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小学校の【旗振り当番】は思ったより意外と楽しい保護者のお仕事。
こんにちは、岬です。
皆さんご存知だと思うのですが…子どもが小学生になると、「旗振り当番」というものが順番に回ってきます。
私が小学生だった頃は、旗振り当番なんてなかったんですよねえ。見たことなかったです。ホント。(これって世代によって違うのでしょうか??)そんな私も、今では、小学校の当番に参加していますよ。
朝、登校時に通学路に保護者が黄色い旗を持って立ち、「おはようございま〜す」と言って、車や自転車と事故を起こさないように子供達に道路を横断させる…
今では当たり前のように見かけますが、今日は、そんな旗振り当番について書いてみたいと思います。
旗振り当番、めんどうくさい?実は、学校によって色々違う
旗振り当番ひとつとっても、実は小学校によって少しずつ違うみたいで、ちょっと面白いです。
【当番の種類】
娘が通う小学校では、朝の当番が2種類あります。「バリケード当番」と「旗振り当番」です。
バリケード当番は、小学校の正門を中心に三か所の交差点にバリケードを立てることでその道路の車の出入りを止め、児童の登校をサポート。(封鎖されている道路の脇のお家の方のみ、車が通れる)旗振り当番は、通学路の指定場所に旗を持って立ち、車や自転車との事故を防ぎます。
「バリケード当番は無い」という学校もあるんじゃないかな?と思います。
【当番の回数】
うちの小学校の場合は、バリケード当番と旗振り当番を合わせて、年に6回程、順番が回ってきます。が、年に1〜2回くらいしか回ってこないところも。
学校の児童数によって保護者の数が変わるので、回ってくる当番の回数も違うんですよね。保護者が多ければ回数が少ないっていう。
【時間の長さ】
また、当番をやる時間も長いところと短いところが。友人の小学校は、「朝、旗振り当番の時間は10分もない」と言っていました。集団登校をしている学校なので、担当の通学路のグループが行ってしまえば、終了。
うちの小学校は、集団登校ではなく、子供達が個別に登校するので、当番として立っているのはだいたい30分弱ですね。
【順番の回し方】
…と、ここまでのところで、まるでうちの小学校の当番の負担が大きいように感じられますが…そんなに面倒ではないです。
というのも、当番の順番の回し方がとても楽なんですよ。
一般的には、自分の当番が終わったら次の当番の方の家まで旗を届けなきゃいけないとか、電話で連絡する…というやり方みたいなんですが、これって意外と面倒。次の当番の人が近所や知り合いならいいけど、知らない方だったら、家がどの辺か教えてもらったり、待ち合わせの場合は時間や場所を相談したり…という手間が。
小学校は幼稚園とは異なり、保護者同士で会う機会が少ないです。なので、ほぼ初対面の方に、いきなり電話して…というのはちょっとドキドキ。こういう手間&心理的な負担&時間を取られるわけです。
うちの小学校ではPTAさんがやりやすいように、その方法を変えたんですね。
お便りで自分の当番の日だけ伝えられるので、当日所定の場所に行きます。旗の受け渡しは不要です。
指定場所に、(区から許可を得て)旗の入ったボックスが設置されているので、当番の人はその旗を使い、終わったら、当番表に自分の担当の日付にチェックを入れ、旗をしまうだけ。
旗の受け渡しがないだけで、だいぶ楽になりました。
これは本当にPさんグッジョブです!!本当にありがとうございます。こういう当番って、上手に手間を省くとこんなに負担が軽減されるんだと感動しました。
◯◯の日は、子供達が××だから、早く終わる(笑)
ちなみに、私、この記事を書いている日の朝も旗振り当番に行ってきました。
この日は、いつもより早く当番が終わりました…!
旗振り当番は、7:55から始まって8:15まで。でも、いつもは終了時刻の8:15以降も登校する子がちょいちょいいるんですよね。そういう子も見てあげたいので、8:15を過ぎても立っていることが多いんですが…
この日は、なんと8:15ぴったりに終わった!!
なぜだと思いますか…?
↓ ↓ ↓
実は…、
遠足の日だったんです!!
まず、子供達みんな家を出るのが早い〜!
当番は7:55からなので、じゅうぶん間に合う時間に出たはずなのに、すでにリュックで登校している子がたくさん歩いていて、私が時間を間違えたのか?!と焦るくらい。
ドキドキしながら当番を始めると…
まず、いつもよりみんなしっかり挨拶を返してくれるんですよね(笑)
低学年の子なんて、普段は自動販売機の下をのぞいたり〜、街路樹の葉っぱをむしって遊んだり〜、ゆっくりゆ〜〜〜っくり歩いているのに、この日は、さっさと歩いてる!(笑)
そして私に話しかけてくる子もいつもより多かった!!(笑)
私の友達も、偶然、別の場所で旗振り当番だったんですけど、「いつも無表情な高学年の子に”お弁当持った〜?”って話しかけたらニコニコしてた」と言ってました(笑)
いつもより5分早く学校に来るように指示があったらしいです。が、それに加えて、子供達みんな、ウキウキしている様子が見てわかり、早く遠足に行きたいのかな、という感じでした。それで、旗振り当番がサクッと終わったのかな?と。
ってか、早く遠足に行きたがってる子供達、かわいい!
本当にかわいい!!
旗振り当番をしていると、子供達のそういう素直な部分を見られて、楽しかったりします。
「あなたのお子さんもいずれ小学生ですよ?」or「あなたも昔は小学生でしたよね?」
でも、楽しいだけじゃなくて、道路に立って交通指導をしているわけなので、ヒヤッとしたり、イラッとすることも、多少、ありますね。
先日、小さなお子さんを自転車に乗せた方に、ため息をつかれてしまいました。小学生が横断しているときに、その方がちょうどそこを通りたかったんですね。
きっと早く園に行きたかったんですよね。わかります。朝は誰だって忙しいから。園に着いてからも子供の支度とかしなきゃいけないし、大変ですよね。
((でも、あなたの自転車に乗っているお子さんも、あと何年かしたら小学校に通うわけで、そうしたら、同じ立場になりますよ…。))
あと、自転車や車で猛スピードで突っ込んでくる人も結構、います。小学生と小学生の隙間を縫ってさっさと通りたいのだろうと思います。
遅刻したくないですもんね。急ぎたい気持ち、わかります。
((でも、小学生だけじゃなくてあなたも危ないです…。もし万一、事故になったら遅刻どころじゃないですよ…。))
旗振り当番は、小学生が事故に遭わないように一生懸命ですけど、それだけじゃなくて、旗振り当番がいればそういう人たちも事故の確率は減るんじゃないのかな?と思います。(少なくとも小学生との接触事故は。)
それに、今は小さい子もいずれ小学生になるし、今、通勤通学している人も、昔は小学生でしたよね。
朝は、みんな忙しくて大変だから、お互いの立場を理解しあってお互い思いやりを持てたらいいのかな…と思います。
それは、もちろん旗振り当番をしている私にも言えることです。
旗振り当番をしていて感じることですが(特に私が担当しているのは信号のないところなので)、車や自転車の方をお待たせしないで通ってもらえるときもあるけど、タイミング的にうまくいかなくて待ってもらうことってありますよね…?
なので、私はそういう方々に、できるだけ声をかけたり(”すみません〜!”とか”待って下さってありがとうございます〜!”とか)、挨拶をしよう!と決めています。
旗振りに必死で、できないことも多い(すみません…)ので、頑張らないといけないんですけど…。
急いでいる人を待たせることもあるので、そのくらいちゃんとできたら、お互いの気持ちが少し違いますよね。
子どもたちが元気で登校していくのは嬉しい
朝の旗振り当番ひとつとっても色々なことがあります。雨の日や寒い日、暑い日、お弁当の日などはちょっと面倒だな〜と思うことも正直、あります。
でも、当番をやりやすいように改善してくださる方々も多いし、別の日には他の方が通学路で子供達を見守ってくれていたりするわけです。
子供達に「行ってらっしゃい〜」と声をかけてくれる地域の方々や、気遣いながら車を運転してくれる方々も多いわけです。
子供が登校する、それだけのことなのに、たくさんの人が関わっていて、無事に学校での一日が始まるんだなあ、と思うとありがたいですね。
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