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受賞者直伝!まだ間に合う【夏休み自由研究・工作ネタ】探しのコツ教えます
「あー、お昼どうしよ…」毎日のランチメニューに悩む、インテリアコーディネーター通地陽子です。
そんな時は→<a href= "https://enfant.living.jp/mama/feature/1071237/ "> 【夏休みランチカレンダー】</a>が強い味方です!
夏休み終了も見え始め、焦っている方も多いんじゃないでしょうか…?
夏休みの工作・自由研究何すればいいのー?!って嘆いている方にぜひ参考にしていただきたいです。
テーマ選びのポイント
始める前のテーマ選びは、最も重要です。
始める前に方向性・目標をしっかり定めないと、途中で何をやっているか・何のためにやっているか分からなくなったり、ブレたりしてしまいます。
テーマ決めでおすすめなのは、日々子どもから聞かれる
【なんで?どうして?】の疑問や
家族から出る
【もー!何なの?!˘・з・˘)】のちょっとイラっとしたり不満を記憶や記録したりしておくことです。
ちょっと面倒くさい子どもからの
「なんで?どうして?」をすぐ答えられないから、一緒に調べるというスタンスでいると、疑問ストックを貯めやすいです。
私自身、話すこと・説明することが下手で苦手意識があります。
子どもにはできるだけちゃんと説明したい・間違った説明をしたくない気持ちもあり、
割と子どもからの疑問をすぐ記録する習慣があります。
身近なこと、子どもならではの視点からの疑問は、新鮮です。
参考までに、最近私の子どもから出た疑問は
・なんで血管が良く見える人とあまり見えない人がいるのか?
・あの雲(うろこ雲)はなんであんな形なのか?
・なつの雲は何でソフトクリームみたい(入道雲)なのか?
・空が紫になるのはなんで?
最近車からよく空を見るようで、直近では空に関する疑問が多めです。
どうにも見つからない方は、どうぞ上記の疑問を利用していただいて構いませんよ。
今年はオリンピックがありましたし、オリンピックに関しての疑問も、たくさんありませんか?
なぜ4年に1度なのか?
どうやって種目が決まるのか?
審査員はどうやって決めるのか…?
知らない事って大人でもたくさんあるわけで、その中で子どもが『今』知りたいと興味を持ったもの、身近なものが取りかかりやすいと思います。
中には、毎年同じテーマで少しずつ掘り下げていくという方もいます。
さらに夏だけでなく、年間を通して調査記録し続けたものをまとめる方も。
これはかなり根性と情熱が必要なので、
子どもの性格が大きく影響する部分です。
ただそれだけがんばれれば、そのテーマが好き・テーマに謎が多いというものです。ブレない感じが素敵ですね。
調べる学習の取り組み例
我が家のある千葉県袖ケ浦市は、【図書館を使った調べる学習】に力を入れています。
小学生は任意で、中学生からは必須の夏休みの課題です。
長女は小学校1年生から毎年取り組み、今年で8回目。
校内コンクール、市内コンクールを突破すると全国展に出品されます。
長女が全国展へ行けるようになったのは、小学4年生から。
その時勢に合ったテーマや成長段階に合ったものがおすすめです。
ちなみに長女が取り組んだテーマを順にご紹介すると…
⚫︎1年生【人はなぜ浮けるのか?】
1年生で泳げるようになり、体は大きくなり体重も増えて重くなったのに、なぜ水の中で浮けるようになったのか?
⚫︎2年生【お金のたび】
お金に興味を持ち始め、硬貨は額が大きいと大きさも大きいけど、50円玉が額の小さい10円玉よりサイズが小さいのはなぜか?穴がある無しの違いは何なのか?
⚫︎3年生【この黄色い道なぁに?】
普段何気なく歩いているけど、なんなのか知らない。ボツボツのある黄色の道が何なのか?道を辿りながら、マップも作りながら調べる。
⚫︎4年生【レジ袋有料化のなぞ】
レジ袋が有料化になった年。なぜ有料化になったのか?有料化になって変化したことは?
⚫︎5年生【消えた「はだいろ」のゆくえ〜人種差別って何?〜】
色塗りが好きで色鉛筆をよく使います。「はだいろ」って何気なく言ってたけど、古い色鉛筆には「はだいろ」ってあるのに、新しい色鉛筆には「うすだいだい」とある。何で「はだいろ」から名前が変わったのか?
⚫︎6年生【アナフィラキシーは他人事じゃない自分事!〜自分のアレルギー検査からその危険さを知る〜】
祖母宅に行き和室に入ると、鼻がムズムズするようになった。「アレルギーかも?」と母に言われアレルギー検査をしたのがきっかけで、アレルギーを調べ始める。
⚫︎中学1年生【コンポストで叶える SDGs12番目の目標】
母の雑誌のモニター採用のきっかけで始まった「コンポスト」運用。「コンポスト」が環境に良いようで実際にどれだけの生ごみが堆肥化するのか、毎日入れたものや量を記録し観察。それが今後どう影響するかを考える。
といった感じで、その時話題になったり興味を持ったりしたもので、子どもに合った難易度を見極めることは重要です。
良いテーマって言い方はあまり妥当ではありませんが、参考に選ばれやすいテーマとしては、
社会性・公共性があるものです。
ただ、既に選ばれて良い作品がある場合があります。そういったテーマはそれより上を目指すか、違う視点でまとめると評価が高いと思います。
工作・自由研究おすすめテーマ
工作のテーマは
身近なアイテムを使う(牛乳パック・ペットボトル・段ボール)
遊べる・使える・役立つもの
特に近年注目のリサイクル・アップサイクルなどを取り入れるのは、おすすめです。
自由研究
・環境(猛暑、異常気象)
・生活(買い物)
・SDGs(エコ)
・社会(教育・福祉)
・医療(体のこと・注射)
・夏ならでは(花火・動植物)
・国際的なもの
・公共性のあるもの
お子さまが何に興味があるか、何が好きかで決めます。
幼児や小学校低学年の子どもにとって、夏休み中に1つの作品を作り上げるには、かなり根性のいる作業です。
特に親のサポートが必要不可欠な時期でもあるので、好きな事・興味ある事から始めるのが、進めていく上で入り込みやすく流れを掴みやすいテーマです。
この子どもの興味を探ったり、誘導するには親の力量も必要です。
あまり物事に興味を示さない子も中にはいるかと思いますが、いかに【これすごい!】【なんで?不思議!】などのワードを使って子どもの興味を引かせる、何に1番食いつくかをしっかり見て、流れを作ってあげるのは重要だと思います。
日々の身近なところでの何で?どうして?のワードを貯めて、記録するのは1つの手です。
くだらない、知っていて当然と思いがちな疑問にこそ、子どもの興味が隠れています。
大人が当たり前と思うことや知っていて当然のことも、子どもは知らない分からない。
例えば
・何で雨が降るの?
・どうしてお腹が減るの?
・夏はなぜ暑いの?
・信号の赤はなぜ止まれ?
学校での課題以外にも、他のコンテストやコンクールに出品するのもやりがいがあると思いますよ。
そういったコンテストやコンクールは、いくつかまとめてくれたサイトがあるので、そこから探すのも良いと思います。
皆さんの夏休みが充実したものになりますように。