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都心から1時間の大自然「秋川渓谷」は親子で楽しめる秋スポット満載
気がつけば10月も終わり、木々もうっすら色づき始め、本格的に秋を感じられる季節になりました。わが家では「秋らしい体験」を求めてこれから紅葉シーズンに突入する東京にある秋川渓谷(あきがわけいこく)を訪れました。親子で楽しめるスポットをいくつかご紹介します。
なお、撮影掲載許可いただいております。(秋川渓谷の紅葉の見ごろは例年11月上旬~12月上旬ころです。)
秋川渓谷とは
東京都あきる野市にある秋川渓谷(あきがわけいこく)は、都心から車で約1時間。同じ東京とは思えない緑豊かな大自然が広がり、近年は川遊びや渓流釣り、トレッキング、バーベキューなどが人気のスポットです。渓谷周辺の山々は、散策コースが充実して1年を通してのハイキングも魅力の1つです。
必ず訪れたい観光名所「石舟橋(いしぶねばし)」
全長約96メートルの吊り橋は、ドラマや雑誌にも度々登場しているスポット。遠目から眺める緑の木々と渓流の景色はとても美しく、橋と調和していました。
紅葉はまだしておらず、木々は青々としていましたが、紅葉する前のイチョウやカエデを見て、これからどのように色付いていくのか想像しながら、子どもたちと秋を探します。
橋の上では、止まったトンボをつかまえたり、鈴虫の鳴き声に耳をすませたり、周囲を散策しながらどんぐりや栗の木を見つけました。
●石舟橋
住所:東京都あきる野市乙津
電話:042-558-1111(あきる野市役所)
駐車場:十里木駐車場(25台/無料)
“日本の滝百選”に東京で唯一選ばれた「払沢の滝(ほっさわのたき)」
石舟橋から車で約10分ほどにある「払沢の滝」。江戸時代から景勝地として知られていた場所です。駐車場から滝壺までは歩いて約15分ですが、ウッドチップが敷かれ、整備されている道が続くので、子連れでも安心です。
道中はまるでジブリ映画の舞台のような神秘的な空間で、静けさのなかに勢いよく流れ落ちる滝の音が響き渡っています。
子どもたちは、迫力ある滝に大興奮。滝壺ギリギリまで近づき、座って滝の音や水しぶきを感じました。冬になると氷瀑も見られるそうです。
●払沢の滝
住所:東京都西多摩郡檜原村本宿5545
電話:042-598-0069(檜原村観光協会)
駐車場:払沢の滝見学者用駐車場(28台/無料)
冒険心くすぐる「大岳鍾乳洞(おおたけしょうにゅうどう)」
払沢の滝から車で約25分。東京都天然記念物に指定されている鍾乳洞です。全長約300メートルもの流さで、所要時間は約30分。受付で借りたヘルメットを被って出発します。
洞内は電灯が完備、道順も分かりやすく番号で示されているため3歳以上の子ならチャレンジできます。洞内に入ると、薄暗く肌寒くて、外とはまるで別世界。最初は2人ともちょっと怖いかも…と不安を口にして、恐る恐るついてきていました。
だんだん奥に進むにつれて探検家になったような気分で楽しくなってきたのか、気がつけば2人とも先頭に立って狭く入り組んだ洞内をどんどん進んでいきました。場所によっては大きな岩場を登っていくようなところもありますが、みんなで声を掛け合いながら無事にゴールまでたどり着いて達成感を味わうことができました。
●大岳鍾乳洞
住所:東京都あきる野市養沢1587
電話:042-596-4201
時間:9:00~16:00(最終受付時間16:00、季節や天候等により変更あり)
入場料:大人700円、小中学生500円、幼児(3歳以上)300円 (ヘルメットレンタル代込み)
定休日:木曜日(祝日の場合は休まず営業)
駐車場:あり(30台/無料)
締めはやっぱり温泉!「瀬音の湯(せおとのゆ)」
最後は、大岳鍾乳洞から車で15分の温泉施設「瀬音の湯」へ。こちらの温泉は、温泉総選挙2022年うる肌部門で全国第1位を受賞しています。紅葉シーズンには温泉につかりながら紅葉を楽しむこともできるのだそう。源泉かけ流しの温泉で露天風呂とサウナも付いていて、散策の疲れも取れました。
ちなみに最初に紹介した「石舟橋」と「瀬音の湯」は徒歩5分ほどです。
●瀬音の湯
住所:東京都あきる野市乙津565番地
電話:042-595-2614
時間:10:00~22:00(最終受付21:00)
入浴料金:おとな(中学生以上)1,000円、こども(小学生)500円、未就学児無料
定休日:不定休 (詳しくは公式ホームページをご確認ください)
駐車場:あり(135台/無料)
親子で秋を探しに出掛けてみませんか?