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合計16ヶ月の育休を取得した後のリアルな働き方の話
私は、長女が生まれた2020年4月に約6ヶ月の育休を取得し、2022年8月の長男(第二子)出産時に約10ヶ月の育休を取得しました。
最近、会社で「長期育休を取得した社員のその後の活躍」というテーマでヒアリングを受けたので、私なりに長期育休を取得した後の働く環境の変化(自分や周囲など)をどなたかの参考になればと、まとめておこうと思った次第です。良ければお付き合い下さいませ。
当時はまだ男性の育休取得率は1ケタ台の時期
2024年の今でこそ男性の30%程度は育休を取得する状況ですが、2020年当時はまだ約6%が約8%になった程度の状況で、男性が育休を取得するのはまだまだマイノリティな状況でした。
更に男性育休取得「率」は一ケタ台だった状況に加え、男性育休取得「期間」はもっと低い状況で、男性が育休を取得するの事態がそもそも珍しいのに6ヶ月以上取る人なんて「周りで見たことも聞いたこともない」といったレベル感でした。
6ヶ月育休で大きく変わった価値観
長女が生まれた際に取得した6か月間の育休は、私の人生・価値観に大きな影響を与えました。過去にブログにもさせて頂いているので、もしご興味あればそちらをご覧頂ければと思うのですが(※下にリンク貼っておきます)、一言で言うと、社畜のように仕事をしていた自分の人生において家庭より大事なものはない、といった価値観に変わった事です。
人によっては「家庭が大事なんて当たり前」という価値観の方もいらっしゃるかなと思います。ただ、新卒の入社時から今の広告代理店で「24時間働けますか?」の企業戦士として仕事第一に働いてきた自分にとって、育休を取り「仕事より家庭の方が大事」という考えになったことは、非常に大きな価値観の変化でした。
育休終了した後の働き方
6ヶ月本気で育児に向き合って一番思ったのが「育児は本当に大変である」ということです。慣れない1人目の育児というのも勿論あると思いますが、夫婦2人で見ていても1日中やることがあり、24時間365日常に気を張ってないといけない点などは、仕事より大変なのでは?と思う時が多々ありました。
だからこそ、育休から復職しても、朝晩の育児コアタイム(朝食~送り、お迎え~夕飯~寝かしつけ)はなるべく会議が入らないように調整させてもらい、育児コアタイムは2人で臨めるような体制を取るようにさせてもらっています。
幸い、現在勤めている会社が子育て世代への理解があったり、在宅勤務も他社に比較してかなり進んでいるので、なんとか上記のような働き方で周りには理解してもらえております。
ただ、当然、育児に時間を費やす分、相対的に仕事に使える時間は少なくなり、今までと同じパフォーマンスが出しづらくなっているのも事実です。自分の仕事に100%時間が使えた時よりも、少ない時間で成果を出すために自身の生産性を上げるチャレンジしている状況ですが、中々うまくいかない時も多々あります。
家庭優先で仕事をするという事の自分や周りへの影響
一言に「家庭優先で仕事をする」と言うのは簡単ですが、本当にこの考えで働いていく時にMTG時間を調整してもらったり色んな人に仕事を任せたりしなければならない状況が出てくるので、当然ですが周囲との関係性がとても重要になってくると思います。
上長や部下、関係者、取引先、あらゆる方々に多少なりとも迷惑をかけてしまうので、常に周囲へ感謝の気持ちを持ち接していく事、お返し出来るタイミングでお返し(可能な限り作業を引き取る、出来る時に余分に引き受けるなど)していく事、こういった日頃の些細な対応・態度が重要だと私は考えて行動してきました。
また、以前の仕事だけに時間を費やしていた時期より仕事に費やせる時間が減ることでパフォーマンスが下がり、評価がマイナスになる可能性がありますが、その低評価を受け入れるというのも重要かなと振り返って思うところです。
子供にとっては仕事より育児に時間を使ってくれる親が良い
自分なりに限られた時間でパフォーマンスを発揮していくために、夕飯の育児コアタイムを終えた後、別の部屋で仕事をしていると4歳の娘がやってきて言います。
「お父さん仕事しちゃダメ、一緒に寝ようよ」。
私なりに考えたベストは、仕事でも限られた時間でパフォーマンスを発揮して成果を出して、育児もコアタイム中心に一生懸命頑張る、の仕事と育児の両立だったのですが、子供からすると「仕事なんかしなくていいから自分だけに時間を使ってくれる親が良い」と考えるのは当たり前ですよね。。。この仕事と家庭のバランスに悩む日々です。
さいごに…
育児や家庭の優先バランスは正解は無いと思いますし、子供の年齢や周辺環境で変わっていくものだと思います。
その時なりに自分の納得したやり方で進められたらなと個人的には思うところです。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!