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知らないと危険!かぶれ・大怪我に注意が必要な雑草!
※柏市役所さん、国立環境研究所へ掲載の許可、画像の使用許可をとっております。
突然の問い合わせにも関わらず、ご丁寧なお話してくださった事と掲載を快くご承諾いただいた事、本当に感謝しております。
こんにちは !フリーアナウンサーの玉木彩香です♪
暑い日が増えてきましたね。
暑くなると、雑草がぐんぐん伸び始めますよね??
レンゲ、シロツメグサ、オオイヌノフグリ、たんぽぽ・・・
なんてのは小さい頃から定番の雑草ですが、
最近、このお花みかけませんか?
このお花・・・・・・実は雑草なんです!
これ、私達が子供の頃にはあまり見かけませんでしたよね・・・?
実はこの雑草、触るとかぶれる可能性があるんです((((;゚Д゚)))))))
他にもこんなお花や
こんなお花
こーんなお花まで。
全部が危険という訳ではないのですが、
全て外来種です!!!!
まずは基本から。外来生物と特定外来生物の違い
外来生物とは、
「もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によって他の地域から入ってきた生物のこと」を指します。
実は、国内であっても
例えば最初は本州以南にしか生息していなかったカブトムシ。
これが人の手によって北海道に入ってきた・・・というのも「外来種(外来生物)」に当たるんです。
(但し、鳥が種を運んできたり、人の手以外で自然と運ばれてきたものはこの外来種には含まれないそうです。)
そして、昔から定番のシロツメクサも実は外来種!
シロツメクサの外来生物データベース
出典;国立環境研究所[https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80160.html]
外来生物が必ずしも全て悪いとはいえないのですね。
対して、特定外来生物は環境省のHPによると
「外来生物(海外起源の外来種)であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から指定されます。
特定外来生物は、生きているものに限られ、個体だけではなく、卵、種子、器官なども含まれます。」
引用;環境省HP
つまり何らかの害が認められて、法律で数を減らす事が決められた生物のことを「特定外来生物」という訳ですね。
特定外来生物について詳しくはブログor動画を見てくださいね♪
触るとかぶれるかもしれないお花「ナガミヒナゲシ」
触るとかぶれるかもしれない・・・というお花を紹介します。
それがこのすっごくかわいらしいナガミヒナゲシです!!!
ナガミヒナゲシの侵入生物データベース
出典;国立環境研究所[https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80080.html]
柏市役所のHPを見ると
「茎などを折ったり傷付けた際に出てくる乳液に触れると、手がかぶれる恐れがあるため、作業時はゴム手袋や軍手を着用してください。」
と書いてあります。
つまりお子さんが「かわいい〜」と言って摘んだりして乳液に触れると手がかぶれてしまうかもしれないんです・・・。
我が家の娘もナガミヒナゲシで花束を作ろうとしていました^^;
触ると縫い針のよう。生態系被害防止外来種「アメリカオニアザミ」
これ、今の時期(2022年7月1日現在)東京では花が咲き始め、大きなたんぽぽの綿毛のような種が飛んでいます。
うちの娘の幼稚園の近くでも・・・
→のところを見てください!!ざっと見ただけでも5つも「アメリカオニアザミ」がありました。
「とはいえ、雑草なんてたかが知れているんじゃ・・・?」
と思った方・・・。
私もそう思っていました笑
柏市役所の方に「大怪我する人もいるんですよ!!!」
と言われたものの、ごく一部だと思っていました・・・。
が、触ると分かります。
このトゲトゲの部分、試しに触ってみると縫い針がたくさん並んでいるくらい痛いです。
これはぶつかると絶対大怪我するし、お庭にうっかり生えてしまった時もかなり気をつけないと傷だらけになると思います。
柏市役所のHPにも
柏市役所アメリカオニアザミについて
「鋭いトゲがあるため革手袋等をつけて、草刈り鎌などで刈るか、スコップ等を使用して周辺の土ごと掘り返してください。」
と記載があります。
納得ですし、何より子供が触ると絶対危ないので近づけないようにしたいものです。
日本の在来種が海外で悪影響を与えることも・・・
日本で悪影響を与えている外来種を見ると、
「日本の在来種はそこまで被害を与えないのでは・・・?」
と思いがちですが、
実はわかめを食べる習慣がない国では日本由来の「ワカメ」が養殖や漁具などに損害を与える厄介者になっていたり、
「ニホンジカ」や「コガネムシ」など日本の在来種も海外で大発生して困っている事もあります。
日本だけが特別な訳ではないのですね。
最後に・・・
「アメリカオニアザミ」や「ナガミヒナゲシ」かなり色んな所に生えています。
公園の端っこや川原に生えている事もあるかもしれません。
うちの1歳半の息子は走ってすぐ転ぶし、好奇心が旺盛で色んな物を見に行くので、棘だらけの「アメリカオニアザミ」に飛び込んでもおかしくないです^^;
一人でも多くの方が危険な外来種を知って怪我を回避できますように・・・(>人<;)
フリーアナウンサー玉木彩香がお送りしました!
※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、HP等で最新情報の確認をしてください