘へ話が終わったあと、保護者である私には寝かしつけ時の具体的なアドバイスを説明してくれました。
まず、ふだんのお昼寝について。
・絵本は2冊、紙芝居も2つまでと約束している
・読み終わったらトイレへ行く
・ディズニーのオルゴールを流してお昼寝
・トントンは、お腹や背中ではなく、体全体が揺れるようにお尻を。(電車の揺れをイメージ)マッサージのように、音はするけど痛くないトントンの仕方で。
・頭をマッサージしてあげるのも有効。それから頭のてっぺん→前髪→鼻あたりをなでる。眠くない子もこれで自然で眠くなる。
その他アドバイスも。
・お姉さんだからもうおんぶはやめましょう。
・「もう2歳だから」「お姉さんだから」「できたねすごいね」と褒めてあげる。
・「何々したらだめだよ」ではなく、こういうポジティブな言い方をする方が娘ちゃんには良い。
これには非常に参考になり、翌日夫にも共有しました。夫も、「娘ともちゃんと話してくれて、本当に先生は頼りになるね」と保育園への信頼感をより増していたようでした。
子育ては二人三脚、三人四脚
こんなことがありましたが、娘と私の寝かしつけはまだ最適解は見つかっていません。この後もまだまだひと悶着、ふた悶着ありました。でもそれはまた別のお話。
ただ思ったのは、子育てには間違いなく第三者の手が必要だということ。夫婦だけでなく、家庭の中だけでなく、子育てはもっと「他人」の手を借りた方がいい。そこから見つかることはたくさんあります。
わが家の場合、今回のケースでは保育園の力を多分に借りています。「こんなこと相談してもいいんだらうか」と思わずに、これからも人の手を借りて、小さくまとまらない子育てをしていきたいなと思います。
理想は地域ぐるみでの子育て!少しでも近付けるように、これからも外部にどんどんヘルプを出していきます!