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「もうやめる」4才まで続いた指しゃぶりを卒業できたきっかけはまさかの…
こんにちは!現在5歳の息子がいるLioと申します。
息子は現在年長さん。ランドセル選びや、幼稚園では小学校見学など、来年の進学に向けて心身共に準備を進めています。
幼稚園での最高学年として、年少さんのお世話をしたり、頼りがいのあるお兄さんといった感じの息子。園に向かう背中は、この3年間で随分大きくなったように感じます。親の私が言うのもお恥ずかしいですが、本当に優しくてかわいくて、自慢の息子です。
そんな息子ですが、実は4才の年中さんの途中まで指しゃぶりがやめられませんでした。
家では眠くなると指しゃぶり、テレビを見ながら指しゃぶり、ご飯の合間に指しゃぶり、歩きながら指しゃぶり、車の中でも…というように、暇さえあれば親指は口の中へ。二歳を過ぎた頃から軽く注意はしていましたが、全く聞き入れる様子はありませんでした。
先生や歯医者さんと相談して、奮闘する日々
歯並びのことも気になっていたので、いい加減本当に指しゃぶりをやめさせないといけない。
いつでも指しゃぶりしていたら、周りの子にも「汚い」と嫌な気持ちにさせてしまうかもしれないし、息子が傷つくかもしれない。そんな思いで、色々試行錯誤の日々が続きました。我が家が試した方法をご紹介します。
「ゆびたこ」の絵本を読む
指しゃぶりを辞めさせる定番の方法といえば、「ゆびだこ」です。これは歯医者さんにも進められ、すぐに試しました。
結果は、効果無し。「怖いから読まないで!!」と泣かれてしまいました。「指しゃぶりしてると、ゆびだこさんが○○くんの指にも出来ちゃうよ」というのは脅しているようであまり言いたくなかったので、一回読んだだけで封印となりました。
指しゃぶり防止の苦いクリームを塗る
これも定番の方法、口に入れても無害な苦いクリームを指に塗りました。
息子が指しゃぶりをしてしまう理由は「おいしから」とのことだったので、指がまずくなれば指しゃぶりをやめるのでは?と考えたからです。
息子に試す前に大人が舐めてみましたが、ほんの少しで舌がしびれるほど苦かったので、息子の指にはこっそり米粒大のクリームを塗りました。
結果は、効果無し。「まずい!苦い!」と泣きながら、息子は指しゃぶりを続けていました。泣きすぎて吐きそうになっていたので、クリームは封印しました。
お気に入りの絆創膏を親指に貼る
これも定番の方法です。アンパンマンの絆創膏や、お気に入りのキャラクターを描いた絆創膏を親指に貼り、「指しゃぶりすると指が痛くなっちゃうから、守ろうね」と声をかけました。
結果は、効果無し。何の躊躇もなく絆創膏を剥がし、指しゃぶりをしていました。
最終手段。それは、「モノで釣る!!」
ある日息子がおもちゃコーナーで釘付けになったものがありました。
それは「トミカワールド ダブルアクショントミカビル」です。大きなおもちゃは我が家では「クリスマスと誕生日だけ」と決まっているので息子は「次の誕生日これにする!」と言っていました。そんな息子を見て、私が何の気なしに
「指しゃぶりやめられたら、お祝いで買ってもいいよ…」
と呟くと、息子は目を輝かせて
「指しゃぶり、もうやめる!!」
と宣言。慌てて
「一日だけじゃないよ?寝るときも、テレビ見るときも、ずーっとやめないとダメなんだよ?今日は買わないよ?幼稚園の先生からも「もう指しゃぶりしてません」って聞くまで買わないんだよ?」
と念を押しても
「わかった!!」
と元気のいいお返事。正直、何も期待せずその日はおもちゃを買わずに帰宅。
結果は、なんと本当にその日から指しゃぶりをしなくなったのです!
約1ヶ月後、息子は晴れて念願の「トミカワールド ダブルアクショントミカビル」をゲットしたのでした。
まとめ
正直、「モノで釣る」という方法は最善ではなかったと思います。
息子は言葉がゆっくりで、話を内容を理解するのが少し難しいところがあり、「指しゃぶりをすると歯が変になるよ」などの説明ではピンとこなかったようです。本当なら、指しゃぶりが歯や体に与える影響をわかりやすく説明して、納得した上でやめてほしかったのですが、少々実力行使気味の方法になってしまいました。
今思い返すと、もうちょっと息子に寄り添った方法があった気もするのですが当時はとにかく「早く指しゃぶりをやめさせなければ」という思いで一杯で、視野が狭くなっていたことも事実です。何をしても指しゃぶりをやめられない息子に「愛情不足なのでは」と悩んで一人で泣いたこともあります。思い起こせば、子育てはこんなことの連続だなと感じます。
今ではもう指しゃぶりをやめた息子は「なんであんなに親指がおいしかったのかわからない」と言っていて、なんだか気が抜ける思いです。もし指しゃぶりで悩んでいる方がいらっしゃったら、こんな感じで指しゃぶりを辞めた親子もいるんだな、と心の片隅にでも置いておいてくれたら幸いです。